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俺が転生かよ

気が付いた

生きてる、夢だったのか

そんな思いが駆け巡る

しかし、目の前には満天の星

トラックねえじゃん!


目の前には木の枝が見えてその間から星が見える

何処だここは、てか体重いし

あー仰向けに寝てるんだな

なんで体が重くて動かし難いんだろ


首を上げて、腹を見ると栗鼠、栗鼠栗鼠

首を回すと、タヌキ、タヌキタヌキ

反対に回すと、狐、狐狐

さらに首を上げると、股の間に猿だぜ

足元には鹿の親子がいる


なんだ俺は暖房器具なのか?

無理矢理起き上がって、周りを見回すと死ぬんだなって思った

熊だよあれは熊だよな、しかも家族みたいなのが3匹

狼ってのあれ?、犬のでっかい奴それも家族つうか群れだろ


何か?栗鼠や狸や狐や猿は熊や狼に追われて俺にしがみついてんの?

一緒に食われれば怖くないってか?


袖口から肩にかけてなんか動いてるし

襟元から出てきたのは蛇じゃねえか!


出てきて戸愚呂巻いて和んでんじゃねえよ!

股の間の猿なんて、ウサギ抱いてるし…


つうか、熊も狼みたいなのも襲って来ねえし

どうなってるんだ  なんて考えてたら栗鼠が寄って来て

頭に乗りやがってキュッキュ鳴いてる

その鳴き声に合わせてみんな鳴き始める


 喧しいんじゃ 食っちまうぞ

 食われるのが先だろうけど


まあ、どうやら襲われて食われることは無い感じはする不安だけど

つうか、なんで俺の周りに集まってるんだろ?

いや、ここは何処なんだ

こいつらに聞いてもダメだろうな、何言ってるか分からんし


狸のやつなんて、前足揃えて震えてるしウサギは目ウルウルさせてるし

何なのコイツら?


そのうちに熊の奴がのそのそと寄ってきやがった

これは食われる、ヤバいじゃねえか


熊は近くに来ると伏せの態勢になり


ゴファと叫ぶ


すると周りの木の中からさらに数倍の動物達が現れた

どんだけいるんだお前ら

 何言ってるのか分からないが大丈夫そうだな 

 どうせ死んでるんだったし、痛いのは嫌だけど

 せめて何言ってるのか分かればなぁ


なんて考えてたら、目の前が暗くなって

見えるようになったら、さっきの蛇が首に巻き付いてきた

巻き付いて鎌首を目の前に持ってきて口を開けた


なんか飛んでくるかと用心したら

お辞儀するように何回も鎌首を上げ下げしてる


いきなり頭の中に声が聞こえて


「主様、我らの声が聞こえますか?

 どうぞお言葉を聞かせて下さいませ」


いあ、たまげた吃驚した

何処から声がすんのってキョロキョロして上下左右見回したけど

声の出どころは無い


さらに頭を捻ってたら


「主様、どうぞお言葉を下さいませ」


どうやら頭の中に直接響いてくる様な感じ?


誰だ、話しかけてきた奴は と声に出して見ると


蛇以外は、まさに平伏っての?

何だこの状況は?


さらに頭の中に声がする


「ああ、主様有難う御座います

 我等、一同主様に忠誠を尽くさせて頂きたく

 馳せ参じました

 主様の御休息を妨げ、誠に申し訳ありませんでした」


訳分からん

つまり何だ、こいつらの言葉が理解できるって事でOK?


「主様、言葉を話せる動物は殆どおりません

 私は蛇族の長をさせて頂いております

 長い年月で念話が出来る様になりましたので

 代表で主様にお声を掛けさせて頂きました 

 他のモノたちは主様の体から滲み出る神気によって集まってきたのです」

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