登録完了!!
商人と一緒に馬車で揺られる俺達。
「次の街は大きいのか?」
「そうね、商業で栄えた街だからね。規模はそこそこ大きいわよ」
「神殿もありますかね?」
「そうね街の端にたしかあったはずよ」
「ユウさん!私行きたいです!」
「そうだな~街に着いたら暇だし行ってみるか?」
「やったー!」
こんな話をしながら街に向かう。
けど街か~!どんな物が置いてあるんだろう?
そしてひときわデカイ街が見えてくる。あれでそこそこの規模なの?
その前に検問所が現れる。俺達は商隊の護衛剣士ということにして入れた。
「さて着いたよ!この街がトルキスだ!」
商業都市トルキスか、色々見て回ろうか。
「二人はどうするの?行きたいとこがあるなら案内してあげよっか?」
「いいよ、まだ仕事残ってるんだろ?」
「わかった、一緒に行きたいけど我満する!とりあえず要事が終わったら旅の安らぎって宿に帰ってきといて!そこで待ち合わせ」
「了解!では散策にいって参ります!!」
こうしてミルティーや、他の商人の人達と別れナウシカアと行動する。
「まずはどこに行きます?」
「とりあえず換金所だな。あいつらの装備品が重い!」
盗賊を倒した証拠として装備品を持っている。これが邪魔なので先にお金に変えておく
人に聞いて回るとあの大きな建物が換金所のようだ
この他にここで依頼状を発行したりしてるらしい。
「すみませーん、盗賊の賞金首を倒した証拠持ってきました!」
カウンターに装備品をおく。わざわざ女性の所に並んだんだ!
「賞金稼ぎの人でしょうか?」
「一般人です!」
「わかりました、拝見します」
そして中身の盗賊の親玉が着けていた装備品類をみて係の人が驚く
「二人で倒したんですか!?」
「いんやー、一人で」
それを聞いて係員が驚く。そんなに凄いことか?普通じゃない?こんなん。
「相当腕利きなんですね…」
「そうかな?比べる相手がいなかったからな~」
適当に誤魔化す。余計なことは言わない。
「これが賞金です」
「重い、これ全部硬貨か」
ひー重!こうして換金を済ませ神殿に向かう。そこでなにやらナウシカアが教会の偉いさん達と話していた。興味ないし俺はしゃがんでぼーとする。
その次、武器屋によって剣を眺める。
「グラムがどんだけいい剣かよくわかったよ」
流石は神の武器、グラムより切れそうな剣が見つからない。
そして市場でナウシカアと食事を済ませまたぶらぶらと歩いて帰る。
帰るとミルティーがフロアーのイスに座っていた。
「要事は終わり?」
「やることはな」
そして夕食をとりに街に向かう。そして一軒の店に入っていく。しかしミルティー、ずっと酒飲んでんな。ナウシカアはちょっと飲んだだけで酔いつぶれた。
「これからはどうすんの?」
「なんだよ突然」
「いやーどうすんのかなって思って。だって旅の目的も聞いてないし」
「そうだななんかのギルドでも入ろうかな」
「というと魔法使いしか入れない魔法使いギルドとか?」
「それならナウシカアが入れないからな、冒険者ギルドに入ろうかなと思ってる」
冒険者ギルドに入ったら他の都市の冒険者ギルドで依頼も受けれる。特に犯罪者以外なら誰でも入れるギルドだ。
「ぇーいっしょに働こうよ~」
「ここら辺で金を稼いだらすぐ次の街に行くつもりだからな。自由に動きたいんだ」
「そうだね、なら違う街に行くまで一緒に行動しょうか?」
「ありがとう。でもナウシカアと連携を強化したいんだ」
「そうなの?残念。困ったことがあったらなんでも言ってね?」
「そうさせてもらうよ、ナウシカア半分持って」
「はーい」
そして宿に戻る。
「あーもう寝よう」
明日はギルドに登録だな、細々でもいいから稼いでいくか。こうして眠りにつく。
また昨日の換金所のあるところに向かう。ここでギルドの登録もできるらしい。
そしてまた昨日のお姉さんのとこに並ぶ。
「今日はどういったご用件で?」
「ギルドの登録お願いしまーす」
「ギルドの登録ですね?どこのギルドに所属しますか?」
「色んな依頼をこなせる冒険者でーす」
「冒険者ギルドですね?登録は無料です。お二人様ですね?」
「そうです!お願いします!」
「では右手をお出し下さい。証明書をつけてもらいます」
右手の手首に金属でできたブレスレットをつけられる。真ん中には水晶のようなものがはめこまれている。
「これは?」
「ギルドの人間であることを証明する証明書のようなものです。有名な魔術師が作った代物です。使い方などご説明しましょうか?」
「お願いします」
このブレスレットは倒した魔物の種類や数を記録したりするらしい。これで依頼の成功とかがわかるのか。便利な道具。
こうして晴れて俺とナウシカアは冒険者ギルドの一員となったのであった。
次から依頼を受けていくつもりです。
モンスターもバンバン全面に押し出していくつもりです!




