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6話 失笑
「なるほど、【過去】・【今】・【未来】ってことか、、、」
なるほど、なるほど
俺は理解した。
いや、理解してしまった。
そもそも、反論する場所が間違えていた。
なんとも滑稽、なんとも愚か、悲しいことだ、、、、
でも、気づけた。
自らの過ちに、気づくことができた。
危ないところだった。
全く、親友も人が悪い。
そんな遠まわしに指摘しなくても、直接教えてくれたらよかったのに。
まぁ、気づくことができたんだ。上出来だろう。
きっと親友も俺が気づくと見越して、遠まわしな指摘をしたんだろう。
俺を信じてくれたんだ、そして俺はその期待に応えた。
だから、それに気付いた俺に親友は微笑んで、、、、、、、、、
いなかった。
いや、寧ろこの表情は、、、、、、、、、、
そして、俺は放たれるであろ親友の言葉に覚悟を決めた時、
予想通りの言葉を親友が放った。
「、、、何言ってんだ、神流(笑)」
そう、返ってきたリアクションは失笑だった。