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異世界駐留記(不幸で奇妙な物語)  作者: ふじひろ
反撃の英雄たち
106/135

帰りたくなったよー我が家に!!

「ねーねー開けてよー?悪いことしないよー聞こえてるんでしょー?開けてよー?」


檻をカンカンカンカン叩いても助けに来てくれないシュラたん。このままじゃあ目が覚めたコクテンさんにねじり殺されるって、出してよ~


「シュラたんシュラたん聞こえますか~檻の中は冷たいよ~お腹が冷えたら下痢するよ~」


「うるさいぞ」


船室の外から声が聞こえるの(涙)出してくれる気配はない。真っ暗な船室で悲痛な叫びをあげるも誰も取り合ってくれない…本当に命の危機なんだってばー!!コクテンさんが目覚めたらどうなるかわかんないのー!?


「コホン…えーシュラたんシュラたん聞こえますか~♪側に美しい女性がいるよ~襲わない自信なんてないよ~出してよ~」


バタンと開け放たれた船室の扉、コクテンさんの尻尾をかじる恐るべき生物!!逆光だがドラゴンの尻尾を食べるなんて奇行、シュラしかいない!俺だよ~セクハラなんてしてないよ~反省してるから出しておくれよ~(涙)


「食事中だ。黙ってろ(バンッ!)」


「…」


帰ってった…やだな~寒いな~(いじけ)だが安心してほしい、手荷物はそのままだ。グラムを振り回すことはできなが軽いものなら持てる。コクテンさんが目を覚ます前になんとかして脱出してみよう。


部屋を見渡して使えそうなものは何一つない。殺風景な部屋だな!!なんだがボロッちいし、急に老朽化が進みすぎだろ!!


「老朽化…まさかな」


ここで大脱出する方法を思い付く、シュラへの復讐もかねて行うつもりだ。さて、ここに簡単な調理道具一式がある。食材は悲しいことにないが…これでどうにかしてシュラを誘き寄せられないか?俺はシュラの食い意地に目をつけ出してもらうことを思い付いた。


「おーいミカサー」


ドドドドドド…


ふんっこんな罠にひっかかるなんてとんだ単細胞生物め!俺様の知能の方が上手に決まってる!!ほら扉破壊してシュラが入ってきたwぷりぷり怒ってるぞバカなやつめ!!


「先にゴングを鳴らしたのはそっちだぞ~!?」


「シュラたん、俺はね不当な扱いを受けてるのだよ君よりもっと不幸だよ。ちょっとは可哀想だとは思わないのか?」


「思わんな、思う存分女体を味わえる状況をこしらえてやったんだ。ありがたく受けとるんだな」


檻に覆い被さるようにして見下ろすシュラ、俺はあぐらかいて正面から見上げた。あの嫌み面ね、腹が立ってしょうがない。悪役だろどうみてもこの人、まったく俺を檻にいれるなんてどうかしてるぜ!


「ほら、そんなところがミカサだ」


「(ブチッ)なんだと?」


なにかが切れる音がした。たぶん頭の血管じゃね?

それか堪忍袋とやらの…腕力で檻を折り曲げて侵入してくる…はわわ!


「ミーカーサーに似ているだと?ほーう、ミカサはこんなことしないだろうなー?どこから食べてほしい?足からか?一思いに頭か!?」


「いや…別に今はたい焼きをどっちから食べるとか関係なくね?ちなみに俺は尻尾から…痛ててて!なんで首根っこ掴むの!!痛いよ~(涙)」


悪さしたどら猫のように後ろから首を掴まれて持ち上げられる…悲しいかな、シュラの高身長を前にしては流石の俺は無力…けっしてチビではないのにこんな屈辱的な姿…我慢できずにホトホトと涙を流す始末。高笑いしてポイっとコクテンさんの体に投げつけた。満足したのかシュラのやつは去っていったまたコクテンさんの尻尾を食べるのに忙しいのだろう。俺はいつ襲われるかわからないなか~っておい檻が壊れとるやないですか、シュラのアホは気づいてるのか?コクテンさんどうすんの?


ムク…


「ハウアッ!!」


後ろで何かが動いた…こういうときは振り向いては

いけない。振り向いたらそこにはお化けがいるのが

常だ。いつものパターンだ、それを今回コクテンさんに置き換えてみよう。ゆっくりと振り返るとそこには…ほら、コクテンさん。起きてる(笑)


「キャー!!」


……うーん。あれだな灼熱の砂漠でも、鳥肌は立つもんだ。きっとこの魔物は人を殺すことさえ飯食うくらいの簡単な作業にしか感じないだろう。…ケダモノっ!あなたはケダモノよっ!人の皮を被ったケダモノだわっ!つい先程まで半殺しにした相手が目の前にいるのだ。こういうときってドラゴンってどんな反応を示すんだろうね♪俺は生物としての本能からくる恐怖にガタガタと震え上がっていた。こ、怖いよ~(涙)


檻は壊れている。ゆえに俺は出られるよ?けどコクテンさんも出られるよ?檻の意味ってある?目の前には調理器具が一式…はっ!


