衝撃発言
なし
申し訳ない、目を白黒しているどんぐりに片手で拝む。
やはり、はっちゃきだ
はっちゃきいきなり「謝れ」と言う
「なんのことか」と尋ねると
続けて「ストーカー」と言う、単語のみでしゃべるのでよくわからない
見れば視線の先にあの湖畔の女性がいた
なんでわたしがストーカーなのか
聞けばバスの窓から私をずっと見ていたとのこと
自由さにすがすがすしさを感じていたと思っていたが、彼女は殺気を感じていたか
確かに遅刻はする、怪しい風体だ、つるまない、最後部で一人きり、あやしい
怖がるのも無理はない
いきなりの重い話題に
「緑がきれいで、空氣がうまいですねえ」
「タバコもうまいですよ。あはははああ」と、のたまう。
タバコを出して吸おうとしたが、もちろん灰皿はない。
自分のキャラと全く逆。入学式チャラ男系をしてみたが逆にひかれた。
どんびき。まあ、そりゃそうだ。
「何でラリアットしたんだ」真顔になっていきなり核心にふれた。
「痛かったぞう。」ややおとぼけも加え顔もしかめてみる。
無言。相当悪いことをしたのか私。小心者の一市民なのですが。
テーブルの向こうからこちらに向かってオハラがしゃべり出す
「なぜ、私を見ていたのですか?」どきりとするが淡々と正直に話す。
輪にそまらず、ベンチで座っていてすごいと思ったこと、
誰にも声をかけられなくても動じないことにすがすがしさを感じたこと
誰かとつるんでいないといけない学生生活
うわべだけの友だち、本音のない関係、自分は疲れていたと伝える
そこに、一人を楽しんでいるのが伝わりすごいと感心した
自分にはできないと思ったこと
彼女は心が強く、芯があると思ったことを話す。
突然、オハラが
「実は私、いじめに遭っていたんです」と衝撃発言。
なし