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異世界駐留記(不幸で奇妙な物語)  作者: ふじひろ
来ました!異世界!!
20/135

狂気の所業、囚われた人間の末路と闇に堕ちた俺

「うおっ!なんか凄い」


広い空間に出た。オーディンの部屋の水晶のある部屋みたいだな。

部屋の端に巨大なドアがある。ちょうどゴーレムが通れる位の。拐われた人はあのドアの向こう側か。


「出来ることなら助けたいが…失踪した事例の数を見ると…無理か」


何人かは連れ出したいが俺一人で何人もの人達を敵から守れるか?ここはもう少し我慢してもらうしかないのか…


「とりあえず偵察だ!現状の把握が最優先」


でっかなドアを開けると長い廊下が続いていた。

魔王の城とかじゃないよな!?こんなとこで魔王と鉢合わせとか死んじまうよ?


壁ずたいにゆっくりと移動する。すると目の前に搾精室と書かれたいかにもレッドゾーンな小さな看板が上についた部屋を見つける。嫌だなー入りたくない。生理的嫌悪感がする。でも敵の情報を掴むために!俺!頑張る!!


カチャ!キィィィ、


「…………………。」


なんと言うか想像通り。まさに書いて字の如く。

乳牛の搾乳ならぬ、人間の搾精………吐きそう。

ばれてもいい吐きそう。刺激的過ぎるだろ!子供に見せれない!皆に何て説明したらいいんだ!大の大人達がゴーレムに搾られてたなんて!!


「うぁぁぁぁ…」


「腹部タンクが満タンになりました」


このゴーレム達を作ったヤツは何を考えてる?男に恨みでももってるのか?皆カラカラに干からびそうだぞ。やめたげて…

しかし凄い出来映えのゴーレムだ、さっき倒したゴーレムとは違いほんとに人間の女性だ。


「目的は男の精か?なんでそんなもんが必要になる?いらんだろ」


深まる謎。まさに謎が謎を呼ぶ。あっヤバイ!さっきまで男とヤってた女性型ゴーレムがこっちに来る!


「今から精強剤室に向かいます」


ドアの裏側に隠れる。危なー!見つかるかと思った!アイツの後を追いかけよう!


「人間の精をどうするともりだ?」


そして精強剤研究室と書かれた部屋に入っていく。


「なんだここは?」


見れば数人の女性型ゴーレムが働いている。さっきのゴーレムは、腹部らへんをパカッと開けて液体を取り出してる。そこに骸骨を身体中につけ、ローブを纏った魔法使い風の女が出てきた。アイツが黒幕か!


「この人間の男性から取り出した精から作られた魔力をアップさせる薬…まだ量産するには男の数が足りない。バレないように拐うのは効率が悪い」


「そうね。でも準備が整うまで影で行動しないと意味がない。そうでしょ?」


そこで謎の女がまた登場、刺激の強いボンテージの服を着てる。あの魔力の質は…


「サキュバス…じゃない?なんだ!あの女!サキュバスの上位種か!」


明らか魔力の量がおかしい、俺か俺以上だ!隣の女もそれくらいある。何者だ?


「田舎の村を襲えばいい、騎士団もモンスターに襲われたと勘違いするはず」


「頭良いわね~流石ノーライフキングね♪」


あの青白い肌の女!ノーライフキング!?リッチか!

高位の魔法使い、あるいは強大な魔法を希求するものが死後、アンデッド化したもの。非常に高い魔力を持ち、死霊魔術に長けている。使用する魔法は闇、土などを得意とする。


「ゴーレムを作ったのもあの女か!」


「ふん、兵士の集まり具合は?リリス?」


リリスっ!これも超上級悪魔だろ!なんで!


「あんたが拐って来た女どもはもうあらかたサキュバスにしてあるけど?あんたが作った魔力増強剤調子良いわ~早く増産してよ!部下のサキュバスにも十分に支給できてないんだから!」


「そのためにも村襲ってこい…」


コイツら!そんなことに拐った人間を利用してやがったのか!クソッ!


「それで?この部屋は何のためにの部屋なの?」


「ここは捕まえた男の精の量を増やしたり、無理矢理興奮させる興奮剤の開発のフロアー」


おいおいなんてこった!そんなことが!


「それより作戦は?進んでるの?」


「そうね、最前線の亜人どもにチャームで発情させて男を襲わせ堕落させる。そんなんで仲間を増やせんの?」


「とりあえずは最前線の亜人はなんとか出来るとして、問題は聖都の奴隷達ね。聖都に浸入すんのはなかなか骨が折れるのよ~。そこは何人かスパイを送り込んでるけど♪」


亜人の発情事件はサキュバス達の仕業か!なるほどね、獣の性欲の高さを利用して堕落させる。アイツら悪魔が考えそうなことだ。


「ここから出るか…おそらくここは魔界のどこかだろう。バレたら俺も搾られる~」


そっと部屋を出てその場を離れる。歩いていくと色んな部屋が見えてくる。


「ここは?」


繁殖室(人間雄交配室)

また物騒な部屋だな、行きたくねぇよー(涙)けど仕方ない!王国のため!皆のため!ユウ!行きまーす!!