「いや…これは別にあんたを食べようと思って用意してたんじゃないんだからねっ!これはそう…ぐ、偶然よ偶然!さっきまでシュラのやつがいたからこれで仕返ししようと思ってただけなんだから!勘違いしないでくれる!?自意識過剰すぎ!本当に迷惑なんだから…バカ…」


なにがバカなのかわかれないが急にツンデレになってこの場をやりきろうとする俺、もっと他になんかあったかと思われるがテンパり過ぎてツンツンし始めたようだ。照れ隠しで真っ赤になった顔を隠し内股の足をモジモジさせながら檻の外に脱出…そしてコクテンさんも何事もなく脱出…わぁー俺ってバカだね~(涙)


「なにも言うな…これは…そうだな…目覚めたんだよ…ツンデレにな…」


シリアスな雰囲気で何を口走ってるのか自分でもわかんなくなってきた。コクテンさんは…なにやら自分の服を千切って血を使いなにやら俺に伝えたいことがあるらしい。


「(また記憶喪失デてすカ?)」


デてすカ?どうやら字は苦手なようだな…だから目覚めたんだよ。コクテンさん、失ってない。


「またとは失礼な、少し緊張しているだけだ。なぜならさっきまで死闘を繰り広げた仲ではないか」


そしたらまたなにやら書き始める…なになに…


「(女王サマ、悩んでう。相談相手いない。私なにもできなうぃー)」


無視か?なんで俺の質問フル無視?俺は油断していいの?ダメなの?どっち?またもわからんやり取りが続く…


「なんで襲ってきたのですか?言葉わかりますー?わかるなら答えてよ」


「(女王サマ魔法で無理やりゆうこときかすの、逆らうと頭がいたい。女王サマ見張りされてるからもっと逆らえない。結婚無理やりーされてる。タスケテあげてよぅ)」


うん、解読しよう。ネフトのクソッたれは魔王から信用されてない。そりゃそうだわ、操られる前の魔王と一緒に俺と結託してたからな。そして結婚させられて?お飾り女王となったわけだ。命令はもっぱらもう一人が下してる…魔王の息がかかった部下かなんかだろう。助けてあげてとはな…だってさっきまで俺を襲ってきたんですよ~嫌だー!


「グロリアもコクテンさんも俺を虐めるから嫌だ。

ネフトも俺がいない間に結婚なんてしよって…恩を仇で返す君たちになんで俺が手を貸すんだよ…」


ちっ…これ以上何しろって?左腕の次は右腕も潰せってか?やなこった。コクテンさんは今度は次のように書き続けた。指を震わせながら書き終えるとそれを前に広げた。


「(ごべんなざい。たちけて)」


もう小学生以下の文章力だがコクテンさんの気持ちがよく現れてる一文だ。俺を半殺しにしていたぶった罪はグロリアの前で披露して責任とらすとしてこれは…コクテンさんは俺を殺す気がないってことだよね!!ヒャハー!!死なずにすむぜー!


「話は後でグロリアの前で話そう…グロリアは生きてる。俺が匿ってる、だからおとなしく付いてきてくれるか?」


頷くコクテンさん、よし!これで怯えることもない…これから別のやつに復讐しようか?ん?

急に暗礁に乗り上げたように大きく揺れて止まる…

見ている空間が…変化する。俺が老朽化していると思ったが…それが進行している…ボロボロで何十年も前に捨てられたように壊れている…


おそるおそる廊下に出る扉を開けるとさっきまでとは変わりボロボロの船内になっていた。あたらこちらの板が腐り、亡骸が転がる…これは…


「ゴーストシップ」


後ろから声がしたと思って振り返るとそこにはシュラが相変わらず気だるそうな表情で立っていた。この異変に気づき助けに来てくれたのか?よしよし、それならもっと素早く助けにこいよ。


「おかわりをもらおうときてみたらあの揺れがあってな…今は船も止まっているようだな。甲板に出てみるか」


おかわりって…これ以上コクテンさんのなにを食べるつもりなの!!ケダモノ!!コクテンさんを守りながら甲板に出てみるとさっきまで動いていたとは到底思えない。風化した亡骸が少々、散乱している。現在位置を把握してみようと見渡すとどうやら王家の谷の近くに力尽きるように船は止まっていた。


