修羅場を経験したことない俺はどうしたらいいんだ?
ウィンディーネを仲間に入れる続きです
「なに?貴方は?彼になにするき?」
急に表情が険しくなるこれはヤバイなノームを呼ぶ準備をしないと…ウィンディーネも悪気はないと思うけど悪気がないのが厄介だ
「ユウさんを離して下さい、早く」
ユリネルの顔が笑ってない。怖いな待ってくれよ!どうしたんだよユリネル!
「貴方は誰?彼のなんなの?邪魔しないでよ」
「離しなさいっていってるの!ウィンディーネ!」
ユリネルが羽を広げて風を起こす突風が吹き上げる
目がドライアイになるわーって!それどころじゃない!ユリネルがお怒りだ!
「やめるんだ!ユリネル!俺達は争いに来たんじゃないだろ!落ち着け!」
そうだ、俺達は争いに来たんじゃない、ウィンディーネを仲間にしに来たんだ!
「さあ、あの頭の硬い天使を置いといて私とイチャイチャしましょえっと…ユウさん?」
「離して下さい!!ほんとに攻撃しますよ!」
「落ち着けよ!ユリネル!」
どうしたんだよいったい!さっきまで機嫌良かったのに!?
「ユウさんはその女のかたをもつんですか!」
なっ!なにいってんだよユリネル!どないした!情緒不安定だなオイ
「貴方はしつこいですねほんとに!ユウと私の中を引き裂かないで!」
「…もういいです、もう怒りましたよ!!」
「ユリネルー!待つんだ!」
ユリネルはウィンディーネに危害を加えなかった俺の腕を引っ張ってくれた。ウィンディーネはいきなり引っ張られたので手を離してしなまった
「あっ、ユウ!」
なんとか助かったなありがとうユリネル!やっぱり君は俺の天使だぜ!
「…そんなにウィンディーネの方が大事ですか…」
「どうした?大丈夫か?」
「私よりウィンディーネの方が大事なんですか!私は貴方のなんなんですか!………ううっ」
どうしたの?この雰囲気もしかして
「貴方は捨てられたのよわからないの?バカねーあんたみたいな天使がねユウを好きにできると思わないでねユリネルさん?」
「くうーー!ウィンディーネ!貴方はユウさんとキスしたことあるんですか?私はありますよ!キスもしたこともないのに彼女のふりとかやめてください!」
「なにおー!」
なんだ?この修羅場は?これはモテキか?この俺が?嘘だろ?
「おーいユリネル?聞こえてる?」
「なんですか!ユウさん!邪魔しないで下さい!」
「そうかよ、一つだけ言わせてもらう。ふざけんなよお前なにしに来たんだよ」
酷い言い方だけどここはあえて残酷に言おう。本来の目的を思い出してもらうためにも!
「ユリネル?俺達の目的は精霊達を仲間にすることだろ?なにしてんだよ、口喧嘩か?俺が不甲斐ないから起こってることだけどここまで悪化させたのはお前だよ、ユリネルさん?」
もうやめとこうでないとユリネルもう泣きそう、かわいそうだがユリネルのためなんだ!許してくれ!
「すみませんユウさん、私らしくなかったです」
落ち着いてくれたか良かった~
ノームのじいさんが言った事がわかってきたよ
「きゃはははは♪そうよ!全部悪いのはその根性なしの天使のせいよ!ユウは私のもの!わかった?」
さて、次はこいつだな一番厄介だ。ユリネルは常識がわかるがこいつは違うからなディナメスタイプだからな、なにをするかわからん
「お前も好き勝手言い過ぎなんだよ、テメー」
そしてウィンディーネに手刀を喰らわすディナメスにも喰らわした伝家の宝刀だぜ
「痛ーい!なにするのよユウ!」
「お前が好き勝手にユリネルの悪口言うからな、お仕置きだ」
「お仕置きならあの女でしょ!なんで私が…」
すこしは堪えたかこの性悪女め、俺の天使に危害を加えるとどんな目に遭うかおしてやろうか?
「この女にそそのかされたのね、可愛そうなユウ」
ん、どうしたんだよいったい!
「いいわ!この河で綺麗さっぱりユウの事、忘れさせてあげるわ!この泥簿猫!」
そしてウィンディーネはユリネルの腕を掴んで水に引きずり込もうとする!!させるか!
「ロープトリック!」
俺のタオルがまるで投げ縄のようにユリネルの手に絡み付く!俺が覚えた初級魔法の一つ
「離すなよーユリネル!」
「はい!離しません!」
「邪魔しないでよユウ!」
そして俺のタオルを水で切ろうとする、凄い水流だ!まるで水のメスだな
だがしかし俺は防御策をこうじているぜ!
タオルに魔方陣が浮かび上がる
俺の魔法その名も波水封の陣!これは堤防などにかける呪文で波風を防ぐ効果がある!これでどうだ!
「俺達の絆は切っても切れないぜ!ウィンディーネ!どうだ悔しいか!」
「ユウさん…」
「そんな偽愛の絆!本当の愛の力を見せてやる!」
向こうも本気だ、このままだとユリネルの記憶が消される!どうする?こうなりゃ一発かけて見るか!
「ユリネルー!しっかり持ってろよ!」
ユリネルの魔力を、いや?天使は神力だなをよく調べないと。雰囲気をつかむんだユリネルの神力を真似してそして、放つ!
「マジック・アタック!」
これも初級魔法だな。魔力を振動のように放つ技だ俺が水の中に出したソナーと同じだ、それよりは威力が大きい。この魔法は自分の魔力が大きければ大きいほど威力が増大する技だ、だから加減が難しいし、ユリネルの魔力(神力)に合わせるのも難しい。それをやってのける!
タオルを伝ってユリネルの体を流れ、ウィンディーネを弾き飛ばす。
「きゃあっ!」
どうだ!受け身も取れないウィンディーネ!
ハハハハ!!俺をなめんなよ!
「ユウさん!」
俺に抱きつくユリネル、ああ君はなんてかわいいんだ!!さっきはごめんよ許してくれ
「なんで?なんで!なんで!なんで!なんで!私を捨てたの?こんなにも愛してるのに!」
「いや…だって君、俺の言うこと聞かないよね?そんな子と一緒になるのはちょっと…」
「やだよ!私を捨てないで!なんでもするよ?だからお願い!側に置いて!」
なんだ?急に態度が変わったな、ディナメス見てる見たいで楽しいな
「側においてほしいなら俺の仲間になれウィンディーネ!お前を使役してやる」
「わかった!側において…どこにも行かないで」
こうして俺とユリネルの仲を引き裂こうとしたウィンディーネは見事俺の仲間に入ったとさ
こんどは誰が仲間になるのか?
お楽しみに~




