第13話 〜聖騎士の悪評〜
俺が街の人に聞いた悪い噂とは、白耀近衛騎士団の幹部メンバーNo.1〜No.6までの聖騎士達が奴隷を飼い自分達の娯楽や快楽の為に弄び最終的には殺害するらしい。
No.2〜No.6は聖人クラスでNo.1は聖神クラスらしい。てことは、レオンは聖人クラスだったってことだ。なんか、あっさりと殺してしまったな。
それにしても、この国の幹部達は腐ってるのかもしれない。王国アウレリアに行って他の聖騎士達を調査する必要がありそうだ。国王と王妃も調べて判断するしかない、許されない行為をしていたとしたら俺は裁きを与える。
「さてと、近衛騎士団を調べに行きますか」
「てことは、王国アウレリアまで行くつもり?最低でも1日は掛かるよ」
「情報だと王国にも拠点があるんでしょ?なら、そこに行くよ。多分レオンが死んだ事はもう聖騎士達に情報が行ってるはずだし」
俺達は荷物を纏めて宿屋を出た後に、屋台で一日分の食べ物と飲み物を購入し王都を出て行った。
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その頃、白耀近衛騎士団では会議が行われレオンの死が報告されていた。
「おい!あのレオンが死んだとはどういう事だよ!! 」
No.6 アルベルト・フォン・グランツが怒号を上げ怒り心頭の様子だった。No.4のレオンとは幼馴染の仲で、一緒に引っ張り合って強くなったのだ。
「黙れ、アルベルト。レオンが殺られるとはな…あいつは中々強い奴だったのにそんな奴が死ぬとは有り得ない」
アルベルトを黙らせたのはNo.3 セドリック・ヴァレンシュタイン。セドリックはレオンと同等の強さを持っており、唯一2つの究極能力を所有している。
「私はレオンさんが死んでくれて助かりますけどね〜」
そう呟く女性はNo.5 ルシアス・エリオット。
ルシアスは日々言い寄られ会う度にセクハラ行為を受けており、とてつもない憎悪を抱えていた。
「それにしても、あのレオンが死ぬとは…。魔物に殺られたって可能性は0に等しい」
この女性はNo.2 エリシア・クラリス。
聖人の中でNo.1の実力者であり、聖神へとクラスアップするのも時間の問題だろ。
「嗚呼、レオンは誰かに殺害された。これは重大な事件、これは犯人を一刻も早く突き止めるよ!」
そして、最後の一人No.1 セリア・ルミナス
白耀近衛騎士団唯一の聖神「光胤神族」だ。能力、実力も、この国No.1の強さを持っている。
白耀近衛騎士団の会議は終わり直ぐさま犯人への情報収集と捜索が開始された。
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俺達は1日掛けて王国アウレリアに到着した。
何か情報を手に入れる為に幾つかの酒屋や屋台を周り、白耀近衛騎士団についての情報を手に入れた。
騎士団の拠点は王城内にあるらしい、そうなると潜入って方法しかないんだが…。
流石にリスクが高すぎてそんな行動は取れない。
すると、子供が泣く声が聞こえがする方へ視線を向けると聖騎士が奴隷の首輪に縄を付けて引っ張りながら歩いていた。
「おい!アンタ聖騎士なのになんで子供の奴隷なんて飼ってんだよ!!」
「あ?俺様はNo.6のアルベルト・フォン・グランツ様だぞ!?今むしゃくしゃしてるんだよ!こんな汚ぇ獣人族なんざ何しても許されるんだよ!」
「救いようのない屑か…」
するとアルベルトはルクスの背後に居た、リリアとフィアナに視線を向け不敵な笑みを浮かべた。
「ほぉ〜、中々良い女じゃねぇの。その女2人共俺にくれたらこの奴隷解放してやっても良いぜ?」
「No.6ごときがイキがるんじゃねぇよ、お前に決闘申し込む!俺が勝てば奴隷の子は解放な?俺が負けたら自由にすればいいさ。俺を殺すなり、何でもしていい」
「おもしれぇ、俺様に勝負を挑むとはな!受けてやるよ、決闘をよ!俺に着いてこい、訓練所に案内してやる!」
俺達はアルベルトの案内により、白耀近衛騎士団が普段使用している訓練所へと案内されたのだった。




