『この友達は誰のもの』
一話完結の短編です。お友達のお話です。ドッヂボールって自分は嫌いでしたね。この子はドッヂボールに対してどう思っているんでしょうか?
ドッヂボールをするとき、必ずと言っていいほど3人の女子が後ろにつく。ボールをキャッチし、相手陣営に投げ込む。後ろからキャッキャと聞こえた。彼女らは私を信頼して後ろにいるのか、消耗品として後ろにいるのか、
(考えなしに直感的にやってんだろなぁ…)
ドッとドールが勢いよく当たる音が鳴る。私は後ろの女子から逃げるようにその場から去った。女子らは変わらずキャッキャと話している。
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(みんな私のことを嫌いなのかな?こちらを見ず、チラ見してから話に戻る…。)
彼女らの方を無視して一つ孤島ができたように一区域だけ物静かだ。周りにいる女子らの声は響くが一つの静かさは消せない。存在力だけはある彼女の方を彼らは見るのだ。
(いや…私は被害妄想ひどいし、ただの妄想かな…妄想としたら私早く直さないと今後響いちゃう)
彼女は下を見ながら決意を決めたように拳を作りガッツポーズをする。すぐにそれを辞め真顔に戻る。目の前で女子らがキャッキャと話しているのに何も気にしていないよう。
「…」
(あぁ怖い、ドッヂボールで早く当たらなければこんなにも恐怖を覚えずに済んだのに。うぅ…悪い癖だなぁ。全てが恐ろしくなる。これは被害妄想のせい?分からないけどとりあえず直さないと)
右手に左手を添えながら彼女は恐ろしそうな顔をする。
「__!」
(私の友達は私に良くしてくれる…はず…あ、あの人私の友達にお金を出せって脅した人だ…すごい見てる…う〜ん…でもあの人も友達にとっては友達なんだよね?友達になんでお金を迫るんだろ?)
「ねぇ!」
(私をいじめる人がいるのかな…みんな無視するし、たまに靴箱がゴミ箱に入ってたし、でも目の前の3人は私よりひどいことされてるらしいし3人はえっと…主犯が2人らしいから私よりマシだよね。)
「っあ」
「ねぇ聞いてるの?」
「っあ、うん。」
彼女は3人の女子から目を逸らしながら相槌を打つ。
「聞いてるよ」
3人の女子に目を合わせ、聞いてるよと言う。困惑したような顔なのに安心したような声を出して頭おかしいと思うけど。
「ねぇねぇお金すぐに貸してくんない?1万!」
「え?…うん。まぁいいけど放課後でいい?」
「もちろん!ありがとう〜♡」
「うん。でもなんで?」
彼女は約束を建てる。あまりにも意味のない約束を。
「うん?すぐに必要になったの。大丈夫!返すから。」
あまりにも軽い言葉で惑わす。
(なら…いいか。)
「わかった。」
「うん。私達友達だもんね?」
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『○○小学校のあみちゃんが自殺した』
(あみ…あいつだ)
…
(…お金を借りて返さないって…)
…
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『○○小学校のめいちゃんが殺害された』
(あ〜ぁ)
…
(…)
…
(…)
終
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