表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界駐留記(不幸で奇妙な物語)  作者: ふじひろ
いざ!勇者を訪ねて~
80/135

仲良き親子は美しき事…(白け~)

「てか今のなによ~高波?ここまで届くわけないしべちょ濡れじゃー!!タオル」


無限ポーチから布切れ一枚取りだし一心不乱に頭をゴシゴシと拭いた。塩水で頭がきしむが真水を探すのもいまさら面倒だし辺りは民家もなく真っ暗闇だったので下手に焚き火の側から離れたくはなかったのだ。


「打ち水…では?」


びくびくしながら大胆エルフちゃんが口を恐る恐る開いた。俺は頭を拭くのもやめ真顔で固まった。えーと…打ち水?なんで?


「ふっふっふっ…冗談でしょう?」


頼む、嘘だと言ってくれなくてもいいけど…もういいやい!そこまで助けてほしけりゃ助けてやるよ!!


「いや、どう見てもこれは…」


「ですよね、早く助けろと催促ですか」


暗くてわからないが海のある方向に白けた目で一瞥したあと深々とため息一つこぼしてその時は寝てやりました。まさかトラップ破壊する威力だとは…俺が何メートルぶっ飛ばされたことか…ほら、見てここ。地面に何か転がった痕があるでしょ?俺がどれほど痛かったかこれでお分かりになられたはず…


さて翌朝、皆さんお待ちかね、セクハラ寝起きドッキリのお時間です!わーわーぱちぱち(拍手喝采)

いつも寝起きが悪い伊丹ユウですがボンテージ生殺しを食らった私の息子はどうしましょう?緊張が解けず臨戦態勢です。今回は溜まりに溜まったこの獣欲をここですやすやと気持ち良さそうに眠っている大胆エルフちゃんにぶつけて見ようと思います!もっと気持ち良くしてあげちゃいますよ~ゲースゲスゲス♪


そっ…毛布にくるまる大胆エルフちゃんを少しずつ転がしオープンにします。はい、ここまでOKですね

これで念願のボンテージがまな板の上に…今回は上がパックリとなく上乳こんにちはしてるこの部分!

この部分からお手々を滑り込ませ桜色の頂きまで早朝アタックしていきたいと思います。そのための下ごしらえは済みました。少ない魔力でチャームを放ち、そのままいただきます。朝食はダークエルフの艶かしいOPIだーい!


そこから綺麗なルパンダイブからの連結技!!もらったー!!純潔、GETだぜ!!


「そう来るとは思ってました!!」


シルフの突風からのピンヒールブーツによる蹴り、破壊力抜群な蹴りの前になす術もなく朝焼けの空に散った。


「あー鼻血止まらね…」


鼻に詰め物入れながらぶーぶー文句たらたらと呪文のように吐き捨てる俺、悪いか。犯罪者まがいと言われてもしょうがないけどこれは俺と言う人間性のサガと言うやつでとまんねーんだよ。巨乳ジャスティスなんだよ。童貞で死んだ非リア充だからしょうがないんだよ!魔物でこれするといっきに子作り逆レイプに早変わりするからできないんだよ!揉ませろよー吸いたいんだよーしゃぶりたいんだよー!?


「性欲の塊ですか?あなたは、節操ってものはないのでしょうか」


困り果てた大胆エルフちゃんの一言、なにさ、揉まれる覚悟もなしに俺についてきたのか。健全な男なら眠らせてすらさせてもらえないんだぜ?今頃までアンアン鳴かされるとこなんだよ?そのぶんチキンな俺は胸さえ触れれば納得するんです!鎮まりますのよ?さぁ、胸を出しなさい。奉納しなさい。


「そうかね?ならば今度から男に走ろうかな?」


「いやいやいやいや、ダメでしょ!ミカサ様がなんとお嘆きになられることか…」


「げろげろげろげろー」


朝からミカサの名を聞くとその日から一週間灰色の気持ちで過ごさなければならなくなるからやめてもらいたいのだが?おい、聞けよ。


「ミカサがなんで出てくるのかなー?寒気と憎悪が朝から止まらない。うおー!!鳥肌が!!」


殺気を孕んだこの魔力…あの人を虫けらのように蔑む目!まだドS女王様のほうがましだ!地を這う地虫を見るかの如く…口を開けば飛び出す嫌み…ミカサが行う精神的苦痛を伴う嫌がらせの数々…奴の胸に顔を埋め揉んだことがあるなど考えたくもない…

