潜む塗影
眉間にぐっと力を込め悩みこむ、……むむ……がぁーここまできてまだ厄介者の不始末かい。
「よし、わかった」
前に座る二人の反応はそれぞれ違う。一人は面白い玩具を手にしたような少年なような笑み、もう一人は貧血ぶっ倒れる3秒前のような青ざめた顔。それぞれの思惑とは別として俺の思いとしては…
「人間界から叩き出す、いや1度殺せたのなら2度殺すのも変わらないだろ?一つ言っておくと俺の身を守るなんてことはあってもその他の命については無頓着なやつらだドラゴンなんて。もしもの時を考えると俺だけが生き残る…そんなこともある」
「制御できるなんて盛大な勘違いだ。お前ら現物を間近でみたことあんのか?あるから言わせてもらう」
二人は口をつぐんで何も言わなかったが、言ったところで俺がまたなにか言い出すのをわかってだんまりしてるんだが、まぁ到着するまでは寝て過ごすか。あのドラゴン…1度は倒せた、けど2度目は上手くいくだろうか?五分五分とみていいだろう。腰掛け鼻唄まで飛び出す、余裕と言うよりどこかのボケドラゴンがてっきりやって来たのかと思った。その勘違いが解消されたことに対する安心感だ、無理にでもここは気持ちを落ち着かせんだよ!
しっかしなぁ…俺は爬虫類に好かれやすい顔なのかなぁ。てか化け物顔ってことでしょうか?そうよねぇ化け物染みてますもんねぇでもね?言い訳はさせて。全盛期より落ち着いたと思うんですがね?おおお…色々とぞっとする。
止まれ!足の震え!カイドロよ、腹抱えて笑ってるお陰で馬車が揺れてこの足の震えも気づく者はいない。お嬢ちゃんは…ヒステリックに騒いどる。情緒不安定か!生理なのね、デリカシーのない発言で悪かったよ。八つ当たりも許そう。それ以上は何も言わず会話を切って眠る。もう疲れてんだ!
もう安眠よ?すやーっと眠りに簡単に落ちる。ドラゴンなんてないさ♪ドラゴンなんて嘘さ♪どうやら現実味を帯始めたな…社外の景色と言えば…うん、戦場の後って感じ
聖都までノンストップよ?宿泊まるとかさーなんで馬車の交代はあってもそこで降ろして宿泊してまた明日からとかないのかな?
緊急なのはわかるが俺がいないとドラゴンも王女を無下にはってあれか?痺れを切らしてチョメチョメなる心配してるのか。
しっかし町に近づくにつれ…まだ再建途中でもこれだけの人が集まって生活してるとは…戦争になると巧く身を隠せるものだろう。
俺くらいか、能天気なのは?それにしてもやけに聖都側から人がながれてくる。亜人などの元魔王側にいた人達が住む本来なら避ける戦闘街に行くとは…選択肢がないか…隣国が受け入れを拒否してるのだろうな。魔王軍が引いたとは言え、あそこも危険地帯であることに変わりがない。そうせざるをえないことが起こってるわけ。話し合いしてくれる人、交渉などの政治に関する人がセレーネ王国にいないからこうして危険な前線の戦闘街に行くしかない人たちがいるわけか。頬杖しながら窓の外を眺めた。前二人は爆睡、寝るしかすることないんだけどさ。俺が逃げること考えないんだな。テレポート使えば一瞬で逃げ去るのに監視員として大丈夫か?逃げはしないけどさ。
難民?の列を見送りながら改めてこんなにも人間がいたことに感動する。よくあの地獄を生きててくれた。ほら逃げるなんて選択肢はないわけだ。守ってきたんだって自覚が出た。あの人たちは大切な人を何人もなくしているそんな人たちが今を生きている。
また悲しませるのか?今度こそ全てを守るときなんだきっと。
