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ヒロインの恋愛相談はカレーの後で

作者:鏡恭二
 「……もう、自分の気持ちを押し殺すのはイヤ!!」

ラブコメ漫画の中で、ヒロインがひとり、自分の本音と向き合う。
そんな思いを胸に走り出すと、彼女の前に現れたのは――

スパイスの香りが漂う、小さな白い一軒家。

「……なに? ここ……?」

おそるおそるインターフォンを押すと、
金髪の中年男が、エプロン姿でドアを開けた。

「君……あれか!! あの有名な……!」

ラブコメマニア・黒岩恭二。
元・ビル清掃員、現・専業主夫。
精神疾患で社会から離れた彼が、
今は“ヒロインたち”の声を受け止めている――

そう、ここはただの家じゃない。
ラブコメ漫画の中で迷い、
誰にも言えない想いを抱えた“ヒロイン”たちが迷い込む場所。

彼が差し出すのは、いつも決まってカレーとコーヒー。
そして、そっと寄り添うだけの、静かな時間。

最初の来訪者は、漫画から飛び出したヒロイン「まどか」だった。
彼女とともに始まった、不思議であたたかな物語。
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