短いどらむぢよんⅢ
疲れ果てたなんて言わないでおくれ
廃屋に横たわった肉体に
閉じた瞼を、なぜ、かたくなに
諦めたなんて言わないでおくれ
爪を立てたその皮膚が例えば
絶対の否定を証明しても
突き詰めて考えたとき
ああもういやっておもう
シグナルかもしれない。
問い詰められてひるんだとき
ああもういいやっておもう
何かが咲いているのかもしれない。
避けようの無い痛み
毒はまわる今日も
血液を出し切ろうが
脳をたたきつけようが
呼吸器官を潰そうが
結果は同じ
それすらも自由な選択
死ぬ意味も生きる意味もわからないのなら
何処に居たって同じじゃないのか?