前へ目次 次へ PR 9/12 そのきゅう 「どうしてほしい?」 お母さんグリフォンはたずねました。 すると、子グリフォンたちはいいました。 「わらっていてほしい」 「たのしくしてほしい」 「ないてほしくない」 狼は、なくのをやめました。 狼はいのるように、目をとじました。 すると、どうでしょう。 おおっていたまっくろな雲たちが、空のむこうにすいこまれていきました。 山々の合間をぬって、ぴかぴかの太陽が顔をだしました。 洞窟からでもわかるように、あかるくなっていきました。 空はすっかり晴れわたりました。