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第4話:不気味

今朝は何だか気分が悪い。

昨日はあれから香りからメールや電話は返ってこなかった。


俺はあの後どうにかしてベッドに入ることが出来、そのまま祈るようにして眠りについた。




『おはよう』


教室に上がると真理香がいつものように・・・いや、いつもよりも何処かご機嫌な様子で俺に声をかけてきた。


『ああ、おはよう』

大して気にすることもなく教室へと入ると香りが来ていなかった。

いつも俺が来る頃には絶対来ているあいつが来ていない・・・


休みとでも考えればいいものだが、昨日のこともあってか嫌なことばかり考えてしまう。


『ねえ』

『うわぁ!』



そんなことを考えているときに隣でまたご機嫌の良い真理香の声が聞こえてきた。


そういえば・・・

昨日のメールを思い出した。


あの解釈できないメール。



『なあ・・・お前今日の試合ってなんだ?お前なんかスポーツでもやってたのか?』

『まあ・・・そんな感じかな。ねえ、新。絶対来てね。必ずだからね。場所はね・・・』








そして放課後。


俺は真理香に指定された場所へと向った。


そこには真理香も誰もおらず、人の気配すらもしない。

少し不気味なところだった。



『新』


後ろから明るい真理香の声が聞こえて少し驚く。

静かだったためか、こいつの声が妙に耳に響く。


そして、何故か恐怖を覚える。


『おう・・・なんだよこんな場所に呼んで』

『言ったじゃない。ここで試合するから見てて。って』

『でもよう・・・』


こんなところで一体何の試合をすると言うんだ?

だいたいここには俺とこいつ以外誰もいねえし・・・



『ほら、早く出ておいで。香りさん』

『香り!』


俺はその光景に目を疑った。


そして目の前にいる元彼女に俺は恐怖よりももっととてつもない何かを感じた・・・

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