「なんだ?幻覚でも見ていたのか?」


「そのようだな…このご時世にまともに機能してるギルドがあるのか不思議だったが死んだことにも気づいてないゴーストが動かしてたとは…」


幻に肉付けされ生前と同じ動きをする船、乗組員も実は過去に死んだ仏さんだったってことか…シュラが操縦席でなにか見つけたようで叫んでいる。


「おーい、こっちだ!」


「んだよ…」


渋々行くと真新しい遺体が見つかった。傍らにはボウガン…ファラオは気づいてなかったのか…友達が反魂の術で乗り移った時にはもう死んでたって…

ファラオがさらわれた後もこうして俺たちを運んできてくれたんだ。もう安らかに眠ってくれ…そっと操縦席を離れて船から下りる。


「シュラ…船を燃やしてくれ」


「いいのか?」


「ああ…もう眠らしてやってくれ」


乾燥地だからよく燃える…あっとゆう間に炎は船を包み込み激しく燃える…女性だらけのハンターか…

記録を後で調べてみるか…


「良い腕だったぜ命の恩人だあんたは…あばよ、スナイパー…安らかに眠れ」


今だ燃え盛る砂上船を後にする。できれば燃え尽きるまで見届けるべきなのだろうがこちらも時間がない。王家の谷、ゲートに向かって歩きだす。














「なんか知ったような二人組が…カイドロとキグミントか…流石仕事がはやいことで…」


「おっせーぞ!!バカ野郎!!」


スフィンクスとは合流でき門を守る魔物を撃退…シュラが大打撃を与えていたお陰で手薄で魔王軍の援軍が到着するより早くゲートを奪還していた。


「スフィンクスはその後どうした?」


「オアシスに戻るってよ…面倒事になるまえにゲートくぐって破壊しとけとよ。ファラオとアヌビスはお前が助け出せって、丸投げしてきやがった」


「野郎はそんなやつだ。さて、帰るか」


「まてまてまて…その女は?敵だろ?」


「ちげーよ昔馴染みだ。くぐるぞ?」


ゲートをくぐり元の森へ戻れたゲートもちゃんと破壊してと…何日たったでしょう?来たときと同じ霧の深い朝!あの常に脱水症状だったあの地獄からやっとおさらばできるのですね!!


「それでは全員、解散!またのお越しをお待ちしております…」


「身重の女房がいるって言わなかったか?」


カイドロはこうして霧の奥へ消えていった…キグミントも霧に紛れてどこかへ去る…本当に不思議なやつだ。


「ユウ、今度も必ず誘え…いいな?」


「できればお前は呼びたくない…いえ、なんでもありませんです」


「ミカサより楽しい思い出を作る…拒否権はない」


風と共に去る…ケダモノ。辺りに静けさが残り血溜まりの中に俺は立っている…


「ゾンビ馬さえ食っていたとは…恐るべき生物だなシュラたんめ、さぁ前線基地もまた押しか返してるだろうし戻るか家に…」


「(グロリアがいますですか?)」


「そうだな、その前に前線基地にいくわ」


森の中を進んで数時間、前線基地に到着…登り坂を登っていると先の魔王率いる魔王軍との戦いでだろうか?戦没者を埋葬中のお嬢ちゃんに出会った。顔は土気色で元気がない。ここで後ろにいるのがドラゴンと言えばどうなるのか?期待で胸いっぱいだが黙っていることにした。


「今までどこに…」


「砂漠で魔王軍と衝突、ファラオ軍の援護に回って戦闘、他の仲間は怪我なく無事、家に帰した。詳しい情報は報告書にまとめとく。司令官は領主の館にいるのか?」


「この野郎!!」


胸ぐら掴まれる。教え子に…


「お前がちんたら砂漠に旅行中にこっちは何人死んだと思ってる!!」


殴り飛ばされた…コクテンさんに抱えあげられる。俺も自力で起き上がれるほど力は残されていない…


「お前のせいで…お前のせいで!!」


「それくらいにしてはどうです?人が死ぬ?今更なんですか子供じゃあるまいし」


「エル・ビレンツ…このさいだから言わせてもらうけど部隊殺しのあんたにはわからないでしょうね…

お前みたいな裏切り者にわかってほしくもないけど

残された者の気持ちなんてねぇ!!」


後から仲裁に現れた白髪の騎士に火の粉が降りかかる。よからぬ方向にお嬢ちゃんの怒りの矛先が向いた!?お嬢ちゃんがエルにくってかかる…止めてくれよ俺は立っているたけでい一杯なのによ!!

