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打ち上げ

なし

じゅうたん部屋に戻ってきた

もうだいたい、メンバーは集まっているようだ

部屋の中央にテーブルがどこからか運んできたのだろう

飲み会となるとまめなやつがいるよな

そして、テーブルにはポテト、チョコレートなどなどのお菓子

袋で山盛り、買い出し大変だったんじゃないか、ご苦労様だ

お酒もあるようだ、缶ビール350mlが6パックずつ

ピラミッドのように積んである、きれいな積み方、芸術性を感じます

サワー系もある、山と積まれてる、こちらはタワー。ス◎◎ツリーのようだ

というか似せているのかそっくり、そして、缶の緑とか、青とかピンクとかの色を

うまく使っている、いまはやりの3D効果か、眼鏡はかけてないけど

かなり高度な建築技術、いや積み技術。みとれる観察しながら思う

取る時どうやって取るのか、疑問も生まれる、まあいいいか、芸術系の仕事だね

そういや、宿舎は飲酒可だったのね、まあいちお大学の宿舎だし・・

突然、みんなに呼びかける挨拶が・・

「あ、あっ、僭越ながら乾杯の挨拶を不肖、私、佐藤が行いたいと思います。」

おいおい誰だよ。どんぐり一言「クラス委員」

なんでも親父さんは、有名な国会議員さんらしい、もしかしてあの髪の毛に特徴のある

大物政治家?確かに雰囲氣がすごく似ている、まあなんというかすごい大学だね

委員の挨拶は続くなんだか大人のアジテーゼ、打ち上げなんだから

ぱあっといこう、そう私が思ったとたん「おい佐藤、はやくやろうぜ」

はっちゃきの声だ。以心伝心か、まあ、はっちゃきらしいな

「かんぱああああーい」割れるような盛大な声、わああああとはじけるような

歓声、続く拍手。拍手が長い。みんなもこの合宿、振り返るものがあるのだろう。

そして、一口ビールを飲む。ああ、合宿も終わりか。感慨深い。

ビールはまだ相変わらず苦い、引っ越して飲んで以来だ、しかしながら、あの時の寂しさはない

ふと、どんぐりを見る。なぜかどんぐりもう涙ぐんでいる

どんぐり、あまりお酒は飲み慣れていないのか

すこしビールを飲んでというか、一口か二口で、泣くなよ。

どうした、どうしたどうした、何に感動したんだ

どんぐり、ぼそりと一言「合宿が終わる」少し感極まって

「そう思うと・・・」また、泣き出す。

そこへ、いいタイミングでオハラ、はっちゃきもやってくる

はっちゃきは足をまだひきずっている

よおっと、はっちゃきは片手をあげて登場。

しかしながら、顔が笑顔だ、久しぶりに笑顔をみた

明るい天使のようだまわりがぱあっと明るくなった

やはり太陽か、華がある、はっちゃきは飲み慣れているのか日本酒だ

おいおいおやじかい、まじつっこみしそうだ

はっちゃきは、花火の現場、打ち上げで飲むそうだ

八海山、しぶい

はっちゃき、くいっと飲む、白い紙コップがまぶしい

紙コップが重みを持って見える

飲みっぷりが様になるとはこういうことをいうのだろう

はっちゃき黙って私に紙コップ

日本酒は未知の領域です。・・・・・

私が飲めないと思ったか無理強いせず、かってにはっちゃきが出したコップをもどして

自分で手酌で飲んでいる

私が飲みたそうな顔をしていたそうだ、いえいえみとれていたんです

なし

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