ガチャッ!


パンパンッ!(謎の水音と肉のぶつかり合う音)

ウモーーーーーー!(謎の叫び声)


ガチャ…(ゆっくりドアを閉める音)


なんなのあれ、想像以上だよ……吐きそう。もう嫌なんだよああいうの。ノーサンキューだよ。

俺が何を見たのか皆にマジでなんて伝えよう。普通ならこんな場面に出くわしたら社会的に葬りさられるよな。でも聞かれた時に答えなきゃならない。自分がなにを見たのかを。もう萎えたけど仕方ない…

行きますよ!いきゃーいいんだろ!あーーー!!


お邪魔しまーす。俺に気にせずどうぞ無視して。

そもそも誰も見てない。なんでかって?皆そんな余裕ないからさ。ヤられてる皆可哀想過ぎだろ!大丈夫!もう少しよ!!後で仲間を連れて助けに来るから!!だからごめんなさい!


まず目の前、檻の前にミノタウロス希少種(雌)交配中の看板が、説明書きが書いてあるどれどれ?

魔界でも珍しいミノタウロス希少種、紫色の肌と二本の大きな角が特徴。姿はサキュバスに近く。顔もサキュバスのようである。唯一ミノタウロスに似ているのは長身なところ、あとは下半身が牛の後ろ足のようであること。生態はミノタウロスに近く、赤い物を見ると発情する傾向があり。近づく際は赤い物は持たないでください。


そうですか、ならなんで目隠ししてるの?赤い布切れでさ?


ウーモちゃん(18歳)雄なし、人間の雄用意中

モーモちゃん(20歳)交配中、二週間目

ニーモちゃん(22歳)妊娠中、双子、来週末予定日

スーモちゃん(19歳)交配中、三日目

マーモちゃん(18歳)交配中、雄精力不足で療養中

ムーモちゃん(21歳)妊娠中、三つ子、妊娠確認

(係りゴーレムへ)ミノタウロスは基本2~3体出産します。1体ではないので注意すること。


なんですか?檻があってパット見は動物園みたいだが全然違う。主に中身が。


「ウモーーーーーー!ウモーーーーーー!」


「もうやめて…死んじまう…」


下に敷かれる男、ほんとに死にそうだ。そこの、ミノタウロス、モーモちゃんか、やめてあげて(涙)

その人死んじゃうから(涙)ムーモちゃん…三つ子妊娠中なんだろ。そんなに性交して大丈夫?自分の欲望よりお腹の子供と主人(?)を労ってあげて。


ミノタウロスは兵士として優秀みたいで量産が進んでいるようだ。下の人ー!絶対に助けてあげるから!死んじゃダメだよ!


次っ!


「これは…」


ハーフオーガ(数体試験、男の反応確認中)

本来トロールのような巨人であるが品種改良を実施した個体。捕獲出来る数が多い人間の雄との性交をコンセプトに人間に姿が近くまた、人間の雄が興奮するようサキュバスの姿を見本に作られた魔物。

腕力や再生機能はそのままに、オークのような繁殖力強化も行われており次期主戦力になりうる個体。

品種改良で雌しか産まれずハーフオーガの繁殖をコントロールできるのも特徴である。まず3体の試作体で雄の反応を見る。人間の雄には興奮剤の試験薬を投与し、ハーフオーガと交配させる。


タイプA(15歳)二日で妊娠、再度性交で2体目妊娠

タイプB(15歳)〃 で妊娠、Aとは違い胸部 から

母乳が出てるのを人間の雄が吸って

いるのを係りのゴーレムが確認。出

産は個体差あり。またサキュバスの

魔力が母乳から検出。興奮剤に使え

る可能性あり。今後研究の価値あり

タイプC(15歳)〃 で妊娠、再度性交で2体目妊娠

繁殖力の高さとサキュバスのような妖艶さを兼ね備えた魔物。サキュバスの特性を持っているので作戦の幅が広がる可能性あり。


「おいふざけんなよ」


説明と様子を克明にメモに書きながらイラつく。

人間をなんだと思ってるんだあのリッチめ!兵士を作る道具位にしか見てないんだろ!


