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魔法使いの苦悩-ADVENT-~闇の聖女と光の魔王~  作者: 黒緋クロア
第一章 Get back the holy woman[聖女を取り戻せ]
2/32

再会と別れの季節 1

桜舞う春……高校に入学し、仲間たちと出会った。



 太陽が眩しい夏……世界を救う戦いを経験した。



 風の心地よい秋……体育祭や文化祭で、学校生活を楽しんだ。



 息も凍るような冬……仲間との再会と、大切な人との別れが……オレを待っていた。









 その日は、本当に……身も、心さえも凍りついてしまうような、寒い日だった。




「梨紅っ!」


 彼の仲間たちしか居ない、小学校の運動場……一真はそこを、梨紅の名を叫びながら全力で駆けていた。


「大丈夫っ!」


 一方、漆黒の触手に右腕を捕縛された梨紅は、一真に言いながら……左手に持つ退魔刀、"蒼姫・華颶夜"で触手を斬りつける。


 退魔刀によって魔力を吸われた触手は、その存在ごと消える。だが触手は、空中に空いた"黒穴"から、無数に飛び出していた。


「キリがないけど、華颶夜があれば……」


「違うっ! そいつらの狙いは梨紅だ!」


「……え?」


 梨紅が首を傾げると、触手が一斉に、梨紅に向かって飛んでくる。


「"天使化"!」


 梨紅の髪が伸び、蒼色に染まる。体内の退魔力を増大させたのだ。


 梨紅は高速で華颶夜を振り回し、触手を切り裂いていく。そんな中……


「"聖魔の名の元に……我に仇なす物を撃ち抜け"」


 一真は魔法を詠唱しつつ、魔法陣を生成する。そして……


「"ディバイン=ブレイカー"!」


 魔法陣から、極太の退魔力の光線が放たれた。


 光線は一直線に黒穴を目指し、光線に触れた触手を消し飛ばしながら進む。


 黒穴に直撃した光線は、黒穴ごと触手を消し去った。



「まったく……結局、一真が決めちゃうんだから」


 梨紅は呟きながら、天使化を解き、華颶夜を鞘に収める。すると……


「馬鹿っ! まだ終わってな……」


 一真が叫ぶが、その言葉は途中で止まらざるを得なかった。


「なっ……」


 梨紅の背後に、突如……黒穴が現れ、そこから飛び出た漆黒の触手が、梨紅の身体を捕縛したのだ。


 一真は全力で駆けた。魔法を使う時間は無い……今にも梨紅が黒穴に引きずり込まれようとしているのだ。


「梨紅っ!」


「ちょっ、嫌! 一真ぁ!」


 梨紅が一真に手を伸ばす。一真も、梨紅に向かって手を伸ばす。


 2人の手が、今正に触れ合おうとした、その時……梨紅の身体は黒穴の中に消え、黒穴も、その姿を消した。


「梨っ……ぐあっ!」


 勢い余って、一真は豪快に転んだ。頬を擦りむき、口内に砂が入り、だが一真は動かない。


 ただ、両目を限界まで見開き、信じられない……信じたくないと言った表情で、地面を見つめていた。



「……ど、どうなったんだ?」


 一真から少し離れた場所で、黒髪短髪の少年、川島暖が焦りを隠さず言った。


「嘘でしょ……」


「梨紅が、消えちゃった……」


 背の低い、茶髪長髪の少女と、背の高い黒髪長髪の少女……凉音愛と山中沙織が、驚愕に目を見開きながら呟く。


 その場に居る残りのメンバー……メガネを掛けた黒髪短髪の少年、桜田正義。ツインテールの少女、重野恋華。金髪短髪の少年、進藤勇気。小柄な黒髪の少年、寺尾豊は、何も言えず、呆然と一真を見つめていた。




