【設定】-キャラクター その①
○キャラクター設定
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高下裕人
【人物』
高校一年生。身長は百七十センチくらい。痩せ型。ショートウルフ気味の短髪。
何事も良い方向に受け止めるべき・考えるべきという思考で日々を過ごすようにしている。
また内から自然に湧き出た欲求は、極力叶えてみたいという願望も持っており、自警会に参加したのも何となくやってみたいという気持ちが湧いたため。決して軽薄ではなく、一度取り組んだことは割とストイックに努力し続ける。
授かった能力については「手に入れてラッキー」くらいの感覚のため、これを使って何かをするという野望はまるでない。他人に隠す気もなく気ままに使用している。『開示型』の能力者。
【能力】
①『素晴らしき善意』
半径十メートル以内にある自身の所有物を手元に移動できる。また手に持っている所有物を半径十メートル以内に移動できる。所有物であるかどうかは高下の認識しだいであり、高下的には校内の備品は全て所有物である。
授業中に文房具をコソッと貸す時などに使えて便利な能力。もともと『素晴らしく便利』とクラスメイト達から名付けられていたが、本人の希望があって『素晴らしき善意』に変更された。名付け親は友人の光山。
総合ランク三百十七位。在校ランク六十八位。(登録時点)
②『致命拳』
拳で殴ったものに致命的なダメージを与える。陶器やガラス製なら砕け、木製や石などは粉砕できる。人体の場合、触れた箇所を骨折させる程度のダメージになる。触れた箇所にしかダメージは入らないため、相手を昏倒させるためには殴る箇所に注意が必要。
発動後は、次に発動するまで五秒ほどのクールタイムが必要になる。
また高下の場合『借り物』の能力のためか発動の意思から実際に発動するまでに一、二秒の遅延が発生している。
総合ランク不明。在校ランク不明。
※
空見回里
【人物】
高校二年生。身長百五十七センチくらい。長髪。痩せ型。顔は良いが不機嫌そうな表情をしている時が多い。
入学後、授かった能力を何気なく使用していたところ、当時二年生だった大山寺に声をかけられ自警会にスカウトされた。以降は部活や委員会には入らず、自警会の活動に没頭している。クラスメイト達に自警会の活動内容はほぼ話さないため、結果的に「何をしているか分からない人」という印象を持たれがちで友人がほとんどいない。
『非開示型』の能力者だが、一人で居る時にたまに能力を使って空中浮遊を楽しんだりしている。
【能力】
『逆さまの空』
自身および触れているものが受けている重力を調整できる。調整できるのは重力の強弱、およびその方向。
重力は最低でゼロGにすることもでき、その際には無重力となる。また方向を変えることで、落下と同じスピードで高速移動できる。
総合ランク十三位。在校ランク六位。