下を向いて生きている人、明日があるか不安な人たちに俺は何をしてやれる?不安の一つがドラゴンなら取り除く。前を向いて生きられるのなら話し合いでも殺し合いでもドラゴンのチャンネーと寝んごろして人生の墓場でも行ってやる。
その責任が俺にはあるし大勢の人が幸せになる為にならこれくらいのことはしてやらないと。やる気の炎がゆっくりとだがくすぶり始めた。グラムの柄を指でなぞりながら一人感傷に耽っていた不安はもちろん俺にはある。だがなにもしないなんて考えは今の俺にはなかった。もちろんドラゴンと○○になったらどうしようとか真顔で股関膨らませてたけどいいよね?○禁し過ぎて妄想の中でドラゴンが俺をなじるの。
そう、色々と緊張してるのあそこもね、そりゃ緊張してるの。
「そろそろ出番か」って言ってるわけ。空想の中ではミカサで10人以上産ませてるらしいし俺。自信あるわぁードラゴンひぃひぃ言わせてるわー
興奮している(直球)
あーR18指定入っちゃう~実写映画化できないじゃない。
「主演: 小栗旬でオナしゃす!」
妄想に息子を膨らませ未だに復興が叶わない聖都の周囲の掘りにまで到達する。相変わらず橋で入るのかここ、攻めにくいわけだよこれ、復旧工事に年月を要するに理由がわかった。
聖都をぐるりと大きな建物や資材で埋まっている。もともとは瓦礫を除去する人など復興に携わる人手の宿泊用の建物として大きな平屋が乱立してたと思うけど、俺が魔界に行くまでは。今は巨大なバリスタ(弩弓)が内を向いている。たいした数もなく設置の最中らしいがそんなのでドラゴンにかすり傷でも与えられたら儲けものだわ。
着々とだが防衛の面では工事が進んでるらしい。現場は異様な空気に包まれていた。俺はこの異様な空気に覚えがある。お嬢ちゃんは急かすようにこっちだと強めの口調で怒られた。なにも好奇心を持つことは大事だよ?
「それではご案内させていただきます」
お嬢ちゃんに続き平屋の一室に入る。途中出会ったお嬢ちゃんの部下かは知らないが警備しているであろう騎士に部屋への案内を任せ自分は俺たちが到着したことを報告しに行くとどこかへ行ってしまう。何かあればこの騎士に伝えるように言われたが…
「さて、どうする?」
「どうするもなにもあの空気は…ドラゴンフィア(殺気)だな。間違いなく城にいるらしい」
「おうよ、眠れないって患者が出て野戦病院はパンク寸前だ。…まぁ一般的な人間ならこのザマよ。俺はもちろん快眠だがな」
部屋にはソファーが2つと間に机、窓だけの質素な部屋だ。それでも仮住まいの建物としては部屋まであって至れり尽くせりだけどね。てかまたカイドロ寝始めたよ。底なしかよ。
そうこうしているうちに部屋の湿度が急上昇する。確かミカサの監視に送ったはずだけど。何やら廊下に大きな影が正体はわかっている。キグミントだろうな、ほらガシャガシャと甲冑が音をたてて入ってくる。なおもカイドロは爆睡。
キグミントは俺の横に来て仁王立ち、からの直立不動の構え。甲冑の置物が増えてずいぶんお部屋が賑やかになったじゃないの?
何やら廊下が騒がしくなると同時に結界か、魔方陣か建物周りに展開している。檻のつもりか?誰も逃げたりなんかせんよ?信用ないなーここまでしてやってるのに。ドアを開けて最初に飛び出してきたのは意外な人物だった。
「………顔を上げてまず今後の対策でもしましょうよ」
「僕がいながら申し訳ない」
申し訳ないか…それは俺の台詞だ。謝るべきは俺だ、この事態を巻き起こしたのは俺なのに。偉そうにしている場合かよ!
