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異世界駐留記(不幸で奇妙な物語)  作者: ふじひろ
いざ!勇者を訪ねて~
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誰か嘘だと言ってくれ美少女ユウナ勇者です♪

「寒空の下、また野宿か」


隣でぺローがボヤくが決して油断しているわけではない。夜になって自分達が置かれた状況がどれほど危機的なものであるか、少なからずここにいる全員が理解している。


「おい、聞いてるのか?ユニファーさん無しで俺達がどこまで戦えるかなんて…」


「でもユニファーさんのおかげでわかったがあの道をまっすぐ進めば領地をスキップするはめになったな。そうすればこの事件も気づかれずに済んだろうよ。まさかユニファーさんが近辺総索に行くとは…止めるべきだったか?」


「普通ならな…あそこまで意志が固いとは思わなかったけど」


俺と大胆エルフちゃんで塹壕を掘って待機、その後方に魔法で作った柵にユニ含め馬を入れた。火は少し離れたところに燃やした。帰ってくるときユニファーさんがわかるようにだ。ヴァンパイアが迫ってる、ソナーで気づいたのは先ほど、戦闘体制でいるのだが敵は仕掛けてこない。俺達が見ている正面、木が乱立している向こう側。にらみ合いが続いていた。


「奇襲を狙ってたようですね…」


大胆エルフちゃんは苦笑いしながら汗を拭った。俺達が接近してきたことを察知した迎撃体制は整っている。だから来ないのか?敵は少なくとも二人、一人しかいないところを見ると…ユニファーさんが心配になる。


「これじゃあユニファーに何か合っても助けに行けないな」


ぺローの言う通りだ。ヴァンパイア風情にこの俺は負けぬ!!こんなこそこそしてるのは合わぬ!!よし、ならさ?行こっか。


「少し突っついてくる!!ライト!」


「あっ!おい!」


ライトの魔法で頭上に光球を呼び出し、そのまま前方、ヴァンパイアがいると思われる茂みに突撃していった。ソナーは出し続けている。急な動きにも対応できる!!


「そこ!マジック・ミサイル!」


ソナーで位置はわかる、魔力の矢が現れ飛んでいくがソナーの反応はおかしなものだった。


「ば、バラけた?」


魔力の反応が小さくわかれ飛んでくる!目に見えるほど近くに来てわかった。コウモリだー!!それが空中を飛び回ってる!!


「あっち行け!くそ!」


首筋を狙い、襲いかかる!すると敵も魔法を使ったようで光球が破壊された。光球が破壊された瞬間、それを待っていたようでコウモリが体にびっしりと

張り付いた。噛みつかれているのがわかる。生きたまま血を吸うコウモリ。


「ユウ!くそ!離れろ!」


ぺローも大胆エルフちゃんもコウモリに苦戦している。二人はレイピアの達人、手数を生かし確実にコウモリを刻むが追い付かないほど数がいた。


「フギャー!!死ぬ~!!」


「ヒヒーン!!」


その時だ、ユニが柵をぶち壊し救援に来た…どうもありがとう~と言いたいが後ろ足で蹴り飛ばされるのだった。


「あ~れ~(涙)」


不幸終らず…いや、ユニはこれを狙ってたぽいけど他になかったのか?蹴り飛ばされた俺の体は燃え盛るたき火の上に落っこちた。尻熱い。


「ギャー!!熱い!!燃える!!燃えてる!!誰だ!俺でBBQしてる奴はー!!」


全身火だるま、皮の鎧に火がつき走り回る。それで走り回りながら暗闇の中にポカーンと口をあけて驚いてるヴァンパイアを発見。俺は突進する。


「ユウむちゃくちゃだーもう!!」


ぺローは泣き言を言いながら自分の身を守っている大胆エルフちゃんは戦闘を破棄して俺に走り寄るがそれより早くヴァンパイアに向かっていく。ちょっとしたパニックに俺はなっていた。