「……嘘、だろ?」


 そう呟きながら、一真は立ち上がる。


「"真眼"っ」


 一真は自らの左目に宿る、真実を見つめる瞳……"真眼"を発動させる。


 知りたいのは、梨紅の居場所……だが、真眼を使うまでも無いだろう。黒穴が通じている場所を、一真を始め、この場に居る全員が知っているのだから。


 それは、魔界……魔王が統べる、魔族と魔物の世界。


 案の定、一真の真眼に見えたのは、黒穴が現れた時に発生した魔力の痕跡だけだ。それには、梨紅の退魔力も混じっていた。


「……梨紅が、魔界に……」


 一真の呟きは、暖たちにも聞こえていた。そして彼らは、これから一真が行うであろうことを、容易に想像出来た。だから……


「やめろ一真っ!」


 正義が叫ぶと同時に、全員が一真に向かって走り出す。だが……


「……"紅蓮化"」


 一真の行動開始には、間に合わなかった。




 一真の髪が、緋色に染まる。元々、彼の前髪の一部が緋色なのだが、それが残りの黒髪を侵蝕して行くように、拡がって行く。


 更に、髪が伸びる。仲間内で最も長身である一真の足元まで伸びる。緋色の長髪の出来上がりだ。


 その変化の全ては、彼の持つ魔力の量が原因だ。本来は抑え込んでいる、普通の魔法使いの"数万倍"の魔力を解放したのだ。


 解放した理由は、言わずもがな……


「……取り戻す」


 一真の言葉と同時に、一真の身体から溢れた魔力が、辺りに広がって行く。


「きゃっ!」


 恋華が悲鳴をあげる。あまりの魔力に、一真に近づけなくなったのだ。いや、むしろ……


「ぎゃぁ!」


 暖が吹き飛ばされた。近づくどころでは無い。


「落ち着け一真っ! お前、"委員会"に"警告"されてるだろうが!」


 勇気が叫ぶが、その声に反応した一真が、勇気を睨み付ける。



「……警告が、どうしたって?」


「どうしたって、お前……"一定以上の魔力等の放出は、世界の魔力バランスに悪影響を与えるから禁止する"って、"あいつら"が……」


「知るか、んなもん。オレは梨紅を取り戻しに行く」


 勇気から視線を反らし、一真は言った。それを聞いた勇気は、ため息を吐き、一真への接近を止めた。


「子供か、お前は……まぁ、神であるオレからしたら? 魔力バランスなんかどうでも良いけどな」


「正確には、候補だろ? まだ神様じゃないんだからな」


 得意気な勇気に、正義が冷静に呟く。彼も勇気と同様に、一真に近づくことは諦めたようで、踵を返し、ゆっくりと後退し始めていた。


「ちょっ、まー君! カズ君止めなくて良いの?」


 恋華が言うが、正義はそれを鼻で笑う。


「1度は止めようとした、しかし止められなかった」


「"あいつら"への言い訳には十分だろ」


 正義と勇気が言うと同時に、全員が一真の魔力から離れる。


「まぁ、止めるつもりなんて元々無いけどね」


「……止められるとも思ってない」


「私なんかむしろ、一緒に付いて行きたいぐらいよ」


「なぁんだ、皆も本気じゃなかったんだ」


 沙織、豊、愛、恋華が口々に言う中、吹っ飛んでいた暖が戻って来る。


「……オレ、吹っ飛び損じゃね?」


「いやいや、この中で1番、一真を必死に止めようとしてた"ように"見えたぞ」


「すばらしい演技ね」


「演技じゃないよ! ガチで吹っ飛んでたんだよ!」


 暖が騒ぐ中、一真の方で動きがあった。


「……紅蓮・華颶夜姫」


 一真が右腕を真横に伸ばすと、手の平に魔法陣が現れ、そこから緋色の大剣が飛び出して来る。


 一真はそれを掴み、自分の正面まで持って来て、左手を大剣の側面にかざすと、魔法の詠唱を開始する。


「"彼の剣に、時空を切り裂く力を宿せ…"」


 時空転移魔法。一真の詠唱している魔法の名称である。一真の居る"人間界"と、"魔界"の間に存在する壁を壊す為の魔法だ。


「"異世界を越える術をもって…"」


 ちなみにこの魔法は、『不可能な魔法』とされる魔法の1つであり、誰もが使える魔法では無い。一真は膨大な魔力を持つが故に、使用できるのだ。だが……


「そこの魔導師! 詠唱を止め、速やかに魔力を抑えなさい!」


 それだけ膨大な魔力ならば、見つかるのも当然と言えよう。



一真は詠唱を中断し、声のした方……上空を見上げる。


 そこに居たのは、黒い仮面を被った、男か女かもわからない、黒装束の……


「……お前、"あおい"だろ」


 一真が言う。どうやら彼には、正体がわかっているらしい。


「……さすがにバレる?」


 言って、彼女は仮面を外す。すると、茶髪のショートカットが現れる。


「異空間管理委員会、防衛局魔導隊、Sクラス魔導師、真神あおいです」