うえー(思い出した)


「ひっひいー!!ひいーやー!!獣人は勘弁してください!!身の危険!身の危険!ミカサ!?ぐぎゃー!!」


「取り乱しすぎでしょ」


錯乱しますよ、暴れた拍子にミカサのお守りがポトリと落ちた。なんのタイミングだ、不吉過ぎるでしょ、あれか?大胆エルフちゃんの乳もみもみ未遂だが計画しただけでも罪なのか?


「えっぐ(涙)もうやだー(涙)獣人みんな肉食系なんだもん!!昔の奴隷諸君だって胸おさわり要員だったのにいつのまにか俺が性奴隷になりかけた!!アイサさんには襲われるし!!年内年中無休で発情期か貴様らは!!」


「えーと…なんの話で?」


そう、もしアイサさんとベッドを共にしてみろ!絶対帰してくれないぞ!ライオン、トラの獣人との性交は三日三晩続く…という噂をユニファーさんから「気を付けなさい」と念を押されて教えられた。確実に孕むまで待ったなしの地獄だ。気が済むまで何度も何度も何度も何度も…ミカサなんてきっと…想像したくない…ネフトみたいなドラゴンなんてあの体格だ…絞り殺される…!!


「はわわわ…(ガタガタ)」


「そこまで震えるほど!?さっきまで開き直りはいったいどこへ?」


「よくも古傷をいじくりまわしてくれたな~!!」


「ミカサ様からどうやってトラウマに繋がるんですか?関係ないでしょ?」


ふおー!!ディナメスから貞操を守りきった俺だが童貞卒業したいという欲望があるという矛盾…どうも嫌がる女性のほうがイタズラしたい傾向なんだな俺はどこかSっ気があるのかな♪なんてどうでもいー


「そこまで拒絶されては仕方あるまい…旅先で娼婦の館で売春して…ゲースゲスゲス!!」


「ですからダメですって!!」


「ならばこの獣欲をどうすれば~」


「はぁ…覚悟は…してました。どこかの見ず知らずの男を抱くくらいなら…どうぞ…」


いや、そうやって頬赤らめて両手広げたってね…したいわけじゃないの、俺は触るだけ…触れるだけでもういいの!!


「どこか嫌々感があるのですが」


「こんなことがミカサ様にバレたら~はわわわ!一族皆せっかく見つけた居場所にいれなくなります!

ですが私一人が受け止めて罰を受ければ!」


いや、そんな覚悟いらん。ただな、その…お胸をだな…いいや、海いこ海、リヴァイアサン探そ?な?

ごめんなさい…調子のりました…これからは真面目に誠実に勇者続行します…


そんなこんなで着ました海!さんさんと照らす太陽…まぶしいねー!!そう、海だ!水着だ!バカンスだ!


「さっきのいじけはなんだったんですか…気分が直るのも早いですね…ついていけません…」


「くよくよしてちゃ夏は楽しめないぜ!?さっそくだが俺が昨日削り出した…」


「小舟ですか?」


「イエス♪丸々一本丸太を削り安定性とコスト面でとても優秀なその名も…」


「ゴロゴロ丸です!」


ジャジャーン!昨日山の中で発見した耐水性にすぐれ軽く丈夫な木を植え速効で成長を促進させ、グラムで削り出した小舟です…はい。


「オールが見当たらないのですが…」


「……」


出発はそれから少したった午前9時頃でしょうか。

大海原へ漕ぎ出したのですが…


「ぎゃーーーー渦潮~!!」


「今度は高波です!わっぷ!!」


波乱万丈な漕ぎ出しです。自然の猛威にさらされなんとか沖まで流された形で到着しました。へとへとです。海水でずぶ濡れで太陽の光で鎧の中は蒸し蒸しと熱気がこもりそこに汗だくとなって鎧にすきまなく引っ付くので暑い!!