「ちょ、ちょっと!来ないでよ!」


ヴァンパイアが命令を出し、俺の進撃を止めようとコウモリが来るが…


「フギャー!!ギャーギャー!!」


奇声を発しながらグラムを抜き、やたらめったら振り回す。コウモリはぶつかり粉々に砕けちってその返り血が俺の顔を赤くしていく。鉄砲玉のような俺に女はとうとう魔法で反撃してきた。


「ライトニングボルト!」


「アバババババ~!!」


暗闇に稲妻が走った。そして俺に直撃、グラムから電流が流れる。俺はどんどん後ろに押される。剣の柄から伝わり全身感電、火だるまの次感電…

頭が真っ白になる。もう力尽きて倒れそうだ。


「負けんなよー!」


ぺローと大胆エルフちゃんが背中を支える。俺は知っているぞ。知ってるんだぞ!?


「ギャー!!」


稲妻の最後は俺の前で炸裂してグラムから通電して俺だけが感電してその場で倒れる。そんな俺に恐れをなしてかヴァンパイアは逃げ帰った。


「おーい?大丈夫か?」


俺は辛うじて返事をする。


「てめー…俺を盾に…しやがったな!」


俺はこんがり焼けていた。






















「おのれら~」


「面目ない…」


「別にゾンビみたいに甦るから問題ない!」


正反対な二人、大胆エルフちゃんは許そう。私は寛大だからな…とでも言うと思ったか。


「ほらほらほらほらほらほらほらほらー!!」


「ひー!!」


土塊から蛙を造形して大胆エルフちゃんの頭に降らしたり(土なので硬い)お尻ペンペンの刑に処したり(合法的にお仕置き)どさくさに紛れて後ろから胸を触りまくったって許される!だって妾は被害者だから!!


「もう…ひっぐ…許してください(涙)」


「うわー最低ー!女の子泣かせるとは!」


「ドジャーン!!セクハラではない、正当なるお仕置きだよ。もしボンテージ鎧の下に手を突っ込んで揉んだのならそれは犯罪だがこれはただのボディータッチに過ぎん!!」


ぺローはアイアンクローでぶっ殺した。手加減なんぞいらん全力だ!これで終わらんぞ!!


「いやー!!」


「大胆エルフちゃん!逃げて!!」


「ほれほれーもっといい声で泣かんかーい!!」


悪代官ごっこ。いつの時代だって悪者は成敗されるもの、またしても…


「ヒヒーン!!」


ゲシッ…


「あ~れ~(涙)」


セクハラ勇者は淘汰されるのです。
























「ユウくーん♪あれ?」


縛られているがこれは決して新しいものに目覚めた訳じゃない。決して…俺の性癖はノーマルだ。ダークエルフがエロいのが悪い。胸があいた服を着てれば揉みたいと言う衝動にも襲われるんだよ!これでも夢多き童貞思春期なんだよ!隙あらばイタズラしたいお年頃なんだよ!話せばわかる!


「このバカは捨てていきましょう…行こうユニファーさん…」


ぺローが帽子を被り直しユニファーさんの後ろに飛び乗る。あんの畜生ー!!


「大胆エルフちゃん!助けてヨ!!また見捨てるのカ!

恨んでやる~!!」


「少し頭を冷やしてから…」


少し罪悪感はあるよう、でも許してくれてはないようです。オイ、覚えてろ。今度はその貞操…守りきれるか!?(そんな根性ありません)


最後にこのかた


「ユニー!!助けてー!!」


バッ…


ユニが!地面を蹴りあげ顔面に砂をかけられた。


「ねぇ…ちょっと…誰か…くすん…」


ちょいちょいお前ら、ヴァンパイア来たらどうするの?そのままお持ち返りされて敵の仲間入りしたらどう責任とるの?くっ…!!


「あ~孤独だよ~」


「グルルルル…」


「はぁ?」


見上げれば狼の群れ…お腹を空かしてるのかな?俺は餌じゃないよー。それにしても不気味な狼だ。目が白濁としている…悪いもんでも食ったか?余計な心配してる場合か!!


