3話 反撃
「神流…中二病を辞めるじゃなくて【封印する】と言っている時点で十分中二病だよ」
俺の身体に、意識にカミナリが落ちたような衝撃が走った。
今、親友はなんと言った?
・中二病を辞めるじゃなくて【封印する】と言っている時点で十分中二病だよ
・辞めるじゃなくて【封印する】と言っている時点で十分中二病だよ
・辞めるじゃなくて【封印する】
・辞めるじゃなくて
なんということだ。
そう言われると確かにそうだ。
【封印する】なんて言葉日常生活で使わない…。
やられた…
これではまるで言葉のチョイスが無意識レベルで中二病に侵されているみたいじゃないか。
いや、待てよ…【封印する】っという言葉は本当に使わないか?
使うかも知れないじゃないか、使っているかも知れないじゃないか、
思い出せ、過去の記憶を、記録を、、、、
絞り出せ、全ての出来事を、、、、、
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、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、思い、、出した、、、
俺は思いだした。
俺は頭を回転させ、過去の記録を、記憶を呼び起こし、絞り出したのだ。
くっくっく、後は親友に伝えるだけだ。
「おいおい、そんなことないだろ(笑)」
俺は冷静を装い、【今指摘受けたことは考えてましたよー】アピールに入る
「えー、そんなことあるよ。【封印する】なんて言葉一般人は使わないよ。」
親友が否定に入る。
やはり否定に来たか、だが甘いぜ親友
その否定は想定内だ。
むしろ否定してしまったが上にお前はその業から逃れることはできなくなった。
さぁ、始めようじゃないか、、、楽しい、楽しい宴を
そして俺は宴の開始を告げるため、親友に反論を言い放った。
「お前、学生の時に試験中はゲームを【封印する】って言ってなかったか?」