「ふぅ暑い暑い…さて、調査開始ですね」


おもむろに服を脱ぎ始める…え?ちょっとまってねーねー泳げるの?そんねことより隠そ?


「泳ぐのは俺が泳ぐ…っておい!見えてる!!隠して隠して!!」


「はぁ…暑いので私も泳ごうと思ったのですが」


「服ー服ー!!」


「服ですか?裸で泳ぐものじゃないですか、服を着て泳げませんよ?」


大事な部分は隠してくれた。見られてもいいけど触られたくないって…もういい…疲れた。泳ぐなら一緒に泳ご…もう…


「なら大胆エルフちゃんは潜らず上からここ怪しいなーて場所見つけて、もし深く潜ったらそれこそどろどろスライムに歳を食われるからな…あ、若返りたいとかそんな理由で?」


「まだ若いですー!!」


ぷんぷん怒る大胆エルフちゃん、それでもユニファーさんよりかは若いが30前半か…20後半な見た目年齢、実際はとんでもない歳だ。俺はまだピチピチの10代ですから?ちょー余裕(なにが?)


「秘密道具その1だ…」


「なんですか?マスク?」


取り出したのはガスマスクに似た口を押さえる風に装着するヘンテコマスク。ディロンと共同開発した水中用酸素マスクだ。


「これをこうして…口を押さえとけば海中でも息ができる優れもの、試作品だけどね。使う調度いい機会だから」


「へー」


少し関心した?ドガウジカの角2本と噛めば噛むほど酸素を出すイキツギ藻とよばれる藻を2つと耐水性を持たせるため水を弾く水守りの木の実を2つ磨り潰してコーティングしたその名も…


「モガシュノーケル!とっておきです」


さて男の一張羅、トランスとなった俺、準備万端ですよ。いつでもどうぞー!


「先に飛び込みますねー!では!」


飛び込む瞬間…そう、隠すものは何もない…見えますか…揺れて、揺れて…あの真夏の果実…見とれていたので飛び込んだ揺れで舟から落下する俺。頭から行きました。悔いはありません、ごちそうさま。


ブクブクと深水していく。マスクも無事機能している。振り返って海面を見れば…あぁ逆光だがそれでか…神々しく見えるのは…手を振る大胆エルフちゃん…たわわに実った果実が…隠そうともせず、忘れてるのか?でも…うんいいね!俺はそのまま目をつぶり深海まで落ちていく…大胆エルフちゃんが~胸が遠退く~


太陽の光が届かなくなると肌がひんやりとする、凍えるなこのままだと。潜ってられる時間は限られてる。息を止める課題はクリア、後はこの寒さと水圧に加えどろどろスライムが出てくるはずだ…どう対処していくか…


「おら、スライム共。道を開けねぇか」


目の前に広がる闇、蠢くそいつらは俺の体に手を伸ばし始めた。知能がない力もないこいつらは数で押しきる…何匹も集まれば例え神すら怖れる化け物であったとしても封じ込める。俺はマスクを脱ぎ去った。あっという間に群がり食えないとわかると離れていく。やはり物は食わない。


「水圧で形状が保てないか…要課題だな。ふぅ…ハァァァァァ…」


ほ乳類でも深海まで泳ぐマッコウクジラは3000メートルもの深さを二時間半もの潜水を行う。水圧によるダメージを減らすため極限まで肺の中の空気を空にする。今こうして息を吐き出したのはもし急浮上する際肺胞が潰れないようにと緊急事態に備えてのことだった。もう酸素を補給するマスクはない。


そこでベルセルク化を発動させる。自分の周囲から光系統の魔法で発光させる。正直ここが自信がないところでもある。自分が光る分だけで目の前の敵全て蹴散らせるか…恐らく足りない。しかも冥府の魔魂を失った今、たいして持続もしない。


「食うか食われるか…恨みっこなしの勝負だ!」


迷わず突進する。寒さ、ベルセルク化で血液の巡りを加速発熱でそれを克服。水圧、強靭な体格で防ぐことに成功、さらに魔力で水圧を押し返す。呼吸、必要な部位以外の活動を止めるこれで臓器を停止させ体内に酸素を吸収させることで克服。眼前に広がるスライムのような生物の大群、魔法で自らを発光させ身を守る。しかしどれも持続時間約3分が限度それを超えると死ぬ。