「ローラン、俺はね責任を取りに来たんだ。王女様には何度も頭下げなきゃならないのに逃げてたんだ。ごめん、全部お前に押し付けて逃げたんだ、楽な方に」
土下座するローランの前に膝を折り、同じように頭を下げた。こんな事態となって一人思い詰めていたんだと思う。俺より責任感や正義感の強い男だから。俺と違い勇者と認められて送られてきたやつはここんとこしっかりしてやがる。自分が情けない。
「王女に謝りに行こうと思うんだ。俺は何一つ義務を果たせなかった。王様と妃様が亡くなった日のこと、何一つ話せやしなかった。勇気がなかった、ずっと怖かったんだ。俺は裏切られて何も守れなかったあの日からやっと今日、一歩踏み出すことにした」
「…言い訳はしない、許しも要らないこれは僕の落ち度。擦り付けるつもりなんかない!何も背負わせはしない!僕は君も守りたいんだ!そのために僕はもう一度君の横で戦う許可が欲しい!」
ローランは俺の肩を爪が食い込むほど握り混む。熱意と言うのかね負けてるよ俺は最初から、何一つ勝ってないや。俺としては一緒に謝ってくれるローランが側にいて欲しい。保険よ保険。
「お暑いところ申し訳ないけどよろしいかしら?」
コロコロ笑いながら女狐が姿を現した。ここにいてはいけないのではないでしょうかあなた?面白いと思ったらどこでも着いてくるのねあなた!
「面白いやつがいたもんだ」
「エル・ビレンツ中隊およびルー・ルカ・アリアベッシュ(お嬢ちゃん)中隊の二個中隊の少ない兵力をオルガ連合国からセレーネ王国の救援に来ました…のにあなたはそおーんな態度をとるおつもりで?」
ふてぶてしい態度、後ろで見え隠れする思惑に俺は少し機嫌がわるくなる。見え隠れしているのは尻尾もか…
「さて役者は出揃いましたね?」
「テメエの戯けた作戦には乗らん、始めにそれだけは言っておくのと同時に今から救出に行く」
「あら、知ってたの?」
数ある司令官の中で俺とドラゴンの濡れ場を望むのは目の前の畜生だけだと思ったわけだ。無限ポーチからシナモンを取り出し口に咥える。わざとらしく微笑むあのポーズには俺もあっきあきしてるんだ!
「王女の体力を考え救出はすぐでも…」
「そこまであなたはお馬鹿だったなんて…今から二人きりで話し合いましょう。納得がいく答えが出るまで」
なんかこの女、やたらと二人きりにさせたがるな。でもなにかしらの意図はあるはず、お稲荷さんでないことは祈るしかあるまいよ。
「ローラン、悪いが席を外す。確かに軽率な考えかもしれない急ぐにしても完璧じゃないといけないからな」
「僕は従うだけ、また決まれば呼んでもらえればすぐにでも」
キグミントとカイドロは置いて部屋を出る。部屋を出たところでローランとは別れて女狐に連れられとある一室に案内された内装が確りされておりこの女好みの装飾までされている。きっとこの部屋はこいつにあてがわれた部屋だろう。こんなことで金使わなくていいよみなさーん。
「あっああ…もう我慢できない!」
部屋に入るなりいきなりしゃがみこんでベルトを緩め始める。まあ認めるわけにはいかず脳天かちわれるほど拳骨。お前が望むお稲荷さんはこれとは別だ。
部屋のカーテンが微かに動く、それを見逃さなかった。
「誰だ?」
「お初にお目にかかります。三尾の雷綱と申します。尾獣でございます、間者を生業としております」
妖狐かな、色々いるんだろうけど前に少し話をきいたくらいだから詳しくは知らないな。
「お稲荷中毒で錯乱しております」
「そんなのあるのか?」
「はい、お稲荷さんを早く処方して安静に」
お稲荷さんはなかったのであの手このてで油揚げで妥協し、今はすやすや狐に戻って寝ている。さて今は二人きりだが気まずいのだがこちらからなんの話を…
「概ね状況は理解しております。大主様(女狐)が危惧されておりますのはドラゴンよりむしろ配下の者たちです」
迂闊だった。聞くところによれば幹部クラスがあの聖都に何体いるのかと言うことらしい。なるほど、ドラゴンだけなら俺が相手になるが他の幹部クラスは相当の実力者でないと抑えられない。つまり王女奪還に問題が生じる。
「正確な数、実力などすべて不明」
「かと言って侵入できる当てはありません試みはあったのですが…」
全て失敗。入る手段は謎のドラゴンが張ったと思われる魔方陣だがはたして?
