感想を頂くことについて 私的に思うこと。
「感想が書かれました」
この文字、以前迄は心底嬉しかったのですがある時から見たくもない文字に変貌してしまいました。
それはある日に書かれた感想によるものです。
連載完結作品のエピソード1話、1話に感想を書かれておりましたが、作者としては殆ど全てが理解不能な感想で、言葉遣いも最悪でした。
即刻削除したので、全ては覚えてはいませんが、覚えている限りで。
1つ目。
『ダガーで人の首が斬れるわけがないだろ』
この物語、ファンタジーなのですけど?
ダガーとナイフを間違えていませんか?
それと、そのダガーはオリハルコン製と書いてあるのですけど?
更に魔法を付与しているとも書いているのですけど?
地球の物差しで作品を読まれましても大変困ります。
結構いるのですよね。こういう方。何の為にジャンルが存在しているのやら。
ローファンタジーならこの方の言い分も多少は分かりますが、生憎異世界(恋愛)なんですよね。
オリハルコンという鉱物は地球には存在しない物の筈です。
異世界に実際に行き、現物をご覧になったのでしょうか?
魔法も勿論、地球には存在しておりません。
こちらも異世界に行き、実際に見られたのでしょうか?
仮に異世界帰りだったとしても、そこは私の書いた世界でしたか?
疑問だらけでした。
2つ目。
『私、つえええを本気で書く奴って本当にいるんだな』
沢山いらっしゃると思いますけど? 気のせいでしょうか?
流行りの悪役令嬢物も強い女性ですよね。
ランキングの上位の常連と言っても過言ではない程です。
それなのに……。不思議で堪りません。
3つ目。
『ブスが可愛くなって調子に乗っているだけにしか見えない』
正直に言いますね。私は私自身が傷付けられるよりも作品の登場人物達が心無い言葉で傷付けられるのが不愉快ですし、腸が煮えくり返ります。
心に倍の痛みが襲撃して参ります。
地球で酷い目に遭っていた女性が別世界で活躍する。
それの何が悪いのでしょうか?
私は懸命に生きている女性には手を差し伸べたくなる性分です。
出来れば現実でもそうしたいのですが、これ迄助けた人に依存されたり、突然に裏切られたりしたことが長年に渡り続いたので人間不信になってしまい昨今は余り手を差し伸べませんが。
偽善者と言われればその通りですね。否定は出来ません。申し訳ありません。
4つ目。
『総評:多く作品を読んで作者としてやり直せ』
何様ですか? これ程のことを平然と書ける方ですので、その方のマイページへと飛んでみましたが1つも作品は投稿されておりませんでした。
是非ともお手本を見せて頂きたかったです。
それでもって、作者が思ったことですが絶対に全話を読んでいないな。
ということです。
私の作品は所々で伏線回収を行うスタイルです。一気には回収しません。
そう考えるとこちらにも非があったのかもしれませんね。
ですが、書き方というものを考えて頂きたかったです。
上記のような感想は感想とは言いません。
ただのいちゃもんだと作者は捉えます。
これが例えば疑問系のスタイルであったならば、作者も素直に疑問にお答えしておりましたよ。
『何故ダガーで人の首が斬れるのでしょうか? 奇妙に思います』
とか、こんな感じであればですね。
オリハルコン製であること、魔法が付与されていること。
作者は説明致しました。今回は完結済みの作品でのことですが、連載中でも例え後に伏線が回収される見込みの疑問系の感想だったとしても、ネタバレはせずともそれとない返信をしていました。
余談ですが、作者は先の展開が感想にて当てられていたらその方の洞察力に感服し、心内で拍手をするタイプです。
場合によっては、読者様の感想を作品に取り入れることもあります。
戻りまして、疑問系や丁寧な言葉遣いでの指摘は有難いアドバイスです。
ですので、感想に出来るだけ誠意を持って返信をしますし、指摘をされた箇所を直します。
指摘に関しては伏線だったり、話の都合上そうしているものでなければですが。
作品を世に出している以上は誰の目にも触れるもの。確かにそうです。
そんな作者・超本人がこんなことを言うのは非常に烏滸がましいことは重々承知の上なのですが、読者の皆様には感想とは人と人との対話なのだと思って頂ければ作者としては嬉しいです。
ここ迄読まれてぬるま湯に浸かっていたいのか。とか、成長したくないのか。
とか思われる方もいらっしゃることでしょう。
仰りたいこと、よく分かります。
でも、執筆しやすい環境も大事なのではないでしょうか?
まぁ、その環境も人によって異なりますが。
少なくとも私は暴言は吐かれたくありません。
最後に。
前述にもありますが、この日以降、感想を頂くことが怖くなりました。
どうすれば克服出来るでしょう。
あの頃に戻れればいいなぁ。