「まとわりつくか…ソナーは無駄か…」


ここまで至近距離で広がられると魔力を発するこいつらに邪魔をされソナーが広がらない。リヴァイアサン捜索は目視で確認する他ない。自分から発する光で見える範囲は周囲3メートルほどの半径およそ目視での発見は不可能に等しい。


「人間目が発達してるからよ、たまには他も頼ってみるか。チッチッ♪」


反響定位と呼ばれるイルカの仲間が音波によって定位を知ることができる。頭部のメロン器官メロンてあのメロンじゃないと呼ばれる部位でコントロールした音波を打ち出し跳ね返ってきた音波によってソナーのように前方の様子を知る。


「チッチッチッチッ♪甘いな~君たち~俺ら人間もイルカのようにほ乳類だぜ~体つき全然違うけど」


それによって数キロ離れた対象物の「距離」の他に「形」だけでなく「材質」や「内容物」まで見分けることが可能。それを俺は舌打ちの音で響かせる。当然有効範囲は狭いがそれでも現時点での視野よりもっとも広い。対象物が大きい生物、しかも動いてないとすれば見つけるのは時間はかからない。


「ほーれほれほれ逃げろよー出ないと触れた瞬間ボシュー…蒸発しちまうぞ~」


逃げ惑うふうに見えた。調子こいて追い回しているとーわかってくる。この先、こいつらが逃げてる先に目的の奴が…リヴァイアサンがいる。時間ギリギリ、いったん浮上するか?そうすればまた海面上で魔力が回復するまで潜れなくなる。このまま向かうか?そう判断し追いかけていく。


「ほーうこれかでっけーなー反響定位で把握できないほど大きい…これがリヴァイアサンか」


壁、それとしか表現できない。今見てるのがどの部位なのかすらわからない。深海で突如現れたこの壁こそリヴァイアサンだ。動いていないがこの深い青色の鱗、間違いなくリヴァイアサンだ。言葉は通じるかわからないが助けるなんて芸当するほどだ。感情は持ち合わせているはず。


「おいリヴァイアサン、ここから出してやるってうわぁー!?」


動いた、壁が。振り向きざま縮む、サイズを調整したのかと思えばみるみるうちに人型となる。想定外だったのがその威力、振り返った。リヴァイアサンはごく自然に当たり前のようにしたつもりだろう。しかし踏ん張ることもできない深海、振り返っただけで発生した水流、あれほどの巨体が振り向けばそれが海流となって俺は押し流された。


「うおーー!?な、流されて…」


あっという間にリヴァイアサンと距離が離された。どこまで流されているのかわけらない。上と下の区別もわからない。なにも見えない深海だからこそ恐怖が加速する。揺らいだ心、ベルセルク化が…暴走し始めた。


ガンっ!


「うっ…おおおお!?岩が!?」


海底から反り出た岩山、それに直撃して停止した。そこまでラッキーだった。その衝撃で岩山が崩れそれに巻き込まれた俺は閉じ込められてしまった。どうにか体を出そうとするが腰辺りまで岩に挟まり身動きが取れない。


「うっ…魔力が消える…そんなぁ!!」


ベルセルク化の暴走で不安定になり魔力を一気に消費してしまった。光がじょじょに小さくなり上から闇が覆い被さるように降ってくる、格好の餌だ。なんとか脱出を試みる。腕の手甲(グラムは舟に置いてきた)で殴り付けるが砕けては上から隙間を埋めるようにさらに崩れる。下手に砕けば崩壊した岩で俺が埋まる。残り時間は30秒もない、出れたとして浮き上がる時間すらなかった。


「これは本格的に…死ぬ?危機的情況!!」


頭をフル回転する、だが冷静になんてなれなかったいやどこか諦めていた。


「嘘だろ…」


最初追い回してたのがほんの一部、ぞろぞろと降りてくるどろどろスライム…俺の光が弱まるのを待ってたけのようだ。勝てない、手甲で殴るが物理的ダメージは受けないようでまるで空気を殴ってるようだ。手応えがまるでない。


