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完全なバリア

なし

静けさがあたりを包む「寒くないか」

はっちゃきに聞く「寒くない」と答えるが腰に巻いていたウインドブレーカーを

肩にかけてやる

「ありがとう」めずらしく素直だ。

突然「昨日はごめん」はっちゃきが謝る。何のことかめんくらう。

そうかラリアットか。すっかり忘れていた。まあどうでもいい。

それより足の捻挫か?そちらの方が心配だ。痛まないか聞く。

まあ、痛いだろうが。「話したいことがある」

改まってはっちゃきが言う。なんだ告白か。動揺を隠して「金ならないぞ」といきがる。

実はオハラの事なんだけど、はちゃきが話し出す。

なんだそっちか安心するのかどぎまぎするのか自分でもわけがわからん

語り出した内容は、高校でのいじめのことであった

やはり、正義感の強いはっちゃき百合様が許せなかったらしい。

わーらーべーはみーたーりー

表の顔と裏の顔そこをたちどころに見抜く臨時音楽教師やるな。

そして、百合様とはっちゃきの因縁の対決に。やるかやられるかになったそうだ。

因縁対決に巻き込まれてオハラには本当に悪かったとはちゃきは言う。

例えばとことわり、こんなことをされたそうだ。

トイレで、上から水をかけられたり、さむい

そして、なんと古典的。女子校、女子特有の陰湿さを感じる。トイレにもいけないのか

また、机の中の教科書にカッターの長い刃がはさまっていたり

周りにも氣づかれずにするんだろう、さらに複数関与で連携プレーだ

しかしこたえたのは、挨拶だったそうだ

はっちゃきは、じいさんに礼儀は、たたき込まれていたからしないと氣持ち悪い

また、がんらいの負けず嫌いそんな事で信念を曲げるわけには・・・

そしてオハラもフランスは一度会ったら顔見知り

だがら、ハグや挨拶、あたりまえ、だから、つらかったらしい・・

さらに、高校に編入する時絶対に自分で教室に入る時は日本式に挨拶すると

心に決めていたらしい。お母さんからの日本になじむための心からの

アドバイスでもあったようだ。だから、やめることが敗北と思いつめていたらしい

また、母を裏切ることになると

もちろん、お母さんはいじめのことを知らない。シスターの振る舞いや

名門に安心しているのだろう

お母さん、日本はそんなに平和でないですよ、学校なんていろいろが渦巻いて

かえってややこしい、閉鎖感、閉塞感を感じます

今さらながら、大学に入学してよかったか自由だ付属からうちにも

相当ながれてきているらしいが数が数だけに分母だよな

濃度が薄まっているだろう、なんだか中学理科の問題か濃度も苦戦した

しかしながら、本当にきたないいじめのエトセトラ。

がっかりの反面よくここまでこれた、話を聞けば聞くほどそれを感じた。

そしてまだまだ、子どもが子どもなら親も親

百合様の父は泣く子も黙る市議会議員様。噂によると陰のボス

当選歴十数回、市議会議長も歴任らしい、そして、学園にも相当

寄付を積んでいるらしい。表の顔と裏の顔

それはそれは学園もちょっとやそっとでは手をだせない

完全なバリア、強力だ。強い。強すぎる。


なし

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