「ガウ!」


「ギャー誰かヘルプー!!」


転がりながら助けを呼ぶ。聞こえてんだろ!エルフとダークエルフがいるんだぜ!?たーすーけーてー!!


ゴロゴロゴロゴロ…


「え?下り坂ー!!」


止まれない止まらない(涙)そのまま転がり大きな岩に衝突した。俺の背骨、無事じゃない。


「ほおおおおおおあおお(涙)」


痛みに耐えて数秒…狼はもう追っては来なかった。

やれやら…酷い目にあったな…昨日から疲れるな~


「ってあれ?あそこだけなんか光ってる」


目線の先、地面が光ってる。俺は転がって近づくとどうやら何か掘った後がある。なんだろ?


「ソナー」


埋っているのは金属の腕輪?のようなもの。なぜだろう。地上に蔓延る嫌な神力の震源がこれのうようだ。一応掘ってみるか。


「よいしょよいしょよいしょよいしょ…」


ノームの力を借り、脚を使って掘り進める。そうしたら黄金の水が湧いてそこに金属の腕輪があった。



「なんか模様が彫ってあるな…どれどれ…」


脚を突っ込む、妙な刺激を感じて引っこ抜く。ピリッときたー!!なんか熱い!!温泉か?湯気なんてないしなんだろ?


指だけ浸けてみる…ぐ…体がー!!


「な!なんだ!?髪の毛が!?」


段々と伸びてくる…


「胸が~苦し~!!」


鎧がキツくなり…


「昨日の火傷は治ったはず~なんで~!!」


お尻が膨れる。火傷!?そんなわけは…


「お腹が括れ!?筋肉は?どこ消えた!?」


スリム体型に…ってえ?


「お、俺の声が!?」


高くなる…低かった声がー!!


「へっ?ふうぇ?」


キツキツに縛られた縄も上体を起こすとほどけてだらんと落ちた。手も細くて白く…顔も触ってみる。

あれ?変わってない?なんか。


おそるおそる水面に近づいて覗き込む…あっ、誰この子?可愛いわね~好みよ。清楚で可憐で…大和撫子そのものだわ…え?俺の顔は?


「いや、これは悪い夢だ…(ボイン…)ん?胸がキツい…てかなんだこれは邪魔なも…ん…」


固まった…胸?なんで俺におっぱいが付いてるの?

作画ミス?たわわな果実か俺に…

立ち上がった表しに下半身装備が脱げる…べ、ベルトが千切れたのか?俺は嫌な予感がしつつもいやもう気づいている。自分に何が起こったのか…でも確かめずにはいられない。よし


そっ(パンツをずらして確認中)


ピシッ(冷静に履き直す)


ふぅ…(謎のため息)


大声で結果報告~1,2,


「ないーーーーーーーーーーーー!?」


俺は一瞬で綺麗になった。(心も体もいっぺんに)





























「ユウくんを置いてきて…」


「良かったんです!!」


遮るようにそう言った。ぺローもうんうんと頷いたのだった。


「でもヴァンパイアが出たら…」


「あいつ不死身なんで大丈夫です」


ユニファーさんの後ろでぺローがぼやく。ユニもヒヒーンと一声鳴いた。


「気を抜かないで…こっちが襲われるかもしれないんですから」


すると皆を覆う光がよりいっそう強くなった。


「ユニファーさんがかけてくれた精霊の守護術はいつまで有効なんですか?」


後ろを歩くラーナからだった。全員には今精霊の加護がついている。ユウが言った得たいのしれない神力から身を守るためだ。膜のようなもの、シャボン玉のようでありながら波のようにときどに光が表面を走っている。


