表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異端者たち  作者: 韋駄天
2/2

マイネーム

どれくらい時間がたっただろう。


俺は学校の寮、つまるところの自分の部屋のベッドで天井を仰ぎ見る体で目を覚ました。


鳥の鳴き声と窓から光が差し込んでいるあたり、朝なのだろうが、いかんせん先日のこともあいまいにしか覚えていない。


「ハゲに追われていたんだっけか」


記憶に整理をつけようと試みたが眠気が邪魔をする。


あきらめよう。


さて、ここで皆さん疑問に思っていることであろうが、なぜ俺が自分のベットで寝ているかということだ。


あいにく俺は病院で夢遊病の宣告は受けていない、よって意識ないままに自分のベッドに倒れこむことなどできないのだ。


よって、この疑問点をいつものことだと俺は察することができる。


時間が時間なので、学校への身支度をして寮の階段をゆっくりと降りホールへ向かうと案の定、俺を運んだ人物がそこにいた。


長い黒髪をなびかせ委員長のようなきりっとした印象をあたえる容姿から寸分の狂いもない性格。


西條結がそこにいた。


いや、待ち構えていたというべきか。俺が何か厄介ごとを起こすたびにこのパターンが定着してしまっているから俺も予想はしていた。


西條はこちらに気付くと、どしどしと音を立てて歩いてきた。


「おい、お前私に言うことはないか?」


えらそうな口調で突っかかるように言ってくるが、お世話になっている分俺はこいつに頭が上がらない。


「ありがとうございます西條様」


「まったくお前は建物の屋上で雷に打たれて1日もたっていないというのに元気そうだな」


「いやいや、さすがにどうにもなってないわけないだろ、まだ舌が少しピリピリするっての」


そういうと西條はあきれたように肩を落とした。


「いったい何がどうなってあんなところで倒れてたんだ?」


「俺も正確には覚えてないんだけどよ、ハゲから逃げてたんだよ、」


「それで?」


「ハゲの雷魔法くらってきづいたらベッドの上だ」


そう説明するとあきれたのか、西條は溜息を吐いた。


「まったく訳の分からない理由で厄介ごとに巻き込まれるのはやめてくれ、学生治安部として個人的にお前はマークさせてもらっているが、こうあっちこっちでやってくれると忙しくてかなわんからな、大体お前はいつも、、、、」


どうやら説教が始まるようだ。


「とりあえず学校に遅刻するからいこうぜ、どうせいつものことなんだからよ」


これ以上小言に付き合うのはまっぴらごめんだ。


俺は西條の言葉を遮り、逃げるように学校へとはしりだした。


後ろから声がする「待て!まだ話は終わってないぞ千堂!」と

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