詩 泣き虫さんのお仕事
泣き虫さんのお仕事は
悲しい誰かの代わりにね
えんえん泣いて 涙をこぼす
泣き虫さんのお仕事は
泣けない誰かの代わりにね
えんえん泣いて 涙をこぼす
「みんな すなおに なけたらいいのに」
「でも それは できないみたい」
「このせかいは ふくざつだから」
泣き虫さんはえんえん泣いて
いつも 泣いてる 誰かの変わり
涙をこぼして やまないから
目元がしわしわ まぶたは真っ赤
「いつも おしごと なくならないな」
「せかいじゅうで きっと」
「たくさんのひとが なきたいんだろうな」
「ストーリー」
その虫の名前は、泣き虫。
色々な人の代わりに泣くのがお仕事。
でも、お客さんが多すぎるからいつも大忙し。