第一関門
なし
にやりとしたところへ、はっちゃきもうれしそうにやってくる。
満面の笑顔ではっちゃき。開口一番。一緒に組もうか。
やはり、そこか。グランドの申告だけ居て
あとはバックれるか。素早く脳裏に考えがよぎる。
それにしても、ここまで落ちぶれたか。
そっとオハラの顔色をうかがう
はっちゃきにまかせれば大丈夫という顔をしている信頼関係はあつそうだ。
それにしても、学生課も考えたものだ、4人チームができるかどうかで
すでに第一関門。この昼食時間が鍵となる。
男女混合チームとするなどしけたお題にされなくてよかったが。
まあ、断るのもおつだが、ここは、騙されてやろう。
騙されるのも時間の問題か、後は、氣のいいどんぐりがうまくやってくれるだろう。
本当にマラソンが役に立った、後で周辺の地理を聞こう。
なんだかウキウキする自分が怖い。今日は食べれそうな氣がする。
そして、もしや夜が食べれないかもしれないので
しっかり昼食を食べることにする。
メニューは、というかバイキングなので自分で選んで
というか並んでいない場所のみ。シチューとパン。唐揚げ。
おこちゃまか。というか、夜カレーなのにシチューを
とるあなたはいったい。
しかしながら、シチューの中にクレソンの細かいのが入っていておいしい。
パンも自家製のようだ。なかなかやるな食堂。
どんぐりもおかわりするわけだ。
いつのまにか、うちらのテーブルに、はちゃきと当然のようにオハラがいる。
朝の事は何だったんだろう。わしはストーカーかい。
容疑は晴れたのか?
他のテーブルは、ナンパ合戦か。少ない男子に女子からのお誘い。
アタックが集中。うちらは先約ずみ。売約済みか。
草食系。もとい、がっつい女子か。
それにしても氣の弱そうな男子が多い。
入学式のはっちゃき系はあまり見あたらない。
さては、性格テストで、学部を半々にわけたか。学生課ならやりそうだ。
みんなで食べ、私も食べているのでどんぐりは特に機嫌がいい。
食事は大勢で食べるのがいいねと喜んでいる。
そんなに食べて大丈夫かというぐらいポテトに大盛り
私にも食べるか聞いてくる。みているだけでお腹いっぱい
さらに、かいがいしくコーヒーやお茶を運んでくる
いがいにはっちゃきは日本茶派のようだ
みんなで安堵したところでじゃあ着替えてくるわ。と言い残し
女子二人は去っていった
というかうちらと組むかどうか
まだ返事はしていないが、恐るべし女子パワー。
さらにどうして、着替える必要があるのか
そのままでいいのに・・・理解に苦しむ。
どんぐりに聞くといろいろあるんじゃないのとのこと
何がいろいろなのか。
そんなこんなでうちらも部屋で横になるべく戻る
おやじかい。
なし