そのじゅうに
皆で踊ったり、歌ったり、逆立ちをして、お祭りをしました。
それをみて、セシュールの守護獣であるケーニヒスベルクは、皆に加護を与えたといいます。
「皆が、ずっと仲良く、友達でいられますように」
「いつも楽しく、踊って歌って逆立ちできるように」
そうやって出来た、やくそくのおまつりは、今もセシュールで皆に楽しまれています。
よく勘違いされるのが、このお祭りがタウ族の興したお祭りであるということなのです。
グリフォンたちは、そのおまつりのために、遠い北方からやってくるのです。
タウ族だけで出来るお祭りではありません。
そのお祭りは、狼がいなくなっても、ずっとずっと続いているのです。
ずっとずっと続く、友達との絆のように。
おしまい。
お読みくださり、ありがとうございました。
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この作品は、後から投稿するレスティン・フェレスシリーズの中に出てくる童話になります。
宜しければ、本編もお楽しみください。
本編、「暁の荒野 ―戦わずに生きることを選んだ少女の物語~レスティン・フェレスⅠ」は、2026年1月28日夜21時に公開予定です。
シリアス×ファンタジー×戦後ヨーロッパ
戦わずに生きることは、許されるのか――。




