以外と凄い天使達
新キャラ登場です!話が脇道にそれてきました
異世界行くのはいつの日か
「うおおおおおお!どりゃっ!」
何度も俺の眠りを妨げる奴がいるそうアイツだ
「だーんーなーその気にさせといて放置とは酷いぜ切ないぜ」
「うるせぇバカ安眠妨害で訴えてやる!」
ドア1枚挟んで二人の攻防が始まっていた
「ディナメス様…明日は早いのでユウさんを寝かせてあげては?」
「そうだそうだもっといってやれユリネル!」
ドアを押さえながら叫び散らす俺
「結婚初夜にお預けは無いぜ旦那!」
「結婚してないわ!勝手な事ぬかすな!」
「過労死させたいのか!早く眠らせろ!」
俺の魂の叫びはあのバカ天使には届かない…
ユリネル…君はなんて素敵な天使なのかよくわかる
「誰も腹上死するまでしようって言わねぇよ」
「そもそもしないわバカ天使!」
「夜の営みは大事だぜ旦那」
「ディナメス様ほんとに止めて下さい」
なんとか帰ってくれないかなー
帰んないんだよなーアイツ諦め悪すぎる俺以上に
「なあなあ、聞いてくれよ~何人でも子供産むぜ?男の子だろうが女の子だろうが何人でも旦那の欲しいだけ元気な子供産んでやるよ!だから、ね?いいだろ?こんな優良物件ほかにはないぜ?あーけーてーよー」
「何が ね?だ!俺は純潔を貫き通す!」
「いいねぇ~そう言う男らしいところ好きだぜ~旦那!惚れ直しちまうじゃねぇか!」
「あの、ディナメス様?聞いてます…?」
もお疲れた休ましてくれよ~今俺が欲しいのはお前じゃない!安眠だ!
「なんで俺としたがる!結婚もしとらんぞ!」
そうだコイツの狙いはおれの童貞卒業だ、だがなぜだ!そこがわからん!
「だって~人間のお前が中級天使の俺の処女を散らしたら責任問題じゃん?親だって俺が人間に負けたのなんて信じないし、そ・こ・で、子供が出来ましたみたいなできちゃった婚しちまえば親も孫の顔見て考えも変えてくれると思うし」
「あのな~そう言うことは頭が回るんだなお前」
「愛しの旦那ためだ!」
奴の作戦はやっぱり阻止する!そのためにはユリネル君の助けが必要だ!!
「ユリネル!エクシアさんを呼んで来てくれ!この頭の中お花畑野郎を連れていって貰おう!」
「はい!」
二つ返事、良い子です
そのあとあのバカ天使は俺の健康を阻害する恐れがあるとしてユリネルの部屋に連行された。エクシアさんこういうときは天使に見えるまさに、しかし最後の去り際に
「ママとおねんねする?ユウくん?」
はいでましたよー子供扱い。マジ止めて
そのあと即効で眠りについた
いやー死んでみるまで人生はわからんね!おや、死んでんだったな俺
翌朝俺はユリネルによって起こされた。ディナメスはよからぬ企みをしようとして捕まったそうだ。
よからぬことって?多分想像通りのことだ
そして今天界一と言われる図書館の前まで来た。
いや…これが図書館か?スケールが違う、まるで城のようだ。これだけで圧倒される
中に入るとその蔵書量に驚かされる。どこを見ても本、本、本、本の山だ。本棚だけでもかなり貴重そうな装飾がしてありこれだけでも美術的価値がありそうだ。明らか俺には場違いだろ
ほとんどの本が辞書みたいだ…こりゃ一生かかっても読めねぇなこりゃ親子何代までかかるだろ?
ディナメスは…まあ、つまらなそうにブーたれてる
「そうだ、会わせたい人って?」
「そうですねここにいるはずですが」
「その人が天燐の女王を破った人間?」
ん?誰だ?
後ろを振り向くと神官みたいな服装の背の低い少女がいた帽子を深く被ってすげー無表情
「誰だお前」
「このかたが私の友人で天界一の知識量を持つ知の天使クリュネルさんです!」
え、なに?このチビッ子が?
「なんだクリュネル、人間に負けた俺を笑いに来たのか?」
ディナメスが戻った!万歳!!
「いや、天燐を破ったほどの人間だと聞いてね一目見たかった…」
なんだ、その冷ややかな目は!?
「正直ガッカリだな…」
なんだ!このガキは!イラッとした!
「おい貴様、我が夫の力を侮るなよ。我が負けたのは事実だ、貴様が思ってるより何倍も素晴らしい男だ天燐と呼ばれた我に唯一勝った男なのだからな」
いや、天燐とか呼ばれてんの?このアホ天使が?
マジ笑いそうだけどやっぱり強いのかディナメス
「なあ、ユリネル、ディナメスとクリュネルってすごいのか?どっちもそんな感じしないけどな?」
「そうですよ!ディナメス様は負けてからあれですが天使達で決闘をおこなう大会で無敗を誇る天使なんですよ!そこで優勝したディナメス様は剣神レギウスから天燐の称号と宝剣レイヴァーテインを授けられたんですから」
「へぇーあのバカ天使がねー」(白い目)
「私の友人クリュネルさんも歳は私より下なのに知識量と魔法を操る大会で史上最年少で優勝したほどの人物なんです!」
「へぇーあのチビッ子がねー」(無関心)
「聞いてます?」
「聞こえてます」
凄さがイマイチわからんがディナメスと最初に戦ったときのあの恐怖感からあの二人は侮れないのはわかった
とりあえず握手だ!仲良くなって損は無さそうだし魔法について色々教えて欲しいしな
「まあ、なんだよろしく!」
俺の手をまじまじと見るクリュネル。隣でなぜか羨ましそうな視線を送るディナメス
「ん、よろしく」
やった!手を繋いだ!そこで固まるクリュネル
手汗凄い?もしかして!恥ずかし!
「…え、これって」
なんかぶつぶついい始めた、怖いよ!
「…ねえ君」
「なんじゃい」
不潔~とか言われんのかな~怖いよ~
「…私の研究室に来て…」
はい?
まだなにか続きます




