表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と影 1話  作者: 翡翠
2/2

2話

2話


転校生を見たその日から僕はなんだか調子がおかしくなっていた。


友達と話している時、授業を受けている時、転校生のことが気になってしょうがなかった。

もちろん、僕は同性を好きになったことなんてない。だが、無性に転校生を見てしまう…そんな自分に少し驚いていた。


とある放課後、僕はたまたま図書館に用事があった。暇つぶしに本を少し見ていると…


ーガラッ

「!?」


「あれ、人がいた。」そこには転校生が立っていた。


「君、俺と同じクラスだよね?名前なんだっけ?」


「橘 結人…です。」


「橘くんかー!よし、覚えた!!」そう言って彼は笑った。


「俺の名前はねー…」


「知ってますよ。柊 謙吾くんでしょ?」


僕がそう言うと柊くんは驚いた表情を見せた。


「え、俺の名前知ってるの?」


「当たり前じゃないですか。クラスの人の名前くらい覚えてますよ。」


僕は元々こういう軽い感じの人は苦手だった。それでも話しかけられたからしょうがなく話しているつもりだったのだが、いつの間にか話すことが楽しくなっていた。


「んじゃ、また明日ね!橘くん!」

ニコニコ笑いながら柊くんは大きく手を振った。


僕は少し戸惑いながら小さく手を振った。


初めて話したその瞬間から、僕はさらに柊くんのことが気になって仕方なくなっていた…。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