第12話 ~尋問~
俺はレオンを宿屋まで連れて行き、椅子に座らせ手脚を縄で縛って身動き取れない状態にした。
「いいか、これから言う事ハッキリと正直に答えろよ?」
「はっ!何故お前ごときにこの私が答えなければならない!!」
何故かこの状況なのに威勢を張り、自分が1番上だと偉そうに振る舞うレオン。
今の自分の立場を解らせる為に俺は覇気を発動させて恐怖を与えた。
レオンは俺との差を感じたのか、物凄く怯えた表情浮かべ恐怖から身体を少し震わせていた。
(なんだ?この恐怖は…肌に鋭く突き刺さる感覚…この感覚は、あの戦争の時に感じたものと同じだ)
「お前の事はいつでも殺れるんだよ、怪しい動きを少しでもしてみろ。命は無いと思え、殺されたくなければ俺の質問に大人しく答えてろ」
凄く怯えた様子のレオンは大人しく頷き、抵抗すらもするのを諦めたようだった。
そこから尋問を始めた、最初は俺の事を何処まで話したのかを聞いた。
俺の事は全上層部達に伝わってしまっているらしい、だが姿が見えなかった為まともな対応が取れないみたいだ。
結構上空の方にいたからな、姿や特徴が見えないのは当然だ。
相当目の視力が良くなければ見えないだろう。
「で、お前はどうやって抵抗を成功させたんだ?」
「それは俺の究極能力「神裁之王」を代償とし抵抗を成功させたんだ」
話を聞くとこうだった。
究極能力「神裁之王」を代償にすると、一時的に数日間使えなくなるみたいだ。
時折、究極能力だけでは抵抗成功しない場合があるが、その時は他のエクストラスキル、ユニークスキル等を代償とし抵抗をする場合もあるという。
『ーーもっと詳しく言うと、足りない部分を補う為にユニークスキルやエクストラスキルを代償にし抵抗の成功させた場合は、一時的に下位互換のスキルになる場合や究極能力と同様に使えなくなる場合もありますーー』
(ほう、なるほど。俺の伝説能力を代償として抵抗したらどうなるんだ?一時的に使用できないだけなのか?)
『ーー伝説能力を代償とし抵抗すると、一時的に下位互換扱いになりますーー』
俺は一つ気になることがありレオンに問い掛けた。
「なぁ、騎士には「魔王種」とか同じような種族進化あるのか?」
「ある、魔王種は究極能力を所持した魂を一つと普通の魂を10万個必要だが。騎士には聖人へ進化したら2段階目の進化聖神へと神の領域に入るんだ」
「その、進化条件は何なの?」
「進化条件は称号「真なる騎士」を所持して、ウリエル様の問いに答えた後に、進化する為に対価を払わなければならないんだ。その対価は、寿命、感情の一部、肉体の一部等を代償に払うんだ。種族名は「光胤族」《ルミナイン》って名前になる、称号は「光の血を宿す聖騎士」を取得する。」
その後は、2段階目の進化「聖神」について聞いた。
聖神に進化する為には、神の化身と戦い勝つ事が一つ目の条件。
二つ目は、神の法則を上書きするか、完全なる拒絶を行わなければならない。
三つ目は、人としての命を対価に、半神となり神の存在として生きなければならない。
種族は「光胤神族」となるらしい。
「聞きたいことは全て聞けたな」
「じゃあ!俺の事解放してくれるよな!?」
「解放?笑わせんなよ。お前は俺の魔王種になる為の糧となってもらうに決まってんだろ?」
不敵な笑みを浮かべてレオスに絶望を味あわせ、血液で生成した短剣を何の躊躇いも無く首に突き刺し殺した。
『ーー魔王種になる為の究極能力の保有者の魂を獲得しました。後は7万名分の魂を集めるだけですーー』
(あとは、7万名分の魂か…どうやって集めようか…。)
『ーーNo.4の騎士を殺害した為、我が主は王都の騎士達と戦争をする事になるでしょうーー』
(戦争なんてもう懲り懲りだよ!!)
俺はそんな事を思いつつ、白耀近衛騎士団の住民達から聞いた悪い噂を思い出していた。




