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連携プレー

なし

突然、遠くから懐中電灯の灯り。

声も聞こえる、何人かいるようだ

やったあ、助けが来た、本当にうれしい

思わず涙が出た

男のくせになんばしちょっと泣くんでない

天国の大好きだったばあちゃんの声が聞こえるようだ

はっちゃきも本当に安心したのか力がぬけたようだ

のっぺり顔のなんだか印象に残らない男が先導だ

年齢不詳

いや若いのかどうやら施設の管理人らしい

後ろに続くものたちも、同じく印象に残らない顔だ

たんかを持ってきている

そしてどんぐりがいる戻ってきたんだ

私が氣づくと、ニコッと笑って

アイル ビー バック、親指を立てる

つっこみどころ満載だそこで氣がぬけた

こちらも助けなきゃ、俺が護るという意識が働いたか

はっちゃきにかがんで施設の無表情が足を見る

どんぐりと同じ事をしている、さすがどんぐり

医者ではないが何度もこの種目でけがをした人をみてきたのだろう

重い顔をして、一言、ただのねんざです

おいおい、重い顔をするなよびびるぜっていうか

これがいつもの顔ですとそこだけ強行に言い張る。

おいおい毎度のけがならもう少し安全対策してくださいよ。

ぐったりのはっちゃきをそおっとたんかにのせる

私が後ろを持とうとしたら

職員その2、職員その3がこれは私たちの仕事です

そういって素晴らしく息のあった連携プレーで

静かにしかしながら早足で運んでいく

ひょいひょいと川の飛び石を渡るような軽快さだ

さすが運び慣れている。もとい、山慣れしている



なし

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