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あとがき

 読んでいただき誠にありがとうございます。


 この小説は2025年の新人賞に向けて書き、どうにか間に合って応募できたものの、普通に最初の選考で落ちたものです。


 しょうがないのでネットの海に漂流させようとココに投稿し始めて、その頃になって新人賞の評価シートが届いたのだが、内容は「応募要項違反による失格」だった。どういうことなんだ。


 直して再提出の憂き目にあったが、ともあれ投稿の方は一段落ついて何より。日次更新とかこいてて後半は全然できていなかった。子供が産まれたばっかだからしょうがないね。すみません。



 この作品で書きたかったことは主に二つあって、一つ目は強さによるランク付け設定だった。


 『テラフォーマーズ』のマーズ・ランキングとか『ワンパンマン』のヒーローランクみたいな設定が好きなので、自分も書いてみようと思った。


 しかし考えているうちに他の設定や要素が加わりだした結果、能力のランクという設定はほとんど脇に追いやられてしまい、結局本編のサブ的な要素にしかならなかった。


 ランクを主体においても話は進まないし、難しいもんだなあと思った次第。


 二つ目は『無敵の人』(パーフェクト)という催眠だが洗脳だかの能力で、この設定だけ七、八年前くらいに考えていて、それをずっとほっといていたのがこの作品でようやく実体にさせることができた。


 これも最初は、男性のキャラが能力者として考えていたのだが、書いているうちに女性になった。難しいもんだなあと思った次第。


 しかしこういうような、ずいぶん昔に想像したキャラや設定を、それを自分の頭の中のものだけで終わらせずにどうにかして何らかの形にできた時、その成果物が成功したか否かに関わらず、ああ成仏させられたなという、えも言われぬ安堵感のようなものを覚えることができる。


 それが話を書いてて良かったことの一つな気がする。他に良かったことはそんなに無い。アホほど時間が掛かるし。



 まだ投稿していない小説もいくつかあるので、またいつか投稿します。


 改めて読んでいただきありがとうございました。

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