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どらむぢよん  作者: ジョゼ
7/32

sollen












すべては止まっている と お前は吐いた

異常なほどにまで高まる矯激だけが流説している と

有象無象に埋まってゆくことがすでにわたしのお仕着せである と




果たしてそういうことなのだろうか

希望や信じる心などあまりにも一般的な言葉では云わないけれど

少なくともいささか退路を有していたがやはり自らを欺瞞しているだけに過ぎないのではないのか




堂々巡りなのである 精神がいつまでも と お前は呟いた

具眼と見栄を張り義軍でありたいと願いしかし結局のところは灰燼でしかないのだ と

アイデンティティと調子づいて何もかもを被けてきた結果なのだ と




拗けていることは認めよう

しかしだからといって落はんを続けてはならないのだ

恩愛が微塵も無い訳ではないはずだ




夜明けなど来なければ良い と お前は叫んだ

ばかばかしい自己に慄然とする 成るはずも無い豁然を夢見ている と

多分いまでもわたしはとち狂った刹那主義者であるだろう と




もしわたしが全力で反撃したとしてお前は血を流すだろうか

この広い満天下でお前はわたしを大きく支配している

異存と依存で出来たお前をわたしは打ちのめすことが出来るだろうか




また然らぬ体をするのだろうな と お前は囁いた

躊躇はわたしを毒で充塞する事の邪魔ばかりするのだ と

一生このままで良い 下らない瑕疵をわたしは愛しくおもうから と

疎ましく感じる自己も他もそれすらが心地良いのだ と

徒浪あだなみを引きずっていつまでも結ぼれていよう と

それでわたしは大満足である と






















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