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リーダーだもん

僕のちょっとした知り合いの春正くんのお話しです。


春正くん42才はいつも元気!


春正くんと僕はバイト先が同じで春正くんがちょっと先輩!


そんな春正くんは僕が高校生で年下と言う事もありちょくちょく気にかけてくれます!


ある日のバイトの休憩中に春正くんが僕に言ってきました。


「お前、たしか音楽やってたよなぁー?」


僕は以前、春正さんにギターをやっていると話した事があり、春正さんも「俺もアコギを路上で弾いてるよぉ~、と言うかさ~奏でちゃってるよぉ~!」と言う話しをした。


普段なら奏でるとか意味わかんねぇーよと心の中で突っ込む所だがギターの話しで少々気持ちも舞い上がり、今度セッションしようと言われ「喜んで」と返事をした事がある。


そんな事もありスタジオでセッションかな?と思いながら「やってますよ」と返事をすると


「今日ちょっと俺やりに行くからさぁ~、お前も来いよぉー」と予想通りの展開が!


じゃーちょっと家にギターやエフェクター等の器材を取りに行くと言うと春正さんから何も必要ないよと予想外の返事が


僕は、じゃー何しに行くんですか?と聞くと春正さんは

「音楽だよぉ~、まぁ~来たらわかるよぉー」と言う答えが。


そんな話しで春正さんの愛車の軽トラに乗り込むと春正さんの行き付けと言う場所に到着。


なぜかそこはゲーセンだった為、春正さんに聞いてみた


なぜ音楽といいながらゲーセンに来たんですか?そんな質問をする僕に春正さんは言います


「お前さぁーそれは行けばわかるんだからさぁー今それを聞くのは野暮だよぉ~、前にも言ったけどそれはまんだわさ」


僕は野暮の意味わかってんのかと思いながらも「そうですねぇ~」と返事をし店に入る事に。


春正について行くとそこには春正の仲間が


春正は軽く仲間達に「まん」と挨拶をすると7、8人の仲間が「お疲れ様です」と春正さんに挨拶を返す


どうやら春正さんは此所ではリーダー的存在らしい


春正が僕に「こいつらは今俺のやってる音楽の仲間だよぉ~、今日はちょっと少ないけどさぁ」と


僕は偏見はダメだと思いながらも春正さんの仲間達の格好がアイドルアニメのプリントされたTシャツだったりする事もあり不安が先走る思いにかられました


春正は突然「まずは軽く見せちゃいますか」と何やら機会の前に


そして何故だか軍手を装着


ミュージックが流れ出したら春正の手が高速で画面をタッチしたり画面をなぞったり


パッパパッパと高速で動く手に唖然としました


周りの春正の仲間達からは「スッゲェー」やら「神がかってる」やらの歓声が


皆におだてられ気分を良くした春正は「かぜー、次はお前やってみるだわさ」と軍手を外し僕に渡してきた


渡された軍手は汗でかなり湿って臭い!


僕は潔癖症、そんな軍手など死んでも使いたくない。それ以前にゲームをやりたくない。


そこで失礼だと思ったが春正に体調が悪いので体を動かすゲームは無理だと伝えると春正が言いました。


「あのさぁ~体調が悪い時は逆に体を動かした方がいいよぉ〜、医者は安静に休めというけどさぁ~、俺みたいな独自貴族は体調悪くてもゆっくり休めんわさ。だってそうじゃないぃ~?体調悪いからって飯抜きは厳しいよぉ~、体調悪い時こその栄養補給だよぉ!」


僕には言っている意味がまったくわからんがとりあえず湿った軍手をしたくない。


そこで、こっそり軍手をテーブルに置きゲームだけ早く終わらせてしまおうとお金を投入した。


すると春正が強い口調で叱責してきました!


「お前さぁ~ルールは守らなきゃどぅめだよー!素手は暗黙の了解で禁止って事は言ってないけどさぁ~、周り見たら解るはずだよぉ~!だって先輩達は皆軍手だからさぁ~。

お前1人がルール守らんだけで世紀末だよぉ~、だってそうじゃない?ルールあっての秩序だからさぁ~、秩序が崩れたらそこからが世紀末だよぉ~!」


はっきり言って春正が何を言っているのか、何がだってそうじゃない?のか。そしてなぜ僕に先輩が知らぬ間にできていたのか?

まったく理解できないが理解するつもりもない。












また載せます

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