「時間にして3時間ほど、そのあとは更新していかなくてはいけません」


しばらく歩いて建物が見えるとためしに入ると確かに誰もいない。人っ子一人見当たらない。村人はどこに消えたのか?答えは神殿にあるとユウは言っていた。


「あれ」


ラーナが何か見つけた。


「井戸の陰に…子供に見えました」


指の指す方向。建物が立ち並ぶ真ん中に空き地が見え、そこに小さな仮設の井戸があった。


「誰かいるのか?」


ぺローが馬を降り、井戸がある方向へ向かう。ラーナとユニファーも馬を降りぺローの後に続いた。

ぺローが突然二人を制止させる。


しばらくすると井戸の陰から頭がひょっこり出てきた。もともと金髪だった髪は汚れ、かわいらしい顔は土埃で汚れていた。女の子だ。5,6歳だろう。警戒はしているようでおかしな素振りを見せたら建物の中に逃げ込もうという体勢だ。


「大丈夫だ、任せてくれ」


ぺローが少しずつ前に進む、すると反対に少女はぺローの歩幅に合わせて逃げる。ここでぺローは帽子をとって近づく作戦に出た。少女は二足歩行する猫に戸惑ったものな興味があるのか、近づいてきた。

最初は頭を撫でられると思いきや髭をひっぱられ面食らった。自分より小さいぺローに気を許したようだ。次にユニファーとラーナを見て目を見開くと近づいてくるユニファーとラーナにぺローとは逆に少しずつ近づいていった。ユニファーは少女と同じ高さまで視線を下げ腰をかがめた。


「可愛いのね、ぎゅっとさせて?」


少女は頷き、ユニファーは抱き上げる。少女は首に手を巻き付けぎゅっとしがみつき胸に顔を埋めた。


「ユウがいたら警戒されてただろうな」


エルフとダークエルフ、それにケットシーのメンバーだ。確かに子供受けは良さそうだ。ラーナは井戸に近づく。そこには釣瓶があり、中には少し水が入っていた。そのとなりに半分も水が入ってない水桶があった。ラーナはこの子が水を昨日もくんでいたと理解した。ラーナは釣瓶を拾い上げ井戸の中にほおりこむ。それから井戸水をくんで水桶に注いでいく。


「どこに持っていけばいいなかしら?」


「神殿」


「そう、私の名前はラーナ。あなたは?」


「メル」


「いい名前、素直で優しい子ね。あそこでにやけてるのがぺローおじさんよ」


「おじ?」


ぺローはそこがひっかかった。そこまで年くってない。失敬な。


「私はユニファーよ、よろしくね」


抱っこしながら答えた。ラーナは水桶をユニにくくりつけ、神殿へ向かった。周囲より離れた場所に大きな神殿が見えた。胸に抱いたメルに色々訪ねながら馬を引きながら聞く。


「あそこに大人達がいるの?」


「大人は病気なの、プリーストのおじさんは大丈夫だけどずっとお祈りしてる」


頭上の雲を作ってるのはどうやら彼のようだ。なんのために?疑問も神殿につけば解けるだろう。


「他にお友達はいないの?」


「コウモリがね、連れてっちゃうの。大人が病気になったとき連れて行かれちゃって…水をくみに行ったとき私以外黒い女の人が2人、連れていくの」


間違いなくそれはヴァンパイア二人のことを指していた。


「メルは大丈夫だったの?」


「逃げて助かったの…それからプリーストのおじさんがこれくれた」


それは魔除けの護符だった、まさか昼間からヴァンパイアが襲ってくるとはその人も思わなかったのだろう。


「先に行って様子を見てくる…」


ぺローが走り神殿へと走る。


神殿を囲む低い塀に到着、正面は簡単な木の扉だった。低い塀に沿って浅い溝が掘られ液体がたまっていた。近づいて見ればその液体は油だった。教会の周り、ずっと続いている。


