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22 とんでも婦警登場(その1)

前話でちょこっと出た婦警達の話です


でもまだ出てこないです


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<パラランパラン>


という意味不明のラッパの音が大音量で聞こえてきた





<バリバリバリ>


というバイクの爆音がラッパの音に負けじと鳴り響いた





もういい加減にして欲しい


本気で思う


いやマジな話








ちょっと前のことだが、市の都市計画だかなんだか知らないが、ウチの近くの幹線道路が整備された


古くて所々凸凹だったアスファルトが新品同様になった


ついでに両脇の家の庭や歩道がゴソッと削られて道幅が広くなった


片側2車線の真っすぐでピカピカな道路が完成した






車を走らせると


<ガタガタ>


と凹凸のせいで盛大に揺れていたのがなくなった


さらに雨が降ると水たまりがそこかしこに出来て車が走る度に水しぶきが上がることもなくなった


そこまでは良かった





そこに目を付けたのが暴走族


毎週の土曜の真夜中に大量のバイクが爆音を轟かせるようになった


ついでに意味不明のラッパの音も鳴り響くようになった





仕事で疲れて帰ってきて、速攻でシャワーを浴びて冷蔵庫の中身を適当に食べて布団に倒れ込んだ


明日の土曜は休みだからゆっくり寝れるな~、と思いながら寝入りそうになった矢先


バイクの集団に安眠を妨害された


想像してみてくれ


最悪だ


・・・環状線だからエンドレスで何周をもかけ回るんだから始末に負えない





もうまったく!


そう思いながら布団を被った





え?


そんなことでは爆音は防げない?


知ってるよ!


でも他にどうしろっていうんだよ!




<ピポーピポーピポー>


「そこのバイク、止まりなさい」


ミニパトのサイレンとスピーカーかの声が追加された




もういい加減にしてくれっ!

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