表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘つきな彼女  作者: 朱音
1/6

プロローグ


ここは栗原学園(くりはらがくえん)



都内でもわりかし有名な全寮制の進学校である。




ここは初等部から高等部までのエスカレーター式で、大抵の人は初等部からここで育っている。


そのせいか、大体の人は家族のように仲がいい。



――――――ただ1人、赤坂(あかさか) 飛鳥(あすか)を除いて。






赤坂飛鳥も初等部からこの学園にいる1人だが、まともな人間は(・・・・・・・)誰1人として彼女に近づかない。



誰も話しかけないし、誰も一緒にいない。



別に、学園のみんなが彼女をシカトしていじめている、というわけではない。



みんなが彼女に近づかない理由として、彼女が極度の嘘つき(・・・・・・)だ、ということが挙げられる。




言葉の通り、彼女はいくらでも嘘をつく。


宿題の量や、次のテスト範囲、校長の桂疑惑…。



彼女の嘘は時に笑えるものや笑えないもの、泣きたくなるようなものまで様々だった。



しかし、彼女の悪いところはそれだけじゃあない。


喋ることのすべてが嘘(・・・・・)なら、みんなも混乱しないだろう。


それを信じなけれないいのだから。



だが、彼女は時に嘘をつき、時に真実を話す。


だからこそ、みんな混乱するのだ。





そんな彼女は、大変な有名人である。


嘘つきだから有名人、ということではない。



彼女は有名な名探偵(めいたんてい)……否、謎探偵(・・・)である。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