「うおーーオラオラオラオラオラ!!くたばりやがれ!!このどろどろスライムめ!!」


殴る殴るが無意味、せめて罵倒しているのが関の山だ。大胆エルフちゃんは助けに来ない、いや来れないだろう深海なんて普通なら死んでる。酸素も魔力ももう尽きる、はっここまでなんて…せめて男らしく剣握って死にたいな…それか、誰かのために…死ぬんならま…だ…


最後の悪あがきに出た。魔力尽きた、今臓器に続き鼻も耳も停止し…見ることもやめ視覚も停止。逃げるための脚、挟まって動けないこの脚も停止し。環境から身を守るベルセルク化は魔力が尽き停止し、獅子奮迅していた両手も停止させ脳も半分以上停止させ生き永らえる、時間にして数秒、たった数秒の節約、残った脳の領域でぼんやりと考えたことは今まで生きた過程と成し遂げてない課題。


「チッチッ…ふっ…変なもんまで写りだしたか?」


リヴァイアサンがいる。さっきのやつではない、小さい子どものようだ。まさか、いるはずがない。さっきのやつがもう追い付いたのか?あの巨体で?いや待てよ…人型になってなかったか?なってた?うんなってた…ような…思い出せない…


リヴァイアサンはやがて人型になる。まだ幼さの残る少女だ、自らを光らせ決して闇を寄せ付けず岩山に閉じ込められた人間の元へ急いだ。深海に人間と思うかもしれない、でも確かに夢に見る人間、初めて見る闇以外の…自分達以外の生き物、これが人間なのだろう。姿を真似る、こうなれば水中では随分動きにくい体つきだ。


自分を光らせ追い払い岩の隙間に水を流し岩を浮かせる。下敷きになった人間、呼吸をしていない。心臓の音が聞こえる。なら呼吸が必要なはずだ、どうしてしていないのだろう?口をこじ開け除き混む…

詰まっているものなどない、ならばと唇を合わせ息を吹き込む、この人間の形となって初めて約にたった。自分が吐き出した息を深く吸い込み吐き出す…呼吸をした、水中では息をしないのか人間は。


「ぐぎゃー死ぬーえ?死ぬ?」


「そんなことは聞かれてもわからない、この体。初めてなってみた。大丈夫?」


全く情況が飲み込めない。まだ深海にいる=死んでないまでは理解できる。で、なんで目の前に少女がいて俺は歳を食われてないんだ?てか何が初めてなってみただよ!大丈夫ってなにがだ!俺的にか?俺的に幼女はアウトだ!さっきのグラマーなリヴァイアサンいただろ?そう、巨乳だ、さすがだ(意味不明)リヴァイアサン…そのリヴァイアサン出してもらおうか?


「あんたは?むぐ…!」


話を遮られいきなりキスされたと思ったら空気送ってくれた…今のうちにお触りして魔力回復するか…ちょっともらうぜー


「むっ…魔力減った…」


一瞬しかめっ面になるがそのあと俺の左腕をまじまじと観察し俺の周りを泳ぎ回る。観察しているようだ。ここは敵意をないことを証明したいが…


「俺は…伊丹ユウだ、名前。わかるか?」


少女は首をかしげほっぺを摘まんで引っ張っている痛ててててててて、やめて。のびちゃう。


「名前、自己紹介、君の名前は」


「名前、知ってる伊丹ユウ…でしょ?」


わかってらっしゃらない。今度は自分に指を当てて伊丹ユウと言うとわかったようだ。


「名前、識別か?お前伊丹ユウだな?」


「そう君の名前は?」


「ない」


ないことには会話しずらいな、かといってかってにつけてもよろしいものか、タマの時はしゃべれなかったがリヴァイアサンのやつ、しゃべれてるしわりと知能は高いようだ。


「デカイのがお前?大きいの大きい」


身振り手振りで大きいと言うのを表現する。すると向こうもなっとくしたみたいだ。


「デカイの、大きいのは母親」


ほう、娘か。大きいからな特に胸、てか人型のときを参考にしないとリヴァイアサンのときだと比較できない。色々枠からはみ出てるから、主にスケールが。


「ほら、来たよ」


「デカイ顔!?てか顔!?食われない!?てか息してるだけで飛ばされるぞこっちは!!」


「否定しない」


近づいたリヴァイアサン(母親)見えるのは鼻先と大きく開いた口、こっちは飛ばされないようにリヴァイアサン(娘)に引っ付く、リヴァイアサン(娘)は何とか耐えてるが俺は完璧浮いて飛んでいく。