「知ってんよ、つい1週間前にオレを襲った犯人だもんな」


「……だから、ごめんってば!」


 そう言って、あおいは顔を膨らませる。その顔は、一真の知っている、小学生時代の彼女の物だった。


 だが、今の彼女は一真の知っている彼女では無い。


 一真が、彼女の世界……ヴェルミンティアから帰って来て4ヶ月。久々に会った彼女は、一真の1つ下の年齢まで成長していた。


「悪いと思ってんなら、今日は見逃せ」


「そういう訳にもいかんですよ、仕事ですから」


「職務怠慢、バンザイ!」


「いやいやいやっ! 何言って……」


「"我を彼の者の世界へいざなえ……クロス=エクシード・ザン……"」


「カズ兄っ!」


「何だようるせぇなぁ! ほっとけよ!」


 一真が叫ぶ中、あおいの同僚が続々と集まって来る。


「……一真、さすがにヤバいんじゃね?」


「いや、一真を止めたいなら魔物1万匹は用意すべきだと思うぞ」


『あぁ……まぁ、そっか』


 正義が暖に言うと、全員が納得する。一真が包囲されるのを、彼らは遊具から見物していた。


「……マジ、今回は手加減とかしないぞ」


 魔導隊員たちを見回しながら、一真はあおいに言った。


「へぇ……先週は手加減してたんだ?」


「あぁ、まぁ……する気なんか無かったんだけどな? とりあえず今回は、1週間は目覚めないつもりで居てくれ」


 言って、一真は両目を瞑る。


「"詠唱中断、保存"……"魔法方式をラステバ・エルディラ式に移行"……"魔力具現式にプログラム変更"」


「……な、何してるの? カズ兄?」


 あおいの顔がひきつる。明らかに、一真の魔力に変化が起こっていたのだ。


「……何、これ」


 一真の放出した魔力に、ノイズが走った。



「確かにお前は、ヴェルミンティアで4年間、みっちり魔法について学んで、強くなったよ」


 一真が言うが、あおいはそれを聞いてはいない。目の前で起こっていることに、驚愕せずには居られないのだ。


「こっちの世界に比べたら、ヴェルミンティアの時間の進み方は何倍も早い……実際、オレがヴェルミンティアから帰って来てまだ4ヶ月だしな」


 一真が言葉を続ける中、一真が放出している魔力が、明らかに異様な変化を見せていた。




 魔法としてではない、魔力の具現化。




 いくら膨大な魔力でも、魔法という一種の"ルール"無くして、物理的な防御は出来ない。せいぜい、一般人が吹っ飛ぶ程の、凄まじい威圧感を与える程度だ。


 だが、今の一真の魔力は、その"真理"と言える事象を覆していた。


「……魔力が、物質化してる」


 あおいが呟く。一真の魔力の一部が、巨大な生物の腕に変化していた。


「おっ、よくわかったな」


「何で……魔法を使わずに、魔力を具現化なんて……」


「出来ないよな? ヴェルミンティアでも、もちろんこの世界でも」


 言いながら、一真はニヤリッと笑う。この世界でも出来ないと言いつつ、一真は実行しているではないか。


「この4ヶ月……オレもそれなりに、場数は踏んでたよ」


「……そっか、"異世界の技術"ね?」


「御名答」


 顔をしかめながら言うあおいに、一真は涼しげな顔で答える。


「ヴェルミンティア、アルケファイラ、ラステバ・エルディラ、メフィカンタ、サイノメ、アン・ネックルサイフォ、そしてこの世界……」


「7つの世界、7つの魔法ってこと?」


「いや、1つの世界に複数の魔法形式があるところもあったから、10形式はあるな」


「納得……今のカズ兄、昔以上の化物なんだね」


 あおいは、諦め8割といった感じのため息を吐く。


「……だけど、職務だからね」


 あおいの目の色が、変わった。真剣な目付きで一真を見据え、詠唱も無しに、手元の魔石、ファナユフィを杖に変化させ、一真に向ける。


「放出魔力の軽減が確認出来ない為、魔力放出元の魔導師は、委員会からの警告を無視した物とみなし、拘束します」


「悪いけど、速攻で終わらせるぞ」


 言って、一真は右腕を上斜め後方に振り抜く。すると、魔力で出来た巨大な腕が同じように動き、その方向に居た魔導隊員数名を裏拳で殴り飛ばした。


「考えてみるとさ、あの"真眼"ってやつは、一真にだけは持たせちゃいけない物なんじゃないか?」


 巨大な腕を振り回し、魔導隊員を殴り飛ばす一真を眺めながら、暖が呟く。


「見た物の真実……構成とかを、言葉通り、全て解析する瞳……か」


 沙織が呟いた内容。一真の持つ特殊な瞳について、彼女たちが知っていることはそれで全てだった。


 だがそれは、真眼の能力の1割も説明出来ていない。


 真眼とは、『五感で得た物を、考える力で分析し、答えを導き出す能力』であると言われている。


