第1話 ようこそ異世界課へ!
佐藤 太郎キングカンパニー入社3年目 営業課
佐藤がパソコンに向かって仕事をしていると突然光に包まれた。
目を開けると目の前には円卓と如何にもな王様が。
王様が口を開く
「異世界についてどういったイメージがあるかね?」
「異世界?あれですよねライトノベルでよく魔法とか剣の世界でモンスターとかいる感じですよね。」
沈黙のあと王様が高らかに宣言した!
「…合格!異世界へ異動!」
「えっ?!これって異世界転生?!ひゃっほー」
再び光に包まれ目を開けるとそこは普通のオフィスの一室だった。
「あれ?異世界は?」
佐藤が戸惑っていると奥に座っていた女性が近づいてきた。
黒い眼鏡に黒髪ショートの女性だ。
「あなたが本社からお話があった人ですね。
私は黒川 瞳。
異世界課へようこそ。」
「…異世界課?」
「そうです。
わが社は表向きは海外資本と言っていますが、実は異世界資本の会社なのです。
こちらの世界に支社を出すのが初だったので、日本の企業のやり方にならってスタートしました。
近年、経営が安定してきたので本社(異世界)の色を日本支社に反映しようと新しく作られたのがこの異世界課です。」
「…。これ異世界転生じゃなくて単なる部署異動だ!」
佐藤は普通にがっかりした。
「そろそろ課長がくる時間ですね。」
ちょうど部屋の扉が開いてガチャガチャと全身フルアーマーの大柄の男が入ってきた。
「おはよー黒川さん。ん?君が佐藤くんかな?
私は課長のゲイルだ。今日からよろしく!」
「よろしくお願いします…。課長はなぜ鎧を着てるんですか?」
当然の疑問だった。
「気になるかい?私は異世界出身でね。
仕事の時は鎧じゃないと安心できないんだよ。
まぁこれぐらいで驚いてるようじゃ、これから大変かもね!はははは」
フルアーマーの課長は序の口らしい。
この日から異世界課での佐藤の受難が始まった…。




