XXX.補章
【アラン選手、突然の引退宣言】
昨日四時三〇分、世界を驚愕が襲った。
二年後の世界水泳でも金メダルが確実視されているアラン・C・ディーパー選手(夭水学園中)が、昨日行われた四中対抗戦(埼玉)での自身のレースが終了した直後、引退宣言をした。
アラン選手は現在一四歳。これからの選手人生で多くのメダルと記録を日本にもたらすとされていただけに、関係各所は驚きを隠せない。
引退を決意した理由について、アラン選手は「家業を継ぐことになった。それに、自分を越える才能の持ち主を発掘した。これからの水泳界は彼に任せたい」と語った。
アラン選手の言う人物の詳細については語られなかったが、四中対抗戦で注目を浴びた一年生、水野悠選手のことなのではないかと思われている。(関連記事総合一面に)
世界水泳を二年後に控え、アラン選手が引退したことは痛いが、これからの若い波に期待したい。
《日本水泳新聞の一面より》
†††
【期待の新星、堂々の二位】
水泳界に期待の新星が登場した。
昨日行われた四中対抗戦(埼玉)で一年生の水野悠選手(夭水学園中)が、五〇M自由形で一位のアラン・C・ディーパー選手(同中)に続き二位となった。
水野選手は一週間ほど前までカナヅチだったという話もある。それが本当なら、その成長速度と今後に期待できる。
水野選手は昨日のアラン選手の引退宣言(一面参照)にも関連があるとされている。
オリンピックに水野選手が出場する日も近いかも知れない。
水野選手の登場で、今後の若い世代の選手に注目していきたい。
《日本水泳新聞の総合一面より》




