表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どらむぢよん  作者: ジョゼ
31/32

わたしは眠っているかしら。











歩き出した夜にみんなの顔が浮かぶわ

どんなに呼ばれてももう振り向きはしない

導かれるままに扉の向こう側まで

誰にでもあるはずの明日が恐ろしくても

すれ違う光を手を伸ばしてつかまえる



きっといつかおおきなちからとなって

だれかにふりそそぐでしょう

はなびらのように優しく音も無く

囁くように静かにひたすらに



頂いたすべてを肌で受けた

そのときわたしは眠っているかしら。







今ならば解るわわたしの産まれた意味が

わたしには待っている優しいあの部屋がある

もう疲れたなんて言いたくないの

誰にでもあるはずの昨日よりもっと良いせかいへ

避けられぬ言葉を受け入れて抱き寄せる



きっといつかおおきなちからとなって

あなたにふりそそぐでしょう

内から芯となりつよくあるがままに

まえを向くよう静かに背を押して



よみがえるなにかを脳で呼んだ

そのときわたしは眠っているかしら。




落としたら割れてしまうような

そんな繊細な居場所に隠れて眠っているのかしら。













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