「隔離、防疫措置か…大人は何かしらの伝染病か。

ヴァンパイアめ、なにばら蒔きやがった…」


中に入る。入ると広い庭が広がる。奥にはいくつか建物が見える。あれのどこかに大人達がいるのだろう。一番大きな建物に近づくその時だった。


「とまれ…。ケットシー!?そうか…もう魔物が出入りし始めたか…」


怒声と息絶え絶えの呼吸音、入り口の柱にもたれる男が一人。レザーアーマーを装備しているがあちらこちらが剣の傷や破れが目立つ。手にはハルバードが握られている。見るからに引きずるのが精一杯のように見える。


「旅の者だ…」


「普通なら通り過ぎる」


「成り行きでね、メルの案内でここに来た。この領地の警備兵か?」


「冒険者ギルドのもんだ…」


ギルドが動いてたのか…


「どうもこの領地様子がおかしいよな?」


「おかしいとわかって入ってきたのか?バカが早く逃げろ…ここは」


「ヴァンパイアの狩り場か?」


「奴等にあったのか!!」


「二度ほど…撃退はできても倒すにはいたってないんだ。それよりプリーストがいるな。昼間なのにヴァンパイアが彷徨くようになったんだぞ」


「太陽が出たら俺達も死ぬ」


よくわからないな…


「おーい」


その時ラーナとユニファーユニがメルを連れて帰ってきた。ぺローは振り返りながら安全であることを素振りで教える。


「ほう…死ぬ前に珍しいもん見れたな…エルフとダークエルフが並んで歩いてる…」


ラーナとユニファーが素早く駆け付け男の容態を確認していく。


「伝染病…ではなく病気?」


「見立て通りだ、雲で隠れて見えないが雲の上に暗黒の太陽が疾病の光をばら蒔いてる」


暗黒の太陽?この場にいる誰もが知らないようで首を傾げている。


「その光を浴びたものは何らかの病にかかる。今はこの神殿のプリーストが押さえてはいるが…」


最後まで言い切る前に血を吐き出し咳き込む。


「もう喋るな…」


ぺローが背中を擦ってやる。男はそれでもなお咳き込み床を赤く濡らしていく。


「話は聞かせてもらった」


全員通ってきた正面の扉を見る。若い女が一人もたれて立っていた。そのままこちらに向かってくる。

皮の鎧、腰には名剣なのか人目でわかる珍しい剣を付けている。身なりから察するに旅人だろうと皆は思った。そのまま近づいていき咳き込む男に手を置いた。


「何者だ?おい!何してる!?」


手から青白い光が放たれ男を包み込んでいく。そして光が消え手を離すとあれほど苦しんでいた男は嘘のように自分の体に触れ信じられないといった表情をする。


「な、治ってる!?」


全員が驚愕する、触れただけ。それだけで男をたちまち治してしまったのだから。


「あんたは…何者?」


「患者はこの中か?」


周りの人間ガン無視で中へ入っていく。


「誰だよお前!!」


ぺローが威嚇してレイピアを引き抜く。ユニファーは下ろすように諭す。


「あなたは?名前だけでも教えてもらえないでしょうか?」


すると女は振り返る、黒い髪が舞った。ミカサのような黒く細い髪、瞳の色も髪と同じ黒。この世界でも珍しい。艶々した肌、整った顔立ち。街中で100人中全員すれ違えば振り返るほどの美形。出るとこは出て引っ込むところは引っ込む。メリハリのある魅力的な肉体美…慈母のような笑み…


「伊丹…伊丹ユウナと申します♪」


破壊力のあるニコーとした笑顔。そしてあいた口が塞がらない3人。


「何も聞かないでください。後そこの3人、他言無用ですから…ね♪」


チクるなよ…何も言うな…言えば頭がおかしくなるだから…女に見えるなんて言ったら殺しちゃうぞ♪

いかん…意思思考が女になる!!


「俺は夢を見てるのかユニファーさん?」


「ならきっと3人同じ夢を見てるんだわ…」


「うふ♪どうしたの?さぁお仕事お仕事ー!!」


なんだろう、俺だけが取り残されたこの空間…胸に穴が開くような…どこかに穴はないですか?

ユウナ=言うな、言うなよ

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