2話 反論
「無理だろ(笑)」
・・・・・・・・・・・!!!!?
親友の言葉が理解できない。
こいつは今、何て言った?
無理だろ?
しかもご丁寧に失笑付きだ。
こいつは俺のすることを否定する奴じゃない。
こいつとは幼稚園のころからの腐れ縁で、
「幼稚園、小学校、中学校、高校、大学」と、かなり長い付き合いだ。
しかも、幼稚園から高校までずっと同じクラスで違うクラスになったことは一度もない。
そんな親友が、だ
俺を否定することなどあり得ない、つまり考えられるとすれば…
「お前、偽物か…」
「本物に決まってるだろうが!」
おぅ…で、ですよねー
「てか、無理だろ(笑)ってどういうことだよ!」
「そのままの意味だけど…」
そのままの意味だけど…だと
「説明してくれ、折角俺が固い決意をしたというのに納得できん」
「えー、気づいてないのかよ…」
「何がだ?」
「はぁ…」
溜息…だと……
馬鹿な、溜息をつきたいのはこっちだというのに!!
クソ、全然理由がわからん。
俺は親友の考えをトレースしようとしたが一向にできなかった。
うーーーーーん、わーかーらーんーーーー
俺が唸っていると、親友が驚くべきことを告げてきた。
「神流…中二病を辞めるじゃなくて【封印する】と言っている時点で十分中二病だよ」
……………………あ、