「絶対に助けてやるからな…」


硬く心に誓った。こうなったら研究中の魔物の情報を一つでも多く持ち帰って対抗策を考えなきゃ。


「新しい魔物を人工的に作るなんてな。まるで人間みたいなことするじゃねぇかあのリッチめ!」


お前の野望もこれまでだ!全部わかってんだぞ!作戦も兵士の種類もな!


「さて次っ!」


途中で堂々と見るためインビジブル(透明化の魔法)をかけたから見つからないと思うけど…


「これは…なんですか?」


ホーネット(女王種)

働き蜂を大量生産するための個体。毎日出産するので目を離さないように。また、産まれたホーネットの体内には淫毒があり、男を発情させる効果があり

今後の興奮剤に使えると期待されている。また、そのせいもあり彼女達は常に発情しており、人間の雄を与えてみるとお尻の麻痺毒で動きを止め、唾液に含まれる淫毒で間の雄を発情させ満足するまで人間と性交する習性が確認された。またこのホーネットは雄の個体が存在しない。種族でもある。


にゃるほどね、こんなやつも魔王軍にいるのかくわばらくわばら。


「よし!大体情報はとれたな、あとは脱出するだけだ。うまくいけよ!」


こうして恐怖の交配室を抜け出した。そして魔方陣のある部屋まで走っていく。


「ん?これはなんの部屋だ?」


転成室とだけ書かれたこの部屋。入っては行けないと自分の本能が悟るが入ってしまう。


「うっ…これは」


細長い水槽みたいな容器の中にサキュバスが入っている。リリスがやってたことって!


「くそっ!」


水槽を力いっぱい叩く。ひびすら入らないとは…

そこに隣の水槽の上から女性が落ちてくる!


「ちょっと待て!今助ける!」


グラムで切りつけるがびくともしない!


「なら魔法だ!」


ありったけの魔力をぶつけるが弾かれる!


「アンチマジックシェルター?クソ!!」


魔法避けの結界が張ってある。そしてみるみるうちに角が生える


「ああ…」


羽根が生えてくる


「やめてくれ…」


そして細長い尻尾が生えてくる


「やめろーー!」


隣の水槽と同じサキュバスが出来上がる。


「魔力が…完全に変わった…」


そしてサキュバスの入った水槽から液体が抜けていく。そして水槽が突然浮かんで移動する。


「畜生!!待て!」


部屋を出て後を追いかける。そして実験場と書かれた部屋に入っていく。


ドンッ!


「なんだ!?」


見えない壁に遮られる。魔方陣か!!


その奥には人間の男がロープで手足を塞がれて倒れている。

そこで水槽が透明になって消えていく…


ドチャッ!


液体に濡れて倒れているサキュバスがゆっくりと立ち上がる。そこへ…


「はぁーい♪お目覚めかしら?サキュバスになった気分はどう?素晴らしいでしょ!お腹が空いてる?

なら目の前の男からたっぷりと搾っちゃいなさい♪

そのためのサキュバスの身体なんですから♪」


「やめるんだ!止まれ!!」


そして目の前の男性を襲いだす。


「なんでだよ?」


「そりゃサキュバスになったからね、人間を襲うのは当然でしょ?」


後ろから声が聞こえて振り向く。


「はぁーい♪ごきげんよう♪」


そして隣はあのリッチがその後ろは大量のサキュバス達。


「後ろの奴等は元は人間なのか…」


「そうね、そんな子もいるけど元からさサキュバスって子もいるわ♪」


「そんなことはどうでもいい貴方は知ってはいけないことを知ってしまった。だから試験体として使ってあげる」


なんなんだよオイ…


「今ね~人間の女性をサキュバスにしているから純種のサキュバスが減ってるの♪だ・か・ら貴方には

私の妹のリリス達か上級種サキュバスの種馬になってもらうから♪ラッキーかもね死ぬほど気持いい思いするんだから♪」


ふざけんな…


「皆をもとに戻せ、そして解放しろ…」


「それは無理な相談。いくら幹部位の私達でも魔王の出兵令は無視できないもの…」


そうかよ…なら全部壊してやる

ディナメスには魂を持っていかれるからやめろと言われたけど…このさいだ、どうでもいい。


「大人しく犯されてね♪それじゃあ皆~♪あの人間を捕まえちゃって!!」


「はーい♪喜んで♪」


サキュバス達が襲いかかる!


「ウオオオオオオオオオオオッ!」


体から大量の魔力が漏れ出す。


「バーサーカーモード」


ゴーレムも飛び出してくる。まとめて相手してやる


「喰らえ…殺戮の凶刃…」


漏れ出す魔力が黒く染まる。


「ベルセルクッ!!」


人間なんて辞めてやる。その代わり跡形もなく…













消し飛べ、なにも残るな…

ぱっとはいってぱっと出るつもりがだらだらと

居座っちゃいました…

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