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ルーベンスメモリー

作者:早能 せい
 大学生の煌は、交通事故の後遺症により、大好きな野球が続けられなくなってしまう。
 将来の目標も失い自宅に閉じ込っていた時、高校時代に同じクラスだった真咲と会い、大学の裏に捨てられていた猫を、拾ってきた。

 優等生だった真咲は、アルバイトをしながら地元の大学に通っていた。
 明るい真咲は、生まれつき片耳がなく、周りにそれを知られないよう隠してきた。耳のせいで、いろんな事を諦めてきたという真咲。

 ある日、真咲の家であるお寺が火事になり、1名の遺体が発見されないまま、家族5人みんなが死亡とされた。

 真咲の死が信じられないまま、相変わらず後遺症に悩んでいた煌は、姉の優里が連れて行った病院で、脳腫瘍と診断された。
 北海道の病院で手術をする事になり、入院中に真咲に似た女の子を見掛けた。
 
 大学を卒業し、地元の市役所へ就職した煌は、野球の試合で、再び北海道へ行った時、病院の看護助手として働く真咲と再会した。

「橋川くんに、耳の事、教えるんじゃなかった。」
真咲から届いた手紙を、煌の家に遊びに来た汐里が新聞社の父に伝えた事で、真咲が自宅に火をつけて逃亡した疑いが掛けられてしまう。
 
 火事に遭ってから、精神状態が不安定だった真咲は、煌と面会した後、自殺してしまう。

 煌は市役所を辞め、大学時代にバッテリーを組んでいた京吾と、社会人野球のチームに所属した。
 野球に打ち込む2人。煌は少しずつ明るさを取り戻した。
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