「勇者パーティー…」
「俺も勇者だがこの際どうでもいいよな、わかるよローランのことだろ。それで?」
「魔法に詳しい方から魔法を調べた結果その魔方陣の構成が魔界独特のものなのか随分形態が違うらしく判明したのは転送用のゲートの魔方陣と言うことです」
しかも転送できるのは特定した人物のみ、つまり俺だけと言うことか…
「俺もひでぇー目にあったからな。一言挨拶しときたかった人物だ。それで他に話は?」
雷綱はありませんと首を降るがあるだろう。ただ隠してることがあるのはわかったが…最後は目も会わせてくれない。俺も多くは聞くまいよ。
「ここに本来いてはいけない者ゆえ、これにて失礼」
ボンっ!と煙を立てて消えてしまう。なによ!そんなに急いで消えることないじゃない!だがその意図はローランが部屋に入ってきたからだ。ノックしてよね着替えてたらどうすんのよ。
「少しいいかい?君の独り言が聞こえてきたものだからてっきりもう話し合いは終わったと」
「んあ?独り言?独り言を言ってたのか?俺が」
「廊下まで聞こえてたが…なんだいその狐は?」
知らなくてもいいってこともあるぜ?それよりだ。
「心配してくれたって風ではないな。何のようだい?まだ伝え忘れかなにかが?」
ローランは話を変えてあのにっくき魔法の薬で猫にしてくれやがった魔女の糞女が俺に用件があるから呼んでこいと命令されたらしい。わかる?勇者に命令って…ローランも男ならな!ガツンとな無理か?
「君に意見をもらいたい、僕は恥ずかしい話でまったくだが魔法には疎くてね。解読を手伝ってもらいたい」
「了解した、なんとかわかる範囲なら」
その現場の魔方陣まで案内してくれる途中、今わかってることを雷綱には聞けなかったことを聞いていく。
「現在困ってることは内部の状況が全く把握できないことか」
「はい、なんせ全員締め出されてしまって…姫様の安否確認も出来てなくて、ただなにもせずという訳でもなく何度か侵入や攻撃を加えたのですが」
「謎の魔法でもろともせず…か」
救出はもう全部失敗、手がかりは俺だけが入れるどこかにつながるまぁ城の中だろうゲートの魔方陣だけか。
現場の周りを立ち入り禁止にし、絶えず兵士で周りを囲いこむ徹底ぶり、ここから先に魔方陣があるらしい。流石に勇者が二人、訪ねてきたら向こうもパニックになっていたがいい加減慣れろよ有名人だからって拝むのヤメレ。
「これがその魔方陣だ」
「デカイな」
地面が紫色に光輝いている。怪しさ満点だよね、なんか文字が浮き出てるが俺的に解読できん、これでも魔物とかこの国全ての言語を操りかつ魔法書を数多く読み漁った俺でも知らないが言ってた通りゲートの魔方陣ではあるようだ。早速手をかざして解読に乗り出す。
「あの魔女は留守か?なら好都合、いたら全力でひっぱたいてたところだ」
「わかりそうなのか?」
「相手がヤバいやつってのはな」
どの魔術、魔法形態にないとの見方は合っている。ゲートの魔方陣とだけ判明したなら大したもんだ。俺はそれで納得しないがねさらにアプローチをかけていく。
「表面上はゲートの魔法とみて間違いない。見立て通りだ座標してやらの設定が細かくされているな、それと人物認識でゲートの魔法にロックをかけてる」
「そう、君以外にこの魔方陣は起動しない。彼女が言った通りだ。だが本当にこれは『精密なだけのゲート』の魔方陣なのかどうかがわからないと言っていた」
そこまで突き止めたか?俺もだよ。そう表面上は高度なゲートの魔方陣で方が着く。それにしては妙なんだ、俺が解けない地雷が組み込まれてるのにおれも気が付いた。
「得体の知れない魔法がセットされてるぞ…下手に触らないで正解だったな」
「攻撃魔法!?罠ってことか」
