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ラブコメ神の悪ふざけ

二度寝に二度寝を重ね、何度寝か分からない惰眠を繰り返し、スマホを見ると、時刻は午後6時を回ろうとしていた。どうやら、今日も無駄な1日を過ごしてしまったようだ。と、刀を持った怪盗のようなセリフを頭の中で考えながら、冷蔵庫の中を確認すると、いつ買ったのか分からないクタクタになったネギが1本入っていた。

「……何もないな、コンビニ行くか…」

と、誰に言う訳でもなく呟くと、スマホが鳴った。

睡眠をする時にアラームをかけたものが、鳴ったのかと思ったが、どうやら着信音らしい。

見慣れない番号からの着信だ。こういう時、人は、出るかどうか悩むものだが、惰眠を繰り返し、寝ぼけていた俺は、迷わずに着信に対応する。

「はい、佐藤ですけど」

「パンパカーン!おめでとうございます!あなたは、幸せな日常に当選しましたー!」

底抜けに明るい女性の声、誰だ?幸せな日常?なぜこの番号を知ってる?聴きたい事はたくさんあったが、見知らぬ女はこう続ける。

「あなたは、才色兼備、超絶天才美少女と、1年間付き合える権利を得ました!さしずめ、幸せな日常に当選したのです!」

どうやら、俺はラブコメの神様のおもちゃになったようだ。


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