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フードファイター

なし

ムードもなにもあったもんじゃないがっかりだ

私の落胆にかまわずどんぐり

宿舎と反対の方に歩き出す

どこへ行くのだ、スタスタ黙って足早に歩く

遠くでざわめきが聞こえるなんかがやがやと

みんなが集っている

そして、明るい、火をたいているのか

そうかカレーか

ラリーの景品はカレーだもんな

でもうちらは・・・騒ぎで作ってない

食べれるのか

どんどんどんぐりはかまわず先に行く

学生課のヨッシーのところだ一直線に向かう

迷惑をかけたので仁義を切るのか、あやまりに出頭か

そしてまた大目玉かクラクラする

ヨッシーの目の前には火が燃えている、

そんなに燃やして大丈夫かというぐらい燃えている

熱いぜ

そしてそこには大鍋がぐつぐつとカレーが煮えたぎっている

そのカレーは、よっしーの心の中なのか

よっしーいきなり一言

「食え」そう言ってご飯の大盛りを渡してくる

後は自分でカレーをよそえということか

渡すと何も言わずに去る

いい奴なのか謎が多い

どんぐりも裏で手を打っていたのか心得ている

まさに情報部員いや諜報部員

それにしても食べ物の恨みはこわいからな

どんぐりよそうやいなやがつがつ一言もしゃべらずに食べる

すごい圧倒される

相当腹がへっていたのだろう

その様子をみて、私も食べなきゃと思う

いつもは人が食べているのでお腹がいっぱいになるが

今日は食べる

もりもり食べる

そうしないと倒れてしまう氣がした。

食べたらはっちゃきが元氣になるような氣がしたからか

なんだかしらないが涙がでてきた

涙はどんどん出てくる、なぜ泣くんだろう

鼻水もでてきた、でも食べる、無事でよかった

生きててよかった

どんぐりも何も言わずに食べる、もくもくと食べる

二人で競争しているようだ、フードファイターか

いつもなら無理と思うが、今日はなれそうな氣がした

遠くで歓声が聞こえる誰かが炎に食用油でもかけたのだろう

ざわめきとは対照的に静かだ、星がきれいだ

こうして2日目は終わった



なし

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