いや、それはわかる。たしかに理屈だ、ゲートと油断させ攻撃魔法で勇者を1人消す。確かに利に叶う戦術だがどーも回りくどい警戒させて焦って突っ込んだところ…罠にはめるそんな嫌らしさを感じる。
「下手に魔方陣を利用されないように書き換え不能解析不能にするため防衛の意味を込めて攻撃魔法を仕込む手もある。もちろん油断させ攻撃魔法で罠にはめるやり方もあるがそれにしては手抜きなんだ」
「どういうことだい?」
「罠であることはかわりないんだろうけど意味不明なだけで隠すようなことをしてないんだよこの魔法は、どんな危険な魔法かもわからない。気持ち悪いことに隠してないんだよ」
解いてみろってことか?敵の本意はなんだ?俺への攻撃ならもっと良い手段があるはず。なんだ?この魔方陣は。
「ローラン、ねずみを一匹捕まえてきてくれないか?」
「ねずみだって?」
「虫でもなんでもいい。実験台になってもらうしかなさそうだ」
ローランはすぐさま走り去る。このままここで解析を進めてもいいがまず簡単なのは罠があるとわかったとき、安全なところから罠を起動させる。これで罠の種類を判別できる。
「そこで見つけた、蛙が堀の近くにいたのでね。これでいいのかい?」
「なんでもいいんだ。物以外ならなんでもね」
蛙を受けとると素早く蛙に魔法をかける。この魔方陣が俺が鍵で作動するものならこの蛙を俺だと誤認させ発動させる。使えてこの一回限りの方法だろう。対抗策でもされればこちらはもう一か八か賭けるしかなくなる。
「この蛙に俺の情報を書き込んだ。つまり俺の分身、これでこの魔方陣を起動させ残りの魔法がなんなのかあぶり出す。そして発動させてからが時間の勝負だ。いいか?もうやるぞ」
「誰か呼んできたりは」
「もしトラブルが起きても俺たちぐらいしか対処できないだろ?いても被害を増やすだけになるかもしれん」
蛙を魔方陣にセットする。さて鬼が出るか蛇が出るか、するとどうだい。蛙がただんに転送されていくじゃないか。
「蛙を一応は追跡してるが転送先もやはり城の中だ、だいたいだが方向は城の方を指している」
「つまり何でもなかったってことですか?」
いや、そんなわけはないんだ。
悪い方の予感が的中した。
転送されていく蛙がドラゴンになる。
「な…に!」
「化けるなんてレベルの話かよ!これは!」
見たことも聞いたこともねぇはずだ!イカれてるにも程があるだろうが!間違いない!どの魔術形態に属してないこれは
「変身ってか人をドラゴンにする魔法を仕込んでやがったのか!あの魔方陣は!」
「ケロッ…グガオオオオオオオオオオオオ!」
咆哮をあげる蛙。いやあれはドラゴンだ。ありえないことだ、ドラゴンが人間の形態を好んで使い分けるのは周知していた。だが人間をドラゴンにするなんて人間がドラゴンに化けるんじゃない。確かにあの魔力のない蛙が目の前でドラゴンになったんだ!
二人して呆気にとられる。後ろでは慌ただしくもあり声ではないが騒音のようなものが聞こえる。ドラゴンが消えたあと二人は呆然とするのを辞めが同時に頭が真っ白から様々ことが過っては消えまとまらない。
「もし入っていたならドラゴンになってたな」
「そんな馬鹿なことがありますか?」
「目の前で起きたじゃないか、解けないわけだぜ」
その時だ、後から誰かが叫ぶ。前だと?前だ前だと必死に叫ぶ。
城から土煙が凝視すると何かが近づいてくる!
「よけるぞ!」
黒いなにかが俺たちの目の前に着弾する。敵の攻撃?煙がはれ大きな岩の塊が、城の吹き飛んだ破片か?
「良く見てください」
ローランが指を指すそこには岩だと思っていた何かはドラゴンの首だった。蛙の首だ、やはりそうだ変身といえど死んだら魔法が解け蛙に戻るはずが死んでも戻らないとなると。
「冗談じゃないぞ…」
城からゆっくりと起き上がる何かを俺たちは見てしまったんだ。
「化け物め」
何度も途中で消えました。
遅れて申し訳ないです。




