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【設定】-能力について

○能力について



 神代高校の新入生のうち、毎年何割かの生徒に『能力』が与えられる。

 能力は生徒によって内容が全く変わるが、おおむね以下の系統に分けることができる。


・物質系

 既存の物質に何らかの効果を与える能力。この系統の能力を持つ能力者は多い。


・身体系

 自身の身体に何らかの効果を与える能力。


・具象系

 能力による独自の物質を生み出す能力。希少な系統。


・精神系

 他者の精神に何らかの効果を与える能力。最も希少な系統。

 能力を使用するための制約や条件が難しい傾向にある。



 能力者が自身の能力を他人に説明するかどうかは、当然その者自身の判断に委ねられる。

 自警会ではおおまかに判断の傾向を三つに分けて名称を付けている。


・開示型

 自身の能力の全容を他人に話している能力者。

 警戒心の無い、おひとよしな能力者はこのタイプになりがち。

 他人に危害を加えにくい能力だから話せるという面もある。攻撃的な能力を持つ能力者は、警戒されることを嫌って非開示型になることが多い。


・非開示型

 能力者であることは他人に説明しているが、その内容までは話していない能力者。

 しかし親しい人間にだけ説明している場合も多々ある。

 三つの傾向の中では、非開示型の能力者が最も多い。


・秘匿型

 能力者であることさえ他人に明かしていない能力者。

 非能力者であるように振る舞っているため、能力者であることを特定することは困難。

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