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第30話 心の水晶
「…。」
現在異世界課の部屋には畳(2畳分)が持ち込まれ、そこで黒川さんがよくゴロゴロしてる。
「ちょっと黒川さん…。流石に向こうのアイテムを散らかしっぱなしにしないで下さいよ…。」
黒川さんが畳の上で異世界のアイテムに囲まれ、お菓子とジュースを横に置きながら目の魔導書を読んでる。
「まぁまぁそんな目くじら立てずに仲良くやろうよ。」
「そもそも課長が黒川さんに甘いから、畳まで部屋に敷かれちゃうんですよ!」
珍しく佐藤が怒っていると、黒川さんが丸い水晶を佐藤の目の前に差し出した。
「…なんですか?」
すると水晶の中に異世界課の3人が楽しく談笑している映像が映し出された。
「この映像は?」
「これは心の水晶だね。持ってる人の心で思ったことを映像にして見せてくれるんだよ。今、黒川さんは異世界課が楽しいと思ってくれてるんだね…。」
「黒川さん…。」
少し感動しそうになっているとみるみる内に映像が変わっていった…。
そこには、佐藤が異世界のアイテムでひどい目にあっている映像がダイジェストで流れていた…。
「…とりあえず、今ある向こうのものは没収します!」
「駄目…!」
黒川さんは必死に異世界のアイテムを隠そうとしたが、佐藤に没収された。
佐藤は最近では黒川さんに少し強く出れるようになっていた。




