表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/30

3 ポチの気持ち

今回の主人公は犬です


------------------------------------------



御主人様の匂いがするワン!


玄関の外からだけど御主人様の匂いがしてきたので駆け出したワン


お出迎えだワン




<パタパタパタ>


ひさしぶりに会えるため尻尾が凄い勢いで勝手に動くワン





はっはっはっ


身体が暑くなってきたワン





<ガラガラガラ>


玄関が開いて御主人様が入ってきたワン


でも不思議だワン


御主人様の匂いがするのに姿が見えないワン




「わんわん!(おかえりなさい)」


御主人にいつもの挨拶をするんだワン





そうするといつも


「ただいま、ポチ」


と言って頭を撫でてくれるだワン




でも今日はしてくれないんだワン




「ごめんねポチ」


そう言って小さいのがオイラを抱きしめるんだワン




この小さいのはいつもオイラにご飯をくれるんだワン


御主人の次に偉いやつなんだワン


でもいつもは元気いっぱいなのに今日は元気がないんだワン




そんなことよりも御主人様なんだワン


オイラちゃんとお留守番できたんだワン


褒めて欲しいワン





「わんわんわん(ほめて!御主人様!)」


そう言うと小さいのが泣きだしたんだワン


なんでだワン?
















小さな犬が必死になって老人の棺桶に向かって鳴いている





それを見た人達は口ぐちに


「おじいちゃんが死んだのが判らないんだね・・・」


「よくなついていたからね・・・」


「飲酒運転の車にひかれなければ今頃おじいちゃんとポチは仲良く笑っていただろうに・・・」


と涙した

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