透明人間になりたーい 【200文字小説】
いろいろ落ち込んだ。どうやら私は嫌われている。
気づいたのだ。傷ついたのだ。
誰にも視られたくない。誰からも気付かれたくない。無色透明になりたい。透明人間になりたい。
私は透明人間になって、あの女湯に飛び込みたいのだ。
しかし考えてみて欲しい。女湯に飛び込むとき、服を着ていくのであろうか? 服を着ていたら透明の意味などない。バレバレである。
だからこそ全裸で飛び込みたい。
いっそのこと透明でなくてもいい。
元はツイッターのつぶやきでした。
それを貯めたショート集を先日企画参加の作品に1本は使ってしまったので、ショート集を非公開にして、バラ売り始めました。