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戦場・1

かなりやばいっす。少なくともR-17.9999かな?


そういうの無理な人はブラウザバックならぬページを閉じて‼︎

今日は待ちに待った町への行商。


父さんが仕留めて燻製にした鹿肉を売りに出た。


「アイン、大丈夫か?」

「これ位なら問題無いよ?」


まぁ、普通の人なら無理だろうな。何せ今俺の担いでいる鹿肉の燻製は総重量九十キロ。それを軽々と担いでいるのを見るとやっぱりそういう顔になるよな。


だってまだ七歳だし。


「父さん、早く街へ行こう」

「そんなに本屋に行きたいのか?」

「うん」


あたぼーよ!本さえあれば何でもできる‼︎この名言を知らんのか⁉︎俺も知らんけど。


道中他の村の人に会ったりしてお菓子をもらったりしながら街へと進む。


そして着いたーーーー!街‼︎来たよ?俺の時代キタァーーーーーッ‼︎


ああ、麗しの本達よ!待っていろ!


「待て待てアイン!コラ!売り物を売ってから行きなさい」

「父さんが売るのを手伝うんでしょ?父さん、僕が居ると仕事しないじゃん」

「ゔっ‼︎」

「この前なんか僕を高い高いしようとしてギックリ腰してたし、恥ずかしかったし」

「グハッ‼︎」


本当にこの人は…あれ?血を吐いてまた倒れて居る。


まぁ、取り敢えず今日は本屋に行こう。


@@@


私、ミロは今畑で収穫をして居る。え?何の収穫をしてるのかって?


可愛い可愛いアインの大好きなリンゴーンを収穫してるの。


アインはこれを食べる時特にキラキラさせた笑顔を見せる。


もう最高!あれが見れるなら幾らでもお姉ちゃん頑張るわよー‼︎


って気付いたらもうこんなに収穫していたわ!


母さんの手伝いをしなきゃ!


私はパタパタと家に向かった。不思議と扉は開いていた。


?どうしたのかしら?


「母さん!みて!こんなに収…か……」


え?


何で母さん倒れてるの?何で服が破かれてるの?何で傷だらけなの?


何で…両手両足が無いの?


……何で股の間から白濁とした粘液を垂らしてるの?


「み、ミロ…逃げ……て」

「頭ぁ!良い女がもう一匹居ましたぜ!」


母さんのしゃがれた声の後に野太い声が後ろ(・・)から聞こえる。


振り向こうとした時に頭に衝撃を受け、私の意識は沈んだ。


暫くして下腹部の違和感と股の間から来る激痛で目がさめる。


何が起きたの?


手を動かそうとして固まる。


「何…で?私の手は?」

「お?起きた起きた?どうした?性奴隷になるのは初めてか?」


目の前に髭面の男の顔が見えた。


その手に持って居るのは女の両手両足。


…両手……両足?


私は足の方を見て……盛大に後悔した。


無かった…足が。


血生臭さにふと横を見ると、頭と両手両足が無い女性の身体が横たわって居た。あちこちに刺し傷があり、腹からは腸や子宮がはみ出て居る。


…この体はまさか……⁉︎


男の方を見ると、股の間から垂れて居た白濁とした粘液まみれの母さんの生首が転がって居た。目は潰れそこからも粘液を垂らしている。


何てことを…‼︎


その時思い出してしまった。そう言えば私の下腹部に違和感と股の間に激痛が…


嫌…嘘よ…嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘‼︎‼︎


別の男がやってきて私の髪を無造作に掴む。


「頭ぁ!この娘は?」

「好きにしろ…ちゃんと使い終わったら殺せよ…この村は今日から俺たちの根城だ…宴として今夜だけは楽しめよ?」

「あは…あははは…私死んじゃうんだ…あははははは…あは…えへ」


うふふ…何も分からない…


ナニモワカリタクナイ。デモ……


アイン…最後に貴方を見たかった…


私は裏の小屋へと引きずられ、その中の他の村娘と共に犯され…殺され………………………………………………………………



@@@


本屋で本を読み終わった俺と売り終わった父さんは荷馬車に揺られながら村へと向かう。


ふと村の方を見ると、何か懐かしい匂いがする。


そう、嘗ての俺の居場所…戦場の匂いだ。血、骨、土、錆びた鉄、そして市街地戦の際に嗅いだ、慰み者達の愛液や精液の臭いだ…


……待て。何で村からこんな匂いがする?ここは戦場なんて無いはずだ…何故?


そして村につきかけたとき横から突然現れた男達によって馬車は止められた。


「へっへっ…この荷馬車に女はいるか?あるいは金目のものだ!」

「何だあんた達はぁ゛⁉︎」


父さんが出て話そうとした瞬間、グシャッという生々しい音と共に途切れる。


そして香る戦場の血の匂い。


まさか…⁉︎


「父さ…ん?」


そこには上顎から先が無くなった男の死体があった。服から察するに恐らく……父さん……父さん?


「お?売れそうなガキだな?王都の貴族のババアに高値で売れそうだぜ」

「本当だな?しかしこの顔なら男色家の貴族にも…」

「グフ…お、俺はこいつでもイケそうだ…何せさっきはおこぼれで死体しかヤれなかったからな」


何か不愉快な声が聞こえる。


目の前に不愉快な男のソレが出る。ソレは出た瞬間、宙を舞った。


「「は?」」

「……え?…………い、いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ⁉︎俺の…俺のぉぉぉ⁉︎」


そうか…結局こうか?俺はどの世界に行っても…どの立場になってもこうなるのか?


戦場の悪魔と呼ばれた俺には結局付き纏うのか?


「が、ガキィ!その……け、剣は何処からぁ⁉︎」


何か言おうとする男の顔を削ぐように俺はバイブレーション・ニホントウを振り上げ、斬る。


ヴィィィンと懐かしい音がする。


全く。こんなに悲しむことになるならもっと淡白に接するべきだったかな?


「し、死ねぇガキが……ぁぁあ?」


俺は腰から18.5ミリ特殊徹甲拳銃を抜くとその何か言おうとしている男の頭を弾いた。


ボン!と水風船の潰れるような音を立て、男の頭は消える。


この様子だと多分母さん達は…


……俺は別に仇討ちとかするタイプじゃ無い。けど、葬いを兼ねて…殺るか。


俺は首筋に残っていた痛覚抑制システムユニットを引きちぎると走り出した。


ここは戦場…だが、これは戦じゃない…


虐殺だ。勿論俺による…な。


暫く続きます。ごめんね!

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