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どらむぢよん  作者: ジョゼ
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いしき









起きているとはっきり自覚していても


目に何かビニールでもかぶさっているように


ふやふやとなる意識がある


まばたきの速度も落ちて


時計だけが恨めしいのだ


音の無いうつろな場所を僕は知っている


幾重にも閉ざされた深海のような意識


外から聴こえるラジオがかろうじて


目を開けさせている


僕はもしかして眠っているのだろうか


自覚ってなんだろう


つまりは自分しかわからないこと


字を書く速度もどんどん落ちて


自分でいま書いていた文字すらぼやけてゆく


飛行機の大きな音がして外を見た


さっきまで晴れていたのに


今はまるで僕の意識のようだった

















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