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はじまり
振り返ると、ちゃんと生きていたのか分からない二十年でした。
忘れたことも、思い出したくないこともあります。
それでも、書かずに通り過ぎたくない時間がありました。
この物語は、その欠片を集めたものです。
私がこの世界に降り立ったのは正解だったのか。
今になるとそれすらも疑うほどの20年間でした。
私には父、母、姉がいる普通の家庭に産まれ何不自由なく生活をしていた。
小学生になり7歳離れた弟が誕生した。
この頃は心が踊るほど嬉しかった。
私もお姉ちゃんになるんだと張り切っていたのを今も覚えている。
ただ、複雑な気持ちでいっぱいになる日もくるのだった。
中学生になった時の事だった。
姉と同じ担任になった私は
"お姉ちゃんはお勉強できたのに"
"お姉ちゃんとは違うね"
と比べられるようになった。
その頃の私は、誰の言葉も素直に受け取れなくなっていた。
読んでいただき、ありがとうございました。
当時の私は、比べられる理由も、
反抗してしまう自分も分かっていませんでした。
続きでは、その頃の自分をもう少し掘り下げます。