殺気を放って場を静める。誰も彼も一言も発しないいや?言えなくした。これであの女狐にも俺の帰還が知れたことでしょう。報告書に行くつもりなかったのに。そのまま帰るつもりだったのに。


「それくらいにしたらどうだ?俺がいたら被害は少なくすんだ、お嬢ちゃんはそう言いたいんだな?」


「今更なに!!死んだやつは帰ってこない!!」


「俺が本気のやつと戦ってれば全員死んでた。魔王はミカサを連れてた。正面から戦ってれば全員死んでた。シュラのお陰で今回は運よく退いてくれただけだ。別に言いたいことがあるならぶちまけて構わない、生きてないとそんなことも言えなくなっちまうもんな」


ノームに頼み地面を掘り返させ、遺体をイフリートで火葬してから埋葬する。この間数秒で終わった。

数十人はいたと思う。


「俺がお前と出会うまではよ、この作業が3日になっても終わらなかった。泣き叫ぶやつもいなかったよ、そんな戦いもあったんだ。毎日剣振るって死体燃やして埋める。国一つが丸ごと墓場になった話はしたか?」


もう誰もなにも言わない、魔王軍が各地を進行していたときはこんなもんじゃなかった。味方が敵になる。災厄の戦場だった。


「これが戦争なんだ」


コクテンさんを連れて領主の館に向かう。追ってくる者も口をはさむ者もいなかった。領主の館に着くとコクテンさんを入り口に待たせて報告を済ませる

簡潔に失敗だったと。女王ファラオは遺骸ごと多数の部下と共に連れ去られた。魔王軍に人間は今回は負けた。敗北でしたとそう報告を締めくくった。


「それで~今回の現場の責任者として他になにか残すことは?弁解でもすれば~?」


くすくすと笑いながら嫌みな女は俺を逃がさない。

弱味に付け入るつもりだろうが俺はそれ以上でも以下もなく各自ベストを尽くした、当然責任追及があれば甘んじて俺が受けると。


「いいえ、あなたが「責任」を認識しているなら私としては不問にしてもよろしいと思うのですが皆さまはどう思いますか~?」


辺りを見渡す…もちろんあれはフリだ。あの女の言葉に意見するやつなんていない。どれも形式に乗っ取ったフリ、マニュアルはあの女の言葉だ。会議はこう締結した。


「これからも~私たち「人類」の平和のためにもどうかご尽力願いますわ~ゆ・う・しゃ・さ・ま♪

ふふふふふふふ…そうですね、責任とは言えませんが付け足すならば…」


「あなたが勝手しなければ助かった命もあったことを「忘れない」ことでしょうか?ね、皆さま!!」


あ~ダメだ。完全にあの女の空気だ、国とりの成果をここで発揮されるとは。でもな、国は落とせても俺は落ちない。


「忘れっぽいというよりストレス性の記憶喪失なので安静させてください。戦闘とかストレスになるのでしばらく休暇しますね?あとなにか?俺がいなければ死んだやつがいただって?俺のことをかいかぶりすぎ…言い換えるならそこまで犠牲をだすほど無能な司令官がいたってことですかね?」


俺はこのくだらん演説会を締め切って家に帰りたいのだが?ファラオの捜索の話にもならなかったし、これ以上あいつの独論会に時間をとらせるべきではなく終わらせるべき。


「恥をしれ!」「売国奴!!」「勇者の風上にも置けん奴だ!!」はいはい、罵ってくれてありがとうさん…これほど元気ならまだまだお迎えはこないてしょう。

俺は耳を塞ぎながら会議室を抜け出した。なおもあの女はイスに座ったまま…にやにやとこちらを見透かしたように見ていた。お察しの通り…弱ってますよ。ボディーブローは効いてますよ!


「食えない男…報告は正確にね」


「なにがです?」


「ドラゴンとの戦闘で相手は死亡…捕虜にしたのではなくって?」


「千里眼かよ…」


「付き合いの長さ…でしょうかしら?」


お見通しか…俺の性格を知り尽くしてるって訳じゃないが見当はついてるか…


「お暇もらいますよ」


「ならついでに私ももらって?疲れちゃったの~久しぶりに欲しくなっちゃったの…いいわよね?」


勘違いするからやめろ、お稲荷さんだろ?少しは我慢を覚えるんだな!今の俺みたいに!


「司令官殿、それでは失礼します。疲れたのなら慰める男でも探せばー回りに好みの年下のご年配の方がこんなにもいらっしゃるのだから。精力剤の材料なら揃えて差し上げますよ?」


こうして領主の館から逃げ出す。コクテンさんを連れて帰省の身支度をしているとき…ふいに人の気配を感じて振り向く。


「お嬢ちゃん、どうした?俺にまだなにか用事か?

見ての通り忙しいんだが?」


「その女の人が気になったから来てみただけ」


「へっ…昔馴染みだって言わなかったか?」


「そう、なぜ急に昔馴染みを連れてきたか聞いてるのだけど?」


「責任とるの」


「責任…んんんんん!?」


顔を真っ赤にして逃げてった。勘違いしてらっしゃるのね?大丈夫、俺はまだ女を知らない体…童貞バンザイ♪


「近い内に戻るわ~聞こえてるかな?さぁコクテンさん、行こっか」


我が家に帰省する!

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