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4話 理解

「お前、学生の時に試験中はゲームを【封印する】って言ってなかったか?」


言った、言ってやったぞ!!!

親友の顔に動揺が走る。

長年の付き合いだ、表情の変化で何を考えているか手に取るようにわかる。


勝った…。

俺は絶対的な勝利を確信した。

策士策に溺れるとはまさにこのこと!!


過去の自分の言葉は変えられない、変えられるのは今の自分だけだ。

いかに親友といえど過去を【なかった】ことになどできないし、できるわけがない。


【封印する】この言葉は日常で使うありふれたものであると認めるしかない。

なぜなら、認めなければ自らを中二病患者であると公言しているようなものだからな!!!


さぁさぁ親友よ

なんと答える?

この絶望的な状況の中で一体何を見出す?


さぁさぁ!!!!!

答えてもらおうか、親友よ!!!

いきいきしながら親友の返答を待つ


が、


俺は一瞬親友が何を言っているのか理解できなかった。



「あぁ、言ってた言ってた(笑)」


そう、自らの発言を認めたのだ。


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