「でさっ!なんで俺はそんなに食われなかったか知らないか?そんなに俺の周りにいたのか?」


そう、俺が最後に見たあのどろどろスライムの数、あれが全て襲いかかってきたなら俺はたぶん俺の体は…アダムとイヴまで戻るところだった…


「もう夜だから上に行った。まだ新月じゃないからそこまで上に行けないけど」


「なに!?」


もう夜だって!?ヤバい、もしまだ大胆エルフちゃんが泳いでたら…そこまでどろどろスライム上がって来てたら…知ってると思うけど俺が戻らないから俺を捜して…


「えーとリヴァイアサン!?あっそれだと母親も反応しちゃうのか…めんどくせー!!じゃなくて今すぐ俺を海面まで連れ出せるか!?」


「もう蓋されている。ユウも私達も出られない。自分達が光るのは必要最低限だけエネルギーは節約しないと力尽きて奴等の餌になる」


俺の時光ったのは…ギリギリだったんだな…それなのに俺は魔力まで奪って…


「奴等に太陽光を当てる…全滅させるにはそれほどの光量が必要だ…お前らのエネルギーがもうないんだろ…でも俺が…俺が何とかする!!」


「明確な作戦も無しに突っ込んではダメだ。命を大事にしろ、仲間の命が危うくても、生き残るんだ」


「うおっ!!後ろから急に喋るな」


リヴァイアサン(母親)よ、せめて人型になってくれよ…怖いんだよ~(涙)


「ある!危険だけどあるぞ!この深海から抜け出して太陽の下自由に泳ぎたかったら手を貸してくれ!!ほんの少しでいい!!」


悩んでる、家族会議が始まり口喧嘩になる…その一部始終をどうぞ…


「ユウ困ってる、彼氏が困ってるのママ。助けてあげて私達に協力して欲しいって」


母親反論、そう言ってやれ彼氏の意味。


「あの子はママ貰うの!あなたに男はまだ早い!」


……もう何も言うまい、魔物のエグいノリは嫌いなんだよ。事あるごとに…てか…酸素くれ…


「ママにはもう私がいる、譲るべき。彼氏の前で良いとこ見せたい」


「あなたはまだ子どもだから早いの!前から妹が欲しいって言ってたじゃない!!」


ぷくぷくぷくぷく…酸素…かれこれ五分…酸素がもうないぞ…色々停止させてるけどこれ以上は…もうダメっぽい。


「ママ!!もうわざわざ深海まで来てくれたのにいいでしょ。若い二人にもう任せて…」


「いつから反抗期!?ねぇ!ママの目を見て言いなさい!!どこで彼氏なんて言葉覚えたの!言いなさい!!」


目どこや…


「もう!そこで待ってる!!手伝って私達の最初で最後の恋になるかもしれないのに…」


「大丈夫、エネルギーは持つわ…気をしっかりともって、いい?」


もう無理!我慢できませーん!!酸素酸素酸素酸素!死ぬーウオオオオオオオ!!

停止させていた手足をばたつかせリヴァイアサン(娘)に向かって泳いでいく。


「ウオオオオオオオ!!」


「「な!?なに!?」」


ブチューウウウウウウウウ…酸素移し…

幼女なのに…クソッ!決してこういう趣味があるわけじゃないぞ!リヴァイアサン(母親)が娘に嫉妬し娘はと言うと俺から行ったのが原因か…


「はい…行きましょう」


頬を赤らめて無事説得♪じゃない!ドラゴンの件で救いに来てくれた大胆エルフちゃん…その時の借りを今返すぜー!!だからあんまり潜るなよ~!!
















その頃大胆エルフちゃん


「息続きますね、すごいんですねあのマスク、もう夜なのに上がってくればいいのに…こんなに寒く…なって…クシュン!」


裸で泳ぎ回りほんの一時間で疲れ舟に上がってたので見事無事…服を着て舟の上で待っていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