 本来、全ての人間が持っている力なのだが、一真は、人一倍その力が強いのだ。


 だが、その説明が正しかったのは、何ヶ月も前の話。正義たちは、今の真眼を知らない。


 今の真眼は『世界のあらゆる知識を引き出す端末であり、その情報を脳に直接流し込む』物だ。つまり……


「左斜め上の2人、ヴェル式風属性とヴェル式火属性魔法の混合狙いか……」


 一真が呟く。敵の使用途中の魔法さえ、真眼には威力、属性、発動原理といった構成が写り、加えて対処法の知識も頭に入る。


「……ラステバ式の攻撃で十分か」


 言って、一真は左手を振り上げる。すると、魔力製の巨大な左腕が振り上がり、魔導隊員2人を真上に打ち上げる。


「……マジかよ、どんどん集まって来るじゃん」


 一真が顔をしかめる。魔導隊員が、時間を追うごとに増えていくのだ。


「総動員してみました」


「ふざけんなよ! 急いでるってのに……」


 ニヤリッと笑うあおいに、一真は顔をしかめる。


「……逃げるか」


 一真は呟き、ポケットから携帯電話を取り出した。


 携帯電話を取り出した一真を見て、正義たちは首を傾げる。


「携帯電話を使う魔法なんて、あったか?」


 勇気が問うが、誰も応えない。正義たちはそのまま、一真に視線を向け続ける。


 一真は、右手を高速で動かし、目の前に魔法陣を描いていた。そして、完成した魔法陣に携帯電話を向け……


「あっ、写メった」


「何故に魔法陣を?」


 愛と暖が呟く。そんな中、一真が横目でチラッと、正義たちに視線を向け、ニヤリッと笑った。


「……ん? カズ君、今……」


 それに違和感を覚えたのは、恋華だけだった。そして、次の瞬間……


『あっ、メールが……え?』


 7人の携帯電話に、同時にメールが届いた。差出人は、もちろん……


「あいつからじゃねぇか」


 勇気が携帯電話から顔を上げ、一真に視線を向ける。一真はまだ、携帯電話をいじっていた。


「……なんだってんだ」


 呟き、携帯電話に視線を戻した勇気は、受信したメールを開く。メールの内容は、たった1行……


『寺尾神社へ……?』


 全員が呟いた、その時だ。添付ファイルが、勝手に再生され始めた。


 そのファイルは、一真が写メった魔法陣の画像。そして……


「うわっ!」


 暖が、画像の魔法陣の中に吸い込まれた。


 それを引金に、正義たちも画像の魔法陣に消え始め……


「……寺尾神社へ!」


 一真も、自分の携帯電話に送っておいたメールを開き、画像の魔法陣に吸い込まれた。


 辺りに広がっていた魔力も、一真を追うように携帯電話に消えて行く。


「なっ!」


 その光景に、あおいは絶句する。


 久城一真は、魔導隊員の包囲の中、楽々と逃走に成功したのだ。


「さっ、捜して! 探索魔法を使用しなさい!」




「……ここなら、探索魔法を使われても大丈夫だ」


 まるで、あおいの叫びが聞こえたかのように、一真は呟く。


 既に魔力は体内に戻し、紅蓮化も解いていた。


「確かに、うちの神社には結界が張ってあるからね」


 豊が言った。豊の実家である寺尾神社は、魔物の侵入を防ぐ防壁が張られているのだ。


 よって、魔法効果も極力受け付けない。だが……


「なんで、オレたちは魔法で入ってこれたんだ?」


 正義が首を傾げる。それに、一真が即答した。


「結界の中に、オレの魔力残してあるんだ。そこに自分の魔力さえあれば、オレは何処にでも入ることが出来るんだよ」

「なるほど……だが、携帯電話で魔法陣と、発動に必要な"魔力"を送るなんて、お前は相変わらず面白いことを考えるやつだな」


 言いながら、正義がうっすら微笑む。


「カズ君、私と一緒に怪盗やらない?」


「しない」


 どさくさ紛れの恋華を一蹴し、一真は仲間たちに向き直る。


「わかってるとは思うけど、梨紅が魔界に拉致られた」


「お前1人で助けに行くって言うんだろ?」


 呆れたような顔で、暖が言った。


「あぁ、皆には退魔をお願いしたい」


「それは良いけどさ、どうすんの? 結界の外で、魔界に行く魔法は使えないでしょ?」


「カズ君、目ぇ付けられてるもんね」


「ちなみに、結界の中であんな魔力使われたら、結界が持たないよ」


 愛、恋華、豊の言葉に、一真は頭を抱える。


「……あおいたちさえ、居なければなぁ」


 一真は呟き、空を見上げる。ほんの1週間前だ、彼女たちが現れたのは……


ちょうど今日のような、雲の無い星空の